Weezer

Rivers Cuomo - The Pinkerton Diaries and Alone Ⅲ(12/12Release)

Weezerのフロントマンであり、稀代のメロディ・メイカーであるリヴァース・クオモによる94年~97年の回顧録、その名も96年の名作セカンド「ピンカートン」にちなんで「The Pinkerton Diaries」と名付けられた書籍が12月12日にリリースされます。ハードカバーの立派な装丁で全237ページに亘る分厚いこの「日記」は、当時のEメールの内容や手紙、歌詞の下書きや譜面などが写真とともに掲載されています。



さらに、彼のデモ曲集としてすでに2作リリース済みの「Alone」シリーズの第3弾として、同時期のデモ曲集「Alone Ⅲ」もセットになっています。こちらはファンにはおなじみである、お蔵入りとなった幻のセカンドでロック・オペラ風のコンセプト・アルバムだった「Songs From The Black Hole」用に録音されたデモも収録。今のところ、本とCDのセットでオフィシャルでのみ販売されています。本が翻訳されるかは今のところ未定ですが、おそらくCD単体ではそのうち国内盤でもリリースされるでしょう。しかし本も欲しい!CD早く聴きたい!という方は、オフィシャルからプレオーダーできますのでどうぞ。



riverscuomo-pinkertondiaries
※画像なので、「PRE-ORDER」ボタンは効きません。あしからず


さて、このCDの方「Alone Ⅲ」について詳しく触れておきます。トラックリストは以下の通り。

01 I'm So Lonely
02 Getchoo
03 Lisa
04 Negativland
05 You Gave Your Love To Me Softly
06 When You’re Alone
07 Susanne
08 There Is No Other One
09 Let Me Wash At Your Sink
10 Waiting On You

[Suite From The Black Hole]
11 Oh No, This Is Not For Me
12 Tired of Sex
13 She's Had a Girl
14 What Is This I Find?
15 Now I Finally See
16 Longtime Sunshine

[Fulton Avenue Suite]
17 I'm Lonely On A Saturday Night
18 Oh God I'm Hungry
19 I'm On Fire, You're A Liar
20 The End of My String
21 I Can't Break Your Heart Slow
22 Money Makes Me Happy
23 My Mind's On You

24 Defeat on the Hill
25 Clarinet Waltz
26 A Glorious Moment




トラック1~10は93年から95年に録音されたもので、Weezerの1st「ブルー・アルバム(通称)」や「ピンカートン」期のB面曲用に書かれたものなどが中心。トラック11~16は前述の「Songs From The Black Hole」用に書かれたもの。こちらは短めの曲が多いです。すでにAloneシリーズの1や2でもその一部が収録されていましたが、今回はその残り。トラック17~23は、フルトン・アヴェニューでのライブ音源(たぶん)。トラック23~26は、フルトン・アヴェニューのトラックとの間に空白があるので別物なようですが、特に記載がされていないので詳細不明です。



それにしても、2010年には「ピンカートン」のデラックス・エディションがリリースされたり、2011年には「ブルー・アルバム」と「ピンカートン」の全曲再演ツアーで来日もしたりと、しっかりと過去の作品と向き合っているのがすごい。かといって再結成バンドのように懐古モードに入るでもなく、ここ数年はアルバムリリースも活発だし、おそらく来年リリースされるであろう9枚目のアルバム制作もすでに開始しています。リヴァースが、かつて引きこもりがちでネガティブ志向のカタマリだった頃のアルバム「ピンカートン」に向き合っているというのは、単純に心の成長の他に相当な勇気も必要だったはずで、結婚と子供の誕生によってそれらを吹き飛ばすほどに充実した日々を送っていることはとても嬉しく思う。中には「彼らはもう売れ線のポップバンドになり、『ピンカートン』のような素晴らしいアルバムを作ることができない」などと批判する人もいるようだけど、そりゃそうだ、いい年の既婚男性が「月曜はジェンと、火曜はリンと、水曜はキャサリンとヤッて、僕はセックスするのに疲れたんだ」("Tired of Sex") なんて鬼気迫る顔でシャウトする曲を作っていたら、それこそ気持ち悪いではないか。ということで、若気の至りで赤裸々に感情をブチまけていた私小説的な「ピンカートン」と真っ直ぐに向き合いながら、精力的に新しい作品を生み出す彼らを、僕たちは愛して止まないのです。



リヴァースによる「Pinkerton Diaries」のティーザー動画




Weezer - "Tired of Sex (Tracking Rough)"





ちなみに「ピンカートン」は、人生で最も多く聴いたアルバムの1、2位を争うアルバム。

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