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フリートーク

エモーショナル・ロック・バンドBEST10

「エモ」という音楽ジャンルを説明する時、とても困惑してしまいます。たぶん、人によって思い浮かぶアーティストは異なるでしょう。ある人はMINOR THREATやFUGAZIなど、ワシントンD.C系のポスト・ハードコアバンドのことを指すし、ある人はSLINTなどシカゴ音響派、ポストロックの源流となったバンドを指す。あるいは、JIMMY EAT WORLDやTHE GET UP KIDS、WEEZERなどの90年代後半に起こった、泣きメロを得意とするパンク/メロコア/パワーポップから派生したバンドたちだったり、MAEやWAKING ASHLANDなどの流麗なピアノを載せたピアノ・エモ、あとは2000年代後半にアメリカでたくさん生まれた、イケメン系さわやかエモバンド。

誰がどれを「エモ」と定義付けてもいいけど、自分は90年代後半の、ちょっとイケてない、オシャレでもない草食系文系青年たちが、直接口では言えない思いを歌に託して感情的にぶちまけたあの感じが好きです。
そんなわけで、自分の中での「エモーショナルなロック・バンド」ベスト10と、各アーティストの楽曲を2曲ずつ紹介します。

いろんな音楽ジャンルを聞きますが、長く聴けるのはポップでメロディアス、それもただ明るいだけじゃなく、少し切ないマイナーコードがひょこっと顔を出す、そして時に絶叫する(それもスクリーモみたいなのじゃなく、情けない感じのシャウト)、そんなバンドたちです。


No.10 - Waking Ashland
カリフォルニア出身の5人組美メロなピアノ・エモバンド。たった2枚のアルバムを残し、方向性の違いにより2007年に解散。
"Julian"
"October Skies"




No.9 - Ozma
"Domino Effect"
"Natalie Portman"

WeezerやThe Get Up Kidsともツアーを回ったことのあるカリフォルニアの5人組バンド。The Rentalsに影響をモロに受けまくった、モーグ・シンセをフューチャーしたセツナ系メロディのロックサウンドが印象的。



No.8 - My Awesome Compilation
当時はちょっと珍しかったイギリス出身のエモ・バンド。激しい曲のみではなく、ポップだったりアコースティックだったり、ピアノが光っていたりする曲もあります。特に「What You Do」の美メロなピアノの旋律が泣けます。
"Put Up A Fight"
"What You Do"




No.7 - Plain White T's
イリノイ出身の5人組バンド。1997年結成ながら、売れない期間が続いたのち、アコギと歌のみで聴かせた「Hey There Delilah」がアメリカだけでなくカナダやドイツでも1位となるビッグ・ヒットに。その後はまた停滞しているが、最新シングル「Rhythm of Love」がまたアメリカでヒットの兆し。「デライラ」も好きだけど、その1つ前のシングル「Hate」のちょっと歌謡曲風なせつないメロディが好き。ちなみに、「本当に本当に本当に君が憎い」と歌う歌詞は、本心ではないみたいです。感情的になって言ってしまった的な。その辺もエモい。
"Hate (I Really Don't Like You)"
"Hey There Delilah"




No.6 - At The Drive-In
メキシコのエル・パソという街から生まれた5人組バンド。後にMars Voltaを結成するオマー・ロドリゲス・ロペスとセドリック・ビクスラー・ザヴァラが在籍。2000年の第一回目サマソニに出演したけど、その時は知らなくて観れなかった・・・。2000年にメジャーデビュー後、2001年に解散。ちなみにライブの時の、セドリックとオマーのアクションがすごすぎるのでライブ映像貼っておきます。このアツく激しいステージングを生で観たかったです。
"Invalid Litter Dept."
"Arcarsenal"




No.5 - The All-American Rejects
オクラホマ出身の4人組。1999年に当時高校生で結成。「Swing, Swing」収録の1stではピコピコしていたり、かわいらしい感じのパワーポップ。2nd「Move Along」ではスタジアムが似合うアリーナ・ロックバンドに成長して、アメリカでは200万枚を超えるヒットに。彼らのすごいところは、インディ然としたギターポップ時代も、ビッグになってからもメロディのセンスが変わらないこと。
"Swing, Swing"
"Move Along"




No.4 - My Vitriol
2001年にファーストを出して以来、オリジナルアルバムを出していないイギリスの4人組バンド。ボーカルはスリランカ人、そしてベースの女の子がめちゃくちゃ美人。音は、シューゲイザーを通過したエモという感じで浮遊感のあるギターのアルペジオや轟音フィードバックノイズを多用していて、音的にはエモではないかも。ただ、ささやき系のボーカルからハイトーンなシャウト(時には絶叫)までいろんな面を見せるボーカルは非常にエモーショナル。
"Always: Your Way"
"The Gentle Art of Choking"




No.3 - Jimmy Eat World
アリゾナ出身の4人組。ルックスは残念だけど、そこがいいのです。初期の荒削りな感じから、作品を出すごとに洗練されてきています。「Bleed American」(2001)も全米大ヒットしましたが、その前の「Clarity」(1999)もエモの名盤とされています。
"A Praise Chorus"
"Crush"




No.2 - The Get Up Kids
彼らがいなかったら「エモ」という括りが生まれなかったかもしれません。初めのうちはエモコアとか言われてましたが・・・。アルバムごとに作風を微妙に変えながら、一度解散するも先日再結成後初のアルバムもリリース。疾走感のある曲もいいですが、バラードも名曲だらけ。声がいいです。
"Action & Action"
"I'm A Loner Dottie, A Rebel"




No.1 - Weezer
エモの名盤のみならず、90年代を代表するアルバムの上位に1stと2ndが入ることも多いロサンゼルス出身の4人組。ナード・ロックもしくは泣き虫ロックの元祖。本当に1st&2ndは捨て曲なしの珠玉の名曲揃い。しかも2nd「Pinkerton」は、悶々とした欲求不満な感情を大爆発。切ないメロディと、頼りなさげで激しいボーカルが涙を誘います。自分のオールタイム・ベストなアルバムのうちのひとつ。アタマ3曲の感情爆発度は、最強。
"No Other One"
"Pink Triangle"


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