00年代ベストアルバム

Back To 00's - 「00年代の名盤」を1年ごとに振り返る(2002年編)

僕が初めてリアルタイムに実体験したディケイド、2000年から2009年までの「00年代」のロック名盤を、1年ごとに振り返るこの企画。第三回目のテーマは「2002年」です。

⇒第一回テーマ「2000年」記事へ

⇒第二回テーマ「2001年」記事へ


2002年の名盤 Best11
supercar-highvision


01 Supercar - Highvision
02 The Music - The Music
03 The Apples In Stereo - Velocity of Sound
04 Sigur Ros - ( )
05 The Flaming Lips - Yoshimi Battles The Pink Robots
06 Coldplay - A Rush of Blood To The Head
07 Boards of Canada - Geogaddi
08 Royksopp - Melody A.M.
09 Fat Jon The Ample Soul Physician - Wave Motion
10 Primal Scream - Evil Heat
11 Ikara Colt - Chat And Bussiness



2002年当時記録していた個人的な年間ベストを元に、当時リアルタイムで聴いていなかったものを足して決定しました。


この頃すでに、自分の聴いてる音楽はほとんどが洋楽だったんですが、珍しく邦楽がチャートイン。青森が生んだ最高の日本のロックバンド、スーパーカーの4thアルバムです。しかもそれが当時の年間の1位であり、今となってもそれは変わらず、2002年にリリースされた作品で最も優れたアルバムであると思うのです。この頃から、従来のエレクトロニカ/ポストロック/オーケストラルポップ好き路線に加えて、ギターロック的アプローチを持ちつつ打ち込みを多用し、メロディ・オリエンテッドなバンドを好むようになりました。そんな要素を最も兼ね備えたのが、このアルバムです。

中でも、メロディコードは進行しつつも1小節のリフが繰り返されるっていうパターンに僕はすごく弱くて。このパターンがあるってだけで好きな曲確定だったりすることもしばしば。このアルバムはほとんどの曲がそのパターン。

例えばこんな曲。

"Strobolights" by Supercar





2位以下を見ていくと、2位のThe Music、これはもう本当に衝撃だったし、自分の人生においてもっとも重要な転換期を迎えることになったきっかけのアルバム(プライベートなことなので詳細は割愛)。初めて聴いたのは下北沢のディスクユニオンで中古盤を漁ってるとき。ちょうどこのアルバムのリリース日とかで、店内で流れていたのですが、ロバート・プラントかX JapanのToshiか?ってくらいのハイトーンボーカルと混沌としたサウンドに鳥肌が立ち、店のカウンターにある「Now Playing」のモニターで誰なのか確認しました。そこに映っていたジャケットにはアーティスト名などの文字が一切なく、カラフルな円が何重にもなっていて、まさに音もそのように、いろいろな要素がサイケデリックにトグロを巻いていたのでした。


前年のロックンロール/ガレージ系の流れとしては、The Apples In Stereoのバースト・ガレージ・ギターポップアルバムとIkara Coltがランクイン。アップルズってもっとガチャガチャしたギタポでしょ?という方、この曲を聴いてみてください。このアルバムはちょっと路線変更してるんですね。哀愁メロディと、可憐なボーカルと、バーストしたディストーションギター。最高です。

"Rainfall" by Apples in Stereo



8位のRoyksoppは、友人宅で朝まで飲んでいたときに、夜中に酔っぱらって気付くとMTVで彼らのライブが流れていて、初めて知りました。完全にフロア向けの音楽なのにシンセやPCを操るだけではなく、シンバルやドラムパッドをぶったたいたり、ヴォコーダー使ったり、サポートでベーシストがいたりとかなりロックバンド的なダイナミズムを感じさせるライブに、酔いも吹っ飛びました。

"Poor Leno" by Royksopp


(ぐはあ、今観てもほんとにカッコイイ!!!)


もう一曲、紹介したいものがこちら。

"Watch out" by Fat Jon The Ample Soul Physician


ヒップホップのビート感がすごく好きで、でもギャングスタでブリンブリンな典型的なラップが苦手だった当時、アブストラクトなインストヒップホップというのはとても魅力的な音楽でした。ジャジーなピアノとファットなキック、ハイトーンなスネア。これだけでもカッコイイ。他にも3582とかAndy Votelなど、アブストラクトヒップホップは結構ハマってました。


2002年を全体的に見ると、自分でもよくわからないです(笑)たぶん世間的にもロックンロールリバイバルが起きて、ポストパンクリバイバルも水面下で起こり始めててエレクトロの新しい動きもあって、シーンは活性化していたと思います。ただその分うつり変わりも速くて、この年のデビュー組は結構みんな消えてますね・・・。
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