今週の10曲

今週の10曲(2011/10/30付)

今週よく聴いていた曲や初聴きした曲、新たに知ったアーティストを紹介します。
最近知った気になるアーティストや最近買ったアルバムのお気に入り曲など。



Avalanche City - "Love Love Love"
ニュージーランド出身のソロ・ユニット。この曲は今年ニュージーランドのクライストチャーチで起きた大震災に見舞われた人の心を癒し、ニュージーランドのシングルチャートで1位を獲得。フォーキーでアップリフティングなポップナンバーに仕上がっています。国内盤は11月9日にリリース予定。PVのアニメーションも素敵。





Summer Camp - "I Want You"
いよいよリリースされるローファイ・エレポップ・デュオのデビュー・フルアルバム。ダサさスレスレのモロ80'sな音に、その時代の女性ポップシンガーみたいな声が加わり、レトロだけど新しく、キャッチーだけどどこかパンク精神も感じられる音に。





Russian Red - "I Hate You But I Love You"
スペイン出身のシンガーソングライター。めちゃくちゃかわいいです。あまりのかわいさに、今までアイドル的な人かと思いスルーしていましたが、ちょっとアンニュイな声とシアトリカルなアコースティック・サウンドは個人的にどストライクでした。FeistやRegina Spektor好きな人にもオススメ。なお本作はトニー・ドゥーガン(ベルセバなどでおなじみ)をプロデューサーに迎え、グラスゴーでレコーディングされたとのこと。





Cloud Nothings - "Wasted Days"
もはやソロなのかバンドなのかよくわからないですが、今年2月にデビューアルバムをリリースしたばかりなのに早くも来年1月24日にセカンド「Attack On Memory」をリリース。なんとSteve Albiniがレコーディングという情報。こちらはそのアルバムの予告トレイラーです。かなりパンキッシュな作品に仕上がってそう。





David Lynch - "Pinky's Dream"
「ツイン・ピークス」などで有名な映画監督、65歳にしてミュージシャンとしてデビュー。さきのEP「Good Day Today / I Know」でも高い評価を得ましたが、アルバムはより多彩な音で、壮大かつダークな世界観を描き出している模様。アルバムは11月2日リリース、先行シングルであるこの曲はYeah Yeah Yeahsのカレン・Oがボーカルで参加。





Summer Twins - "The More I Think of You"
カリフォルニア出身のオシャレ美人姉妹ユニット。Vivian GirlsやBest Coast好きにオススメなロマンティック・ポップ。アルバムは国内盤が11月9日にリリース。それにしてもこのPV、冒頭の「アー!!」という悲鳴がウケます。





Seekae - "3"
朝霧JAMにも出演したオーストラリアの3人組エレクトロニカ・ユニット。エレクトロニカ、ポストロック、アンビエント、ダブステップ、ヒップホップを縦横無尽に操るサウンドはかなり独創的。





Clubfeet - "Edge of Extremes"
Hot ChipミーツCut Copyと評されるエレクトロポップ・バンド。昨年リリースのアルバム「Gold On Gold」はかなりよかったです。





Lana Del Rey - "Video Games (live on Jools Holland, Oct.11, 2011)"
音楽ニュースサイトでこの人の名前を見ない日はないというほどに今最も旬な女性シンガー。TVショー出演時の映像をどうぞ。それにしてもスーパーモデルかトップ女優並みの美貌です。これで歌声も素敵とは。デビューアルバムは来年1月の予定。





Girls - "Broken Dreams Club"
先日来日公演が大盛況だった彼ら。今回のライブを観て、昨年リリースのEPを再評価しました。





Ray Charles - "Mess Around"
最近彼のベスト盤を買ったのですが、やはりこのパワーに満ちた歌とサウンドは素晴らしい。バラードやジャズナンバーもいいけど、こんなロックンロールな曲も好きです。この映像はホーン隊も加わり完璧な演奏、そして観客の盛り上がり方がすごい。





ジャケが音をまんま表しています。

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フリートーク

立体的な音の求道者―デイヴ・フリッドマンという魔法

※少し長いですが、しばしお付き合いください。


アーティストが作品を作るにあたって、第三者的な意見を与えるとともに、作品全体のコンセプトや音の作り方まで多大な影響を与えるプロデューサーという存在。そんな中でも名プロデューサーと呼ばれる人たちは、そのアーティストがそれまで持っていたイメージを大きく変えさせながらも、その作品をメディアからもリスナーからも高い評価が得られるようにすることができる。新しいファンも獲得させつつ、古いファンも納得させることができるのが名プロデューサーとしての素質なのです。


ここ日本においては、プロデューサーはさほど重要視されていません(というよりも、プロデューサーが楽曲を売るための商品プロデュースの担当者として存在していたりもする)。しかし欧米では、アーティストの本質を引き出しながらも新しい要素を加え、作品に高い評価とセールスを与えた偉大なプロデューサーがたくさんいます。古いところではビートルズを手掛けたジョージ・マーティン、「ウォール・オブ・サウンド」を確立したフィル・スペクター(殺人容疑で収監中)、80年代はファクトリー・レーベルのマーティン・ハネット、90年代以降ではNirvanaの「Nevermind」を手掛けたブッチ・ヴィグ、リック・ルービン、フラッド、リック・オケイセク(The Cars)、スウェディッシュ・ポップのトーレ・ヨハンソン、2000年代以降だとThe Horrorsを華麗に変身させたジェフ・バーロウ(Portishead)、Phoenixをグラミー受賞バンドに導いた功労者フィリップ・ズダール(Cassius)、M.I.A.を発掘したディプロ、何世代にも亘って名盤を手掛けるブライアン・イーノ、あるいはDFAのように複数からなるプロデューサー・チームもあります。


そんな中でもここ20年間で最も重要なプロデューサーと言えるのが、本稿の主役デイヴ・フリッドマンだと思います。これにはもちろん、異論を唱える人が現れてもおかしくはないけど、自分なりに彼の功績をまとめたのでぜひ紹介したいと思います。



■1.キャリア黎明期

まずは彼のキャリアをざっと振り返ってみましょう。

デイヴ・フリッドマン(Dave Fridmann、以下フリッドマンと表記)はアメリカのバンド、Mercury Revのベーシストとして80年代中頃からそのキャリアをスタートさせました。

初期のMercury Revは、Galaxy 500、Sonic Youthなどからの影響を感じさせるようなノイジーかつサイケデリックなプログレ・ガレージ・サウンドを奏で、USインディシーンではカルト的な人気を誇っていました。フリッドマンはやがて自身のMercury Revのプロデューサーとして作品を手掛ける他、Mercury Revとも密接な関係にあり、同じくUSインディで人気を獲得しつつあったThe Flaming Lips(以下リップス)にもプロデューサーとして深く関わることになります。この辺はおそらく、USインディシーンの典型的な姿勢としてのD.I.Y.精神のあらわれで、低予算で抑えるために内輪でプロデューサーをというスタンスだったのでしょう。

彼の最初のプロデュース作品である1990年のリップス「In A Priest Driven Ambulance」から98年のMercury Rev「Deserter's Songs」まで、1作(Verbenaの「Souls For Sale」)を除いた8作品が全てこの2バンドのプロデュースでした。

つまりこの時までは、自分のバンドと仲良しのバンドのみで実績を作っていた、割と平凡なプロデューサーだったのです。



■2.「フリッドマン・サウンド」はいかにして発明されたのか

では、彼はどうやって今のような「フリッドマン・サウンド」、つまりダイナミックなドラム、壮大なオーケストレーション、空間を意識した広がりのあるエフェクト、緻密なサウンドテクスチャーの配置などを発明していったのでしょうか?

彼の作り出すサウンドが大きく変貌した作品があります。

彼は97年に米ニューヨーク州のフレドニアの森の中に、自身のスタジオTarbox Road Studioを作りました。このスタジオでの初仕事となったのがリップスの8作目「Zaireeka」('97年)です。

「Zaireeka」はそのユニークな発想で世界中の音楽メディアやファンの度肝を抜きました。なぜならそれは、4枚のCDを同時に再生することで、初めて1つの作品が完成されるというものだったからです。今でこそ、それなりの知識があれば誰でも簡単に、PCで4つの音楽ファイルを再生することはできますが、この時代はなかなか大変なことだったのです。CDプレーヤーとスピーカーを4セット持ち寄って同時に再生ボタンを押すわけですから。

それはさておき、バンドサウンドを4枚のCD、つまり4つのトラックに分けることで、自然と1つのトラックに詰め込む音が増えます(1枚のCDだけで聴いても、それなりに聴き応えのあるサウンドにするため)。また、ギターやベースやボーカルに邪魔されない、ドラムスの一つ一つの音質やバランスが非常に重要になってきます。

さらに、4枚のCDを同時再生したときに、各ディスクの音がバランスよく鳴るように、音のイコライジングやパン(左右どちらのスピーカーから音が出るか)など、空間的な音の配置を徹底的に研究していくようになります。

おそらく彼は、この作品をプロデュースしていく過程の中で、先述のような「フリッドマン・サウンド」を体得していったのだと考えられます。



■3.魔法をかけられたバンドたち

「Zaireeka」により独自のスタイルを身に付けた彼が次に取り掛かったのがMercury Revの4作目「Deserter's Songs」('98年)で、本作は同年のNMEの年間最優秀アルバムに選ばれ、US・UKともに人気を博すことになります。

彼のキャリアを決定付ける最初の代表作となったこのアルバムは、ガラスのような繊細な歌声、高揚感に満ちたメロディ、ダイナミックなオーケストラサウンドによって、まるで満天の星空のような美しさを持った作品でした。

このアルバムの特徴を最も如実に表したのが、ビデオをアントン・コービン(ジョイ・ディヴィジョンの映画「Control」や、Depeche Mode、Nirvana、U2などのPVの監督として有名)が監督したこのシングルです。音楽も映像も、ひたすら美しいのです。



Mercury Rev - "Opus 40"




「Deserter's Songs」の評価のポイントは、そのサウンドでした。Mercury Revをノイジーなサイケバンドからドリーミーでシンフォニックなバンドへと生まれ変わらせた彼の手腕は多くのミュージシャンを虜にし、やがてプロデュース依頼が急増。以降99年はMogwai、Elf Power、Wheatといったインディーバンドのプロデュースを立て続けに手掛けます。

特にMogwaiはセカンド「Come On Die Young」において、それまで彼らが持っていた静と動のコントラスト、凶暴なフィードバック・ノイズという武器はそのままに、そこにメロディや展開の美しさを強化することに成功しました。また、Wheatはそれまでほぼ無名なバンドでしたが、まるで草原の中を駆け抜けていくような柔らかなメロディと爽やかなギターのアルペジオ、時々エキセントリックでノイジーなドラム・ビートにより、無機質さとハンドメイド感が非常にバランスのよい良作「Hope And Adams」を生み出します。

これらのバンドはみな、元々持っていた個性を失うことなく、従来の表現に幅を持たせたり、音や曲のバリエーションを増やすことに成功しました。まさにフリッドマンの魔法にかけられたかのように華麗に変身していったのです。

さらに翌年、99年になり彼が手掛けたのは再びリップスの新作。前作での実験が見事に結実し、世紀の名盤が誕生することになります。インディー時代も含めた通算9作目、「The Soft Bulletin」は、海外メディアで大絶賛され、こちらもNMEの年間最優秀賞を射止めました。

リップスの場合は、フリッドマンによって急激な変化がもたらされたわけではありませんが、グランジィでローファイなノイズ・ジャンクバンドだった初期から、フリッドマンのプロデュースによって作品ごとに徐々にシンフォニックなサイケデリックバンドへと変貌を遂げていきました。

このアルバムを特徴づけているのは、やはりダイナミックでエフェクトたっぷりのドラム・サウンド、さらに打ち込みのビート、シンフォニックなオーケストラ・サウンド、鈴虫の羽音などのSE、各パートにかけられたショート・ディレイやリヴァーブなどのエフェクト類であり、とりわけオープニングを飾る「Race For The Prize」のイントロのドラム音に打ちのめされた人も多いはず。



The Flaming Lips - "Race For The Prize"




「Deserter's Songs」と「The Soft Bulletin」、世界的な成功を収めたこの2作品により、彼はプロデューサーとして世界中のミュージシャンからのラブコールを受けることになりました。



■4.爆発するドラムビート

フリッドマンの手掛けるサウンドの大きな特徴である、ズシズシとしたバスドラ、シャープでメタリックなスネア、細かでソリッドなハイハットの音は、どのように形成されていったのでしょうか。

フリッドマンは2000年に、ここ日本からはNumber Girlのセカンド「Sappukei」のアルバムプロデュースを担当しました(ちなみにその前のシングル「DESTRUCTION BABY」も担当)。「Sappukei」をプロデュースしてもらうにあたり、かつてギター&ボーカル向井秀徳は「Weezerのセカンド『Pinkerton』のドラムサウンドに衝撃を受けた」と語っていましたが、あのドラムサウンドを作り出していたエンジニアこそがデイヴ・フリッドマンだったのです(ただしプロデューサーではありませんでした)。

この作品も「The Soft Bulletin」同様、1曲目のイントロからドラムのサウンドが素晴らしすぎます。このアルバム全体に迸るエモーションは、リヴァース・クオモの歌唱や歌詞だけに留まらず、この粗削りな爆裂ガレージサウンドも大いに影響していると言えます。



Weezer - "Tired of Sex"




「Sappukei」で鳴らされたドラムはまさに鋭い刃物のようであり、轟く雷鳴のようでした。アヒト・イナザワによる豪快なドラミングも相まって、このアルバムにおけるドラムサウンドは日本のロックドラムの一つの完成系なのではと思います。後続の日本のロックバンドのドラム音は、この頃からひずんだシンバルや破裂する高音スネアがスタンダードになっていきましたからね。



■5.成功、そして停滞

フリッドマンが成功した90年代末~00年代初めは、ロックが形骸化して新しいサウンドが生まれにくかった状況でした。理由を考察すれば様々な理由はあるでしょうが、確かにロックシーンは行き詰まりを見せていたのです。世の中で広く聴かれているロックは、力技でへヴィに押し切るか、静かにシンプルなアコースティック・サウンドにするかで両極化していました。

そのような中で、より従来の「ロック」に別ジャンルの要素(主にエレクトロニカやジャズ、ヒップホップなど)を加えて、スタジオワークに重点を置き、空間的な音響処理を施すことで「ロック」を高次元に押し上げようとする動きがありました。この動きは「音響派」「ポストロック」という名称で括られ、Radioheadの「Kid A」やBjorkの「Vespertine」、Tortois「Standards」などはそのような流れで生まれた、この時代を代表する名盤となりました。これらはみな、複雑なビートと立体的な音の配置で、この時代のロックシーンを牽引していきました。

そのような時代背景の中でフリッドマンは引き続きMercury Rev「All Is Dream」('01年)で従来路線をさらに推し進めつつ、The Delgados「The Great Eastern」('00年)、同「Hate」('02年)、Mogwai「Rock Action」('01年)といったグラスゴー出身バンドのプロデュース作品を発表、さらにリップス「Yoshimi Battles the Pink Robots」('02年)において、グラミー賞でBest Rock Instrumental Performance賞を受賞、100万枚を超えるセールスとなり、彼のプロデュース業も円熟期を迎えます。

しかし、そんな彼のプロデュース業も、いつまでも成功ばかりが続くわけではありませんでした。2001年、The Strokesの登場により、折しもインディーロックシーンはシンプリシティ回帰で、余計な音をそぎ落としたソリッドなロックンロールがトレンドとなりました。これとタイミングを同じくして、フリッドマンの手掛ける壮大でドラマティックな音は時代と合わなくなり、正当な評価をされない不遇の時代が始まります。プロデュースされたアーティスト達も割と小粒だったのか、あまり話題にならない時期が続きました。



■6.第二のピークへと導いた「Oracular Spectacular」

そんな彼に、再びスポットが当たる作品が誕生しました。

それは08年作の名盤、MGMTのデビューアルバム「Oracular Spectacular」です。それまでのEP作品ではシンセポップを奏でていたバンドを、フリッドマンはダイナミックなバンド演奏と合わせて'00年代型サイケデリック・サウンドを展開。このアルバムは音楽メディアから絶賛され、彼らを一躍スターダムへと導きました。

このアルバムからのシングル「Time To Pretend」を初めて聴いた時、自分はフリッドマン作品とは知らなかったのですが、なんてキラキラしてキャッチーで、それでいて壮大でサイケデリックなサウンドなんだろうと驚きました。でも、やがて彼のプロデュースであると知った時は、正直「フリッドマン懐かしいな。数年前大好きだったな」という程度の印象でした。

確かにここで聴かれるサウンドは従来のフリッドマンらしさもあったものの、以前と比べて何かが決定的に違っているように感じたのです。それはおそらくあの壮大なストリングスがない代わりに、ぶっといシンセが先導していたからではないかと思います。たぶん、10年前にこの曲をフリッドマンが手掛けていたら、イントロのシンセやAメロで鳴っているシンセは、ピアノやストリングスやホーンで鳴らされていたと思うのです。



MGMT - "Time To Pretend"




■7.最近のフリッドマン、そしてこれから

MGMTの登場により、ロックシーンが再びサイケデリックな意匠を求めるようになると同時期に、エレポップやオーケストラル・ポップも活気づいてきました。これは、シンプリシティを追求したロウな作りのロックンロールバンドが飽和状態となり、そこから脱却して生き残るべく、音に多様性を求めるようになった結果といえるでしょう。ロックンロールバンドたちは次々とシンセだったり管弦楽器を導入し始め、かつてフリッドマンの専売特許であったカラフルなサウンドに再びスポットが当たるようになってきました。

しかし「Oracular Spectacular」の後、フリッドマンはこれまでの専売特許を捨て、新たな方向性を模索するような作品も手掛けるようになってきたように感じます。漆黒の深い森の中へと誘うサウンドを鳴らしたリップスの「Embryonic」は、従来の彼らの多幸感あふれるサウンドと180度変わっていたし、Incubusのフロントマン、Brandon Boydのソロアルバム「The Wild Trapeze」('10年)では、知らずに聴いたらフリッドマンのプロデュース作品とは気付かないほどに、普遍的な音作りをしています。ここでは、キラキラしたシンセやひしゃげたドラムビートは鳴っていないのです。

リップスやブランドンの場合は、おそらくアーティスト側の意向によるものも大きいのでしょう。プロデュースされる側のミュージシャンにとって、フリッドマンはアーティストと同等の影響をサウンドにもたらすほどに大きな存在であり、そこが魅力であると同時に「自分本来のサウンドが失われないか」「アクが強すぎて、何度もプロデュースされると型にはまってしまうのでは」という念が起こるのではないでしょうか。

しかし現時点でフリッドマンは、そのような「本来のアーティスト魅力を消してしまう作品」を出していません。アーティスト本来の個性をうまく引き出しつつ、そこを大きく広げることができるのがフリッドマンの手腕なのだと思います。

ここ数年の作品で注目すべき作品と言えば、OK Goの「Of the Blue Colour of the Sky」('10年)を挙げられるでしょう。ひねくれポップと凝ったPVで人気を博していたバンドに、プリンスばりのディスコファンクやエレポップをちりばめ、ダイナミックなドラミングと多彩な音色でパーティ感を増強したこのアルバムは、リップスの「The Soft Bulletin」を思わせる「静と動」あるいは「陰と陽」が絶妙に表現されていました。特に「This Too Shall Pass」はPVが素晴らしいのは言うまでもないですが、バーストしたドラム、ホーンやピアノの旋律、ヴォーカルにかけられたショートディレイ風のエフェクト、ビッグなコーラスなどが完璧なバランスで鳴っています。



OK Go - "This Too Shall Pass"

※このPVは当ブログでの2010年度年間アワードでPV部門1位でした。



その他、オーストラリアのエレポップデュオ、Gypsy And The Catの「Gilgamesh」('10年)では、プロデューサーではないながらも一部の曲でミキシング・エンジニアで参加、フリッドマンらしい音とエフェクトで、彼らの持ち味であるドリーミーな音をより進化させていました。また、先日リリースされたばかりのチルウェイヴの代表アーティスト、Neon Indianの最新作「Era Extrana」のミックスをフリッドマンが担当。彼が得意とする、キラキラとしたエレクトリックな音と空間系エフェクトをうまく活かして、前作よりも音の配置がクリアで壮大なサウンドを鳴らすことに成功しています。



Neon Indian - "Hex Girlfriend" (unofficial video)




フリッドマンの作り出すサウンドは、空間的な音の配置やエレクトリックなサウンドが重要なタームであるチルウェイヴやポスト・ダブステップとも親和性が高いのではないかと思います。それらのジャンルがネクスト・ステップに踏み出す時、そこにフリッドマンが関わることでとんでもないマジックが生まれるのではないか?と考えると、ワクワクします。

例えばThe XXFoster The Peopleのように、エレクトリックな要素を含んだバンドだったり、あるいは今年リリースの新作において、ロウファイサウンドからグリッターで壮大な世界へと足を踏み入れた現代のリップス的バンド、Girlsだったり、日本からは神聖かまってちゃんだったりが、もしも次回作でプロデューサーにデイヴ・フリッドマンを迎えたら・・・それこそ、「2010年代」のロックを定義するようなとんでもないサウンドが生まれるのではないかと思うのです。それほどまでに、彼はこれまで個性的なバンドの特徴を活かしながら、まったくのネクストレベルへと押し上げ、音楽シーンを変えることができる優れたプロデューサーだと思うのです。



この記事がきっかけで、彼のプロデュース作品に初めて触れたり、あるいはより深く聴こうという人が増えればと思い、執筆させていただきました。長文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。お疲れ様でした!







ライブレポート

ライブレポート:Girls@duo MUSIC EXCHANGE

Girls Generation、すなわち少女時代のライブに行ってきました。はい嘘です。サンフランシスコのドリーミーなサーフ・ポップ・バンド(という表現も最近はあてはまらないか)、Girlsの単独公演に行ってまいりました。場所は渋谷のduo MUSIC EXCHANGE。初めて入ったハコでしたが、どこかと思いきや昔のO-EASTのところでしたね。最近行ってなかったのですが、いつの間にか変わってました。某Wikiによると、このMUSIC EXCHANGEはジャミロクワイのジェイ・ケイがプロデュースしたスペースらしい。渋谷→ギャル→JK→ジャミロ、ということでしょうか。



Girls
※ライブは5人編成でしたが、この写真の5人ではありませんよ・・・



いきなり話がそれまくってますが、まずは10月27日の単独ライブの前日、タワーレコード新宿店でアコースティックライブがあり、そちらにも行ってきたのでそのレポートを。仕事の都合で20分ほど遅れてしまったのですが、7階のイベントスペースに到着してみると既にすごい人だかり。そりゃそうだわな、もう始まってるんだから。イベントスペースは試聴機が柵代わりになっていて、その柵の中へはもういっぱいで入れない状態。おまけに店内、かなり暑い。集まった人の熱気で、ちょっとジットリきてしまった。しかたないので、柵(というか試聴機)の外で眺めることに。



アコースティックセットだし、インストアだしということであんまり期待してなかったんだけど、キーボードもドラムもありの5人編成で思ったよりしっかりしたセット。元々彼らの曲はアコースティックな音色を活かした曲が多いので、全く物足りない感がない。それどころか、メロディの良さがより前面に出ている感じ。ボーカル&ギターのクリストファー・オーウェンスはキリン柄の服を着て、終始リラックスしたムードで時に笑顔も見せ演奏していた。最後の2曲しか聴けなかったけどかなりよかったし、これで明日のライブ本番も相当期待できるぞ、と確信が持てました。インストアライブはあっという間に終了し、ふと我に返ると、自分が立っていた目の前には少女時代の試聴機(ていうか柵)でした。お、冒頭と繋がった。



さてそんなわけでduoでのライブ、まず開演前のステージを見渡すと、マイクスタンドやドラムセットに設置されたマイクに赤と白の花が活けられていた。そう言えば以前、クリストファーが花を咥えて演奏してる写真をどこかで観たのだけど、彼らのライブでは花はお決まりなのかもしれない。予定より10分ほど遅れて19時10分頃にメンバーがステージ上へ。クリストファーとJR、つまりGirlsの正規メンバーに加え、ギター、キーボード、ドラムスの計5人編成。これは前日のインストアと同じ。メンバー全員、Tシャツではなくシャツ姿と言うのも粋だ。JRはチェックのシャツの上にデニムのシャツ(左の肩の部分がほとんど破れかけてた)を重ね着、サポート3名は花柄だかなんだか、遠目にはよくわからない細かい柄。で、クリストファーは真っ白なシャツに、淡いけどカラフルなネクタイ。会場が静かな時に「Nice Tie!」と叫ぼうとしたけど、発音が危ういからやめた(笑)。クリストファー、去年のサマソニでは突然リーゼント姿で驚かせてたけど、ぼちぼち髪も伸びてきまして、後ろで縛ってました。縛るところに届かない前髪やサイドの髪は垂らしてたけど、同じ髪型を日本人がやったら相当ダサいと思った。10数年前のキムタクか金城武かっていう。しかしクリストファーがやるとものすごくカッコイイのは不思議です。



1曲目はファーストから「Laura」。4分で刻むリズムが心地よく、自然と体も動く。続いて昨年のEP「Broken Dreams Club」から「Heartbreaker」、今年リリースの新作から「Love Like A River」と、3作まんべんなく選曲されたバランスよいセットだった。ゆるやかでリラックスした雰囲気は前日のアコースティックライブの延長という趣で、ゆらゆらと体を揺すりながらレイドバック。しかしそんなゆるゆるな雰囲気も7曲目に吹っ飛ぶことに。個人的に一番ライブで聴きたかった新作の曲、「Die」だ。「We're All Gonna Die / All Gonna Die / All Gonna Die / All Gonna Die!」と叫ぶこの曲は、ハードロック調のギターリフが鳴り響き、この時ばかりはヘッドバンガーと化した(自分が)。そんなテンションMAXのところへ、今度は「Honey Bunny」で再び熱狂の渦へオーディエンスを巻き込む。さすがわかってらっしゃる、盛り上げ方うまいな。終盤に近付くにつれ、「Lust For Life」、「Vomit」とシングル曲も連発、「Morning Light」で本編をシメた。この曲はCDだとシューゲイザーみたいだけど、今回のライブではハモンドオルガンの音が入ったりしてだいぶ違った雰囲気になり、EP「Broken Dreams Club」や新作の曲群ともかなり馴染むようになっていた。あと曲順もよかったと思う。いい感じに緩急がついているから、ゆったり過ぎてダレることもなく、盛り上がり過ぎて疲れたりすることもなく心地よく観れるライブだった。



"Honey Bunny" by Girls




アンコールではクリストファーが独りでステージに登場し、リクエストだという「Summertime」を。どうやらTwitterでリクエストされた方がいるらしい。なるほどその手があったか・・・。続く「Jamie Marie」では、クリストファーの一人弾き語りの状態からギター、キーボード、ドラム、そしてJRと、一人ずつメンバーがステージに戻り途中からバンド演奏に。さらにもう一曲、ラストは名曲「Hellhole Ratrace」。この曲の前半のセンチメンタル過剰な感じは生で観ると本当にグッときた。ボーカルがヘロヘロ気味になるところも、このメロディとアレンジだと相当にエモーショナルに聞こえる。後半は徐々に盛り上がっていき、CDよりも激しめのシューゲイザー的ウォール・オブ・サウンドを築いていた。この曲の時ばかりは、もっと広い会場で観たかったなと思った。だって音が突き抜けてたから



"Hellhole Ratrace" by Girls




全ての曲が終わると、メンバーは活けてあった赤と白の花をステージからオーディエンスたちにプレゼント。それも、ポーンとか投げるんではなくて丁寧にオーディエンスの手にハイ、って渡してあげてるのがなんかジェントルで微笑ましかった。やはり彼らは粋だ。クリストファーはマイクスタンドから花がなかなか取れず手こずっていて、オーディエンスから笑いが起きたりも。そんな和やかなムードでライブ終了。



全体的に見ると、かなりいいライブだった。実はこのライブを観るまで、僕はGirlsというバンドの本質を理解しきれていなかった気がする。もちろん好きではあったんだけど(だから観にいったんだけど)。でも、ファーストのローファイ感にヤラれて、EPの洗練された音にちょっと違和感を覚えたのは確かだし、新作を聴いて「なるほど、つまりこれがやりたかったのか」と思い、再びEPを聴き返してみてEPの良さを再発見もした。だけどやはりまだ、ファーストにおけるGirlsの魅力とセカンドあるいはEPにおけるGirlsの魅力は完全に別物だった。



それがこの日のライブで、3枚の作品における彼らの魅力が初めて一致した。つまり、ファーストのリリース時はクリストファーのカルト教団育ちの過去とかそういった情報が付きまとっていたし、自宅の壁をブチ抜いて宅録したとかそんなローファイな情報が目について、そこに惹かれたりもしたんだけど、あくまでローファイバンドとして捉えていたということ。でもあのローファイ感は意図したものではなく結果的にそうなってしまったものだった。そして彼らの本質は、「うた」にあるということを今回のライブあらためて思い知らされた。感傷に満ちた甘酸っぱいメロディを、時に激しく、時に安らかに奏でることが、デビュー時から変わらない彼らの本質的な魅力なんだなーと。メロディセンスがありながらもアウトプットの間口が広いアーティストっていうのは必ず人気が長く続くし、作品を作るたびに最高傑作をアップデートできる傾向があると、最近つくづく思うんですよね。彼らの次のアルバムはどうなるんだろう。たぶん本質はそのままに、よりいろいろなスタイルを吸収したものになるんじゃないかと、今からワクワクしてます。



■10/27 duo MUSIC EXCHANGE set list
Laura
Heartbreaker
Love Like A River
Alex
Darling
My Ma
Die
Honey Bunny
Saying I Love You
Broken Dreams Club
Lust For Life
Vomit
Morning Light

-encore-
Summertime
Jamie Marie
Magic
Hellhole Ratrace


※アンコールの「Magic」抜けてたので追記しました。


あと、「サポートメンバー3人」って紹介では心もとないのでメンバー紹介も追記。

Christopher Owens - vocals / guitar
Chet "JR" White - bass
Evan Weiss - guitar
Darren Weiss - drums
Matthew Kallman - keyboard
※thx for BIG NOTHING Blog



これ、やっぱいいよ!

かっこいいアー写

The Coolest Pics 「かっこいいアー写」画像集 Vol.7【70's】

1ヶ月以上と、前回からちょっと間が空きましたが、アーティストのかっこいい写真を眺める特集の第7弾です。前回テーマ「80's」に続いて今回のテーマは、「70's」。やっぱりパンク系が多くなりました。



David Bowie
david_bowie
まずはやはりこの人から。僕のアカウント名の元ネタですからね。コンセプトありきな作風と、一つのスタイルにこだわらない音楽もそうですが、衣装・メイクに至るまで世界観が完成されているところが好きです。いろんなことをやっても、芯の部分にブレがないからどの作品も高いクオリティを持ってるんですよね。これって真のアーティスト(表現者という意味で)な証拠じゃないでしょうか。



Blondie
Blondie
70年代にデビューしたバンドの中で一番好きなのがBlondie。オールディーズ的なガールポップをルーツに持ちつつ、レゲエ、ヒップホップ、ディスコと様々な音楽を吸収していく姿勢はパンクそのもの。それでいて彼らの音楽は非常にポップで耳馴染みがよく、ポピュラー音楽としても成り立っているところがすごい(事実、僕の知り合いは体育祭で彼らの代表曲「Call Me」を踊ったのだとか)。黒スーツの男性メンバーに囲まれた中で、純白のドレスのデビーがかわいらしいです。しかしこの写真、デビー・ハリーの顔があんまり映ってないなあ・・・。



Deborah Ann Harry
DebbieHarry
というわけで、彼女のソロショットを。うう、なんとも美しい!当時からセックスシンボルとしてもかなりの人気だったわけですが、デビューした時すでに30歳を超えていたのだから驚き。そして現在は66歳、還暦をとっくに過ぎてもまだまだ現役で、先日もBlondieのアルバムがリリースされたばかり。声も変わらないし、ルックスも全然実際の年齢を感じさせないのがすごい。ちなみにこの写真はロックアーティストの写真家としても有名なMick Rockによるもの。



Queen
Queen
確かこの写真もMick Rock撮影ではなかったかな?割と有名なこの写真、それだけによくパロディにもされていますが、4人の配置や、光のあたり方、手の形も最高にかっこいい。



Marc Bolan
marc_bolan
70年代はロックシーンの中にいろいろな新しい波が起きた年代でもあり、その中でもグラム・ロックは煌びやかでありながら退廃的という、相反する2つの側面を内包したムーブメントでした。そんなグラムロックを体現したような彼は髪型も服装もとってもグラマラスながら、表情やメイクが実にミステリアス。



Kraftwerk
kraftwerk
いつもアーティスト写真が非常にコンセプチュアルで、独特の世界観を持っている彼ら。ロボットだったりする時もあります。このお揃いの赤シャツ姿はアルバム「The Man Machine」のジャケットの中で登場していることでも有名。



The Clash
The_Clash
Mick JonesとPaul Simonon、眼力強すぎ!ファッションも全員キマってます。「ロンドン3大パンクバンド」という括りは好きではないんだけど、彼らとSex Pistols、The Damnedの中では一番好きです。音楽性が真の意味でパンクと言えるんじゃないでしょうか。



Sex Pistols
Sex_Pistols
先ほど名前が出たので、世界一有名なパンクバンドである彼らのカッコいいアーティスト写真を。このブチマケ具合がパンク感をよく体現しているし、メンバー全員笑顔なのがイイ。大好きな写真です。



Suicide
suicide_band
シンセサイザーとドラムマシンと呪術的な低音ボーカルを組み合わせたNYパンクバンド。ブルース・スプリングスティーンもカバーした名曲「Dream Baby Dream」など、無機質なんだけどドリーミーで温もりのある曲も。Alan Vega(右)は意味不明なガッツポーズ(笑)。Martin Rev(左)の近未来的なデカサングラスは2000年代になってから少しだけブームになりました(一部の人にのみ)。



The Slits
The_Slits
メンバー全員女性のパンクバンドの先駆者で、彼女たちと言えば裸に泥を塗っただけのジャケット写真(「Cut」)があまりに有名ですが、あの当時まだアリ・アップは17歳とかで、今だったらたぶん流通できないんじゃないかな。そんなアリも昨年48歳の若さで他界してしまいました。この写真もやはりパンクバンドらしいファッション、レオパードやレザーでクールにキメています。



Essential Logic
Essential_Logic
低音から素っ頓狂な高音まで多彩な声色をあやつるローラ・ロジック(左端のサングラスの女性)率いるパンク・バンド。ローラ自身がサックスも演奏するというのが、勢い一辺倒の他のパンク・バンドとは一線を画していました。メンバーが木の遊具の上に腰かけたこの写真からは、そんなクールでスタイリッシュな雰囲気が滲み出ています。



Tom Waits
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「酔いどれ詩人」の異名を持ち、役者としてもいくつかの映画出演歴(最近では「Dr.パルナサスの鏡」など)があるダミ声ブルース/ジャズ/フォーク・シンガー。この写真、たぶん20代前半くらいの頃だと思いますが、若い頃から渋くてカッコいいのです。モノクロがとても似合います。



Fleetwood Mac
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1977年発表のアルバム「噂(原題:Rumours)」が31週1位獲得という快挙を成し遂げたバンド。しかしメンバー間の恋愛やら不仲やら、薬物中毒やら破産やらでなんだかとってもゴタゴタしてました。曲はとっても爽やかなのに、内部ではドロドロだったんでしょうねえ。現在もソロで活動しているスティーヴィー・ニックス(中央)の可憐さをみると、まあバンドの男性メンバーがメロメロになってしまうのも無理ないか・・・と思ってしまいます。



ここに挙げたアーティストをいくつかピックアップして曲の方も紹介します。

"Rapture" by Blondie

1981年のディスコ・ファンク・ナンバーで、デビー・ハリーによるクールなラップが今聴いてもかなりかっこいいです。



"Guns of Brixton" by The Clash

個人的にThe Clashで一番好きな曲。ベースラインがカッコよすぎません?ファットボーイ・スリムことノーマン・クックが以前在籍していたBeats Internationalでは、この曲のベースラインとドラムをサンプリングしていました。



"Dream Baby Dream" by Bruce Springsteen

せっかく話題に出たのでSuicideではなくボスのバージョンを。メロディの良さが引き立ってますねー。



"Quality Crayon Wax O.K." by Essential Logic

最後はEssential Logic。音程の高低差がハンパない。



70年代は、80年代ほど過剰な装飾だったりダークな雰囲気を醸し出したりというわけでもなく、それぞれがスタイリッシュな独自の世界観を確立しようという気概がみられていいですね。アーティスト写真も、どれも相当のこだわりがあるように感じられます。

「80's」「70's」ときたので、次回のテーマは「60's」にします!

今週の10曲

今週の10曲(2011/10/23付)

今週よく聴いていた曲や初聴きした曲、新たに知ったアーティストを紹介します。
公開されたばかりの新曲や最近買ったアルバムのお気に入り曲など。



The Stone Roses - "She Bangs The Drums"
奇跡の再結成!来年6月に、マンチェスターのHeaton Parkで行われるライブの後ワールドツアー、さらに新曲も作っていくとのことで、もしかしたら3枚目のアルバムが出るかも?と期待がかかります。こちらは1989年のBlackpool Empress Ballroomでのライブ映像。





The Sound of Arrows - "Wonders"
おそらく2011年下半期において、年間ベスト最有力候補であるスウェーデン出身のエレポップ・デュオ。11月7日にリリースされる待望のデビューアルバム「Voyage」に先駆け、ニューシングルが公開されました。ドリーミーでメランコリックなエレポップに仕上がっています。
The Sound Of Arrows - Wonders by WorkItMedia




The Vaccines - "Tiger Blood"
今年リリースのデビューアルバムが高い評価を得たイギリスの4人組バンドが、アルバムからのシングルカット「Wetsuit」をリリース。B面曲はストロークスのアルバート・ハモンド・Jrがプロデュースしたこの曲。そのせいか、どこかストロークスらしい音に仕上がっています。





Mazzy Star - "Common Burn / Lay Myself Down"
1989年結成のサイケデリックバンド。ストーンローゼズの再結成に埋もれてしまったけど、こちらも15年ぶりに活動を再開し新曲をリリース。こちらはその新曲2曲のプレビューです。妖艶でアンニュイなホープ・サンドヴァル嬢の歌声は健在です。





Chairlift - "Sidewalk Safari"
数年前にAppleのCMで話題になったブルックリンのシンセ・ポップ・デュオが来年1月23日に新作「Something」をリリース予定。そのアルバムからのニューシングルが公開されました。





Army Navy - "Saints"
先週に引き続き紹介。2008年のデビューアルバムからのシングル曲で、美メロで爽やかさ全開のギターポップ。





Canon Blue - "A Native (Madison)"
壮大なオーケストレーションを取り入れたナッシュビル出身のアーティスト。性急なハンマービートとストリングスやホーンのスリリングな演奏がクール。





Noel Gallagher's High Flying Birds - "The Death of You And Me"
すこぶる評判のいいノエル兄のソロアルバムより。いかにも英国風な陰りのある湿っぽいイントロから、高揚感のあるサビのメロディ、そしてキャバレー風なホーンの間奏など、ノエルのセンスが遺憾なく発揮された佳曲。





Bjork - "Mutual Core"
先日リリースされたばかりの4年ぶりのニューアルバムより。このアルバムは声とドラムの他は1つの楽器しか使わないという制約のもとで作られたそうですが、中でも中盤のドラムが強烈なインパクトを放っているこの曲がお気に入りです。





Still Corners - "Cuckoo"
ロンドン出身ながら、アメリカのサブ・ポップと契約した4人組バンド。演奏はミニマルで、深いリヴァーブがかかったウィスパーボーカルによってサイケでアンビエントな雰囲気を醸し出しています。






ジャケットのイメージ通り、カラフルでサイケなポストロック。

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Author:PUBLIC IMAGE REPUBLIC
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