初聴きディスクレポート

洋楽ひとことレビュー Vol.25(2011年7月)

7月に買った&借りたアルバムの、「一番最初に聴いたとき」の感想を紹介します。今月は・・・少ない。5枚です。しかも、うち2枚はフリーDLアルバム、2枚は借りもの。唯一購入したMemory Tapesも、届いたのは7月ですが注文は6月。つまり7月は1枚も買ってないんですな。いますぐ欲しい!というものがあまりなかったのと、フジロックのことばかり考えてて新譜をチェックしてなかったせいです。でも、しっかり星5つの作品はありますよ。


※6月のアルバム感想はこちら

※5月のアルバム感想はこちら

※4月のアルバム感想はこちら

※3月のアルバム感想はこちら

※2月のアルバム感想はこちら

※1月のアルバム感想はこちら

<★の解説>----------------------
★★★★★今年の名盤上位20位以内確実!
★★★★☆すばらしい
★★★☆☆普通に良作
★★☆☆☆若干気になる部分もあり。もう少し聴きこみたい
★☆☆☆☆期待ハズレ
☆☆☆☆☆全然ダメでした
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では今月も、さっそく「Album of The Month」からご紹介します!

【Album of The Month - Ruby Coast / Whatever This Is】
★★★★★
RubyCoast

カナダ出身の3人組インディロックバンド。パッと聴くとサウンド的にはありきたりな感じがするのに、なぜか例えられるアーティストが全く思い浮かばないのが不思議。系統的には、The StrokesやThe Fratellisあたりのどキャッチーなロックンロールバンドが、キーボードをふんだんに取り入れて、さらにLos Campesinos!が持っているような陽性のポップネスを爆発させたと言ったところ。湿っぽさのないArcade Fireとも言えてしまうあたりも何となくカナダ出身の彼ららしい。ボーナストラックでアコースティックバージョンやエレクトリックなリミックスバージョンも入っているけど、メロディセンスが際立っているのでどちらも素晴らしい出来になっています。なんとこのアルバム、このクオリティでありながら彼らのサイトでフリーダウンロードされています(試聴もできます)。先ほど挙げたようなバンドが好きで、まだ未聴の方はパソコンのハードディスクを119MBを割いて必ずDLすべし、ですよ。


Memory Tapes / Player Piano
★★★★☆
チルウェイヴ四天王を選ぶなら、Washed Out、Toro Y Moi、Neon Indian、そしてこのMemory Tapes。これは勝手に僕が考えました。でも、シーンを代表するこれらのアーティストが、それぞれ枠から飛び出したクリエイティブな作品を出したことで、このジャンルもいろいろサブジャンルが生まれてきています。そんなことはさておき、このアルバムは完全にチルウェイヴに括っちゃいけない作品。どっちかっていうとネオアコやギターポップを、エレポップ調にアレンジしたという雰囲気。とにかく曲がどキャッチーでアップリフティングなので、チルウェイヴの枠に収めておくのはもったいなすぎな美メロポップ作品です。




Maia Hirasawa / Maia Hirasawa
★★★★☆
日本とスウェーデンのハーフである女性SSW。日本ではすでにシャンプーやJR北九州のCMで、お茶の間レベルで有名ですね。トランペットやピアノが軽快なチェンバーポップ。邦楽しか聴かない人がRegina Spektorとか聴くきっかけになればうれしいですね。このアルバムは日本編集盤みたいな感じですが、まさに全曲が明るくポップ。おおはた雄一とのコラボ曲のような静かな曲でも、ヘタに湿っぽく「○○したくて震える」みたいにならずに優しく包み込んでくれる歌声がいいです。フジロックのステージも楽しみだけど、果たしてオーディエンスはアヴァロンに収まるのか?が心配。




Wugazi / 13 Chambers
★★★☆☆
USエモーショナル・ハードコア・バンドのFugaziと、これまたハードコアなヒップホップ集団Wu-Tang Clan(今でいうところのOFWGKTA的存在)のマッシュアップ作品がフリーダウンロードされています。どちらのアーティストもそこまで入れ込んでるわけではないのですが、だからこそこの作品をニュートラルな視点で聴けました。ラップはかっこいいし、尖ったビートやピアノが入ったりするトラックも激クール。本家FugaziとWu-Tangも聴きたくなりますね、これは。画像クリックでDLサイトにジャンプします。

wugazi



Incubus / If Not Now, When?
★★☆☆☆
世間的にはどう評価されるんだろう…そればかりが気になってしまう作品。彼らの持ち味である、激しくてグルーヴィーな曲はほとんどなく、全体的にゆったりとしたグッドメロディが大半を占めます。そのため、最初に聴いたときは地味な印象があったのも否めません。でもやはりメロディがすばらしいので聴くほどに味が出るスルメ盤になりそうです。ただ、前作「Light Grenades」でUSチャート初登場1位から翌週には37位になり、急下降ランクダウンの不名誉な記録を作った彼らだけに、今作もアメリカでどのようなチャートアクションを見せるのか?が心配であります。

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