AWARDS[2011年]

PUBLIC IMAGE REPUBLIC AWARDS 2011 <Part 1>

awards_part1


2011年の総括企画。アーティスト、ライブパフォーマンス、ジャケットアートワークなど、様々な部門で最も素晴らしかったアーティストや作品を、当ブログが独自に選出した結果を発表します。
複数部門あるので全3回に分割して発表していきます。




<Best Artist>
(最優秀アーティスト:ライブパフォーマンス、アートワーク、リリース方法、ミュージックビデオ、セールス記録など総合的な評価)

bestartist

No.1 - Adele
「2011年の顔」とも言える、年間最優秀アーティストはこの人しかいないでしょう。なにせ世界で1500万枚以上売れ、未だにシングルやアルバムが英米のチャートの上位にいるのですから。過剰なプロダクションやプロモーションなしにこの記録を達成したのは、前作「19」までもチャートイン(イギリスでは年間売上2位だとか)したことからもわかるように、純粋に彼女の「うた」の魅力。しかし日本で売れなかったことは至極残念です。グラミー授賞式後にどれだけ売れるか気になります。

No.2 - Foster The People
先日の来日公演も大盛況。インディシーンから登場しながら、メインストリームのチャート上位にまで食い込んだのは、楽曲のキャッチーさやいい意味でのユルさ、歌詞のシニカルなユーモア感、そしてバンドとしての柔軟性(しなやかさ)によるところが大きいでしょう。今後ますます期待。

No.3 - The Weeknd
カナダ出身ということ以外まったく謎に包まれた存在だった2011年初頭から1年と経たない間に3枚のアルバム(ミックステープ)を発表、しかもそのすべてがフリーダウンロードという形態だったこと、そしてDrakeやRihannaのアルバムへの参加というトピックが、「匿名性」「クロスオーバー」という極めて2010年代的なものとマッチしていると思いました。時代の空気に合った、今まさに鳴らされるべき音。




<Best Player>
(最優秀プレイヤー:個人が対象。パフォーマンス姿がカッコよかったり、プレイが神掛っていたアーティスト)

bestplayer

No.1 - Chris Martin (Coldplay)
くるくると跳ね回り、全身で多幸感を放ちながらオーディエンスと一体となったフジロックでのパフォーマンスは素晴らしかったです。

No.2 - Stella Mozgawa (Warpaint)
こちらもフジロックでのパフォーマンスが最高でした。彼女の豪快かつタイトなドラミングを初めて生で観て感動。昨年に引き続き、同部門で2年連続の2位。

No.3 - Chris Chu (The Morning Benders)
サマソニでのパフォーマンスと、ソロでのチャリティアコースティックライブ両方を観ることができました。華奢な体から絞り出す、熱のこもった歌とギタープレイが魅力的です。




<Best Live Performance>
(最優秀ライブ・パフォーマンス:フェス含む。セットリストやロケーション含めたライブ全体の評価)

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No.1 - Esben And The Witch (Summersonic)
サマソニ東京の1日目MIDNIGHT SONICの深夜3時に出演。凍てつくようなヒリヒリした空気の中で幽玄なノイズを繰り出しつつ、3人全員で打楽器を乱れ打つパフォーマンスは圧巻でした。

No.2 - Coldplay (Fuji Rock Festival)
出だしからいきなり花火、そしてレーザー、紙吹雪という演出と、キラキラした新曲群との相性が抜群で、最高に至福の体験をすることができました。

No.3 - Beach House (Fuji Rock Festival)
こちらもフジロックでのパフォーマンスから。ミニマルな編成から繰り出されるドリーミーな音世界、その中で圧倒的な存在感を放つヴィクトリアの中性的な歌声は、間違いなく2011年のベスト・ボイスでした。




<Best Live Event>
(最優秀ライブイベント:単独公演とクラブイベントのみが対象)

No.1 - Weezer (7月14日 ZEPP TOKYO)
自分にとって「人生で最も再生回数の多いアルバム」であろう「ピンカートン」を全曲演奏したというだけでなく、さらに「Susanne」や「You Gave Your Love To Me Softly」といったB面名曲、さらにRadiohead「Paranoid Android」のカバーなどもプレイしたこのライブは、以前からずっと夢見ていたことが現実となった瞬間でした。

No.2 - MGMT (2月24日 新木場スタジオコースト)
背景のスクリーン映像でのサイケデリックな映像が見事にマッチした「Siberian Breaks」をはじめ、本当にアッチの世界に飛ばされました。しかしオープニングのOGRE YOU ASSHOLEをしっかり観なかったことだけは未だに悔やまれます。

No.3 - Friendly Fires (12月2日 新木場スタジオコースト)
エドのヘンテコダンスとジャック・サヴィッジの手数の多い正確なドラミングにより、圧倒的なグルーヴでフロアを狂喜乱舞のダンスパーティーへと変えた彼ら。2011年、もっとも汗を流したライブとなりました。




<Best Artwork>
(最優秀ジャケット・アートワーク:自分が持っているものが対象)

No.1 - Washed Out / Within And Without
Washed Out - Within And Without

No.2 - Girls / Father, Son, Holy Ghost
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No.3 - Bjork / Biophilia
Bjork - Biophilia

No.4 - Summer Camp / Welcome To Condale
summercamp

No.5 - The Go! Team / Rolling Blackouts
the go! team rolling blackouts


そこに秘められたストーリーやエモーションなどが垣間見えるWashed Outのジャケットは、まったく「エロ」を感じさせない、むしろ洗練されたアートとして評価しました。2位のGirlsも、これまでの彼らの作品にみられたスタイルを継承しつつ、小さな文字で歌詞を詰め込むという斬新なアイデアによって生まれた究極のメッセージ・アートでした。


※その他優秀作(順不同)
Noah And The Whale / Last Night On Earth
Akron/Family / S/T II: The Cosmic Birth And Journey of Shinju TNT
Smith Westerns / Dye It Blonde
Cults / Cults
The Weeknd / Thursday
M83 / Hurry Up, We're Dreaming
The Pains of Being Pure At Heart / Belong
Cut Copy / Zonoscope
The Strokes / Angles
Gang Gang Dance / Eye Contact


noahandthewhaleakronfamilySmith Westerns Dye It BlondecultsTheWeeknd_Thursday
M83POBPAH-belongCut Copy ZonoscopeThe Strokes Anglesganggangdance




<Worst Artwork>
(最も酷かったジャケット・アートワーク:自分が持っているものが対象)

No.1 - Lady Gaga / Born This Way
Lady Gaga Born This Way

No.2 - Toro Y Moi / Underneath The Pine
Toro Y Moi Underneath The Pine

No.3 - Red Hot Chili Peppers / I'm With You
rhcp-imwithyou

No.4 - Radiohead / The King of Limbs
radiohead

No.5 - Yuck / Yuck

yuck-yuck

「ワースト・ジャケット」はガガがダントツ。バイク化というところだけでなく、タイトルの文字も含めてそのセンスは理解不能。彼女のセンスは以前は好きでしたが、これは狙っているにしても、ダサいが一周してカッコいいものには決してなっていない気がします。レッチリは、自分が虫嫌いなので(イラストならカッコよかったかも・・・)。




<Best Japanese Artist>
(最優秀日本人アーティスト)

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No.1 - Serph
No.2 - Yellow Magic Orchestra
No.3 - 坂本慎太郎


2011年は日本人アーティストの曲をあまり聴かない年でした。そんな中でもSerphのキラキラしたエレクトリックかつシンフォニックなサウンドは一番の衝撃。YMOも初めてライブを観ることができてよかったです。坂本慎太郎は、ゆらゆら帝国とは全く異なる新しい魅力を見せつけてくれました。




次回Part2では、最もカッコよかった男女アイコン部門、ニューカマー部門、再評価したアーティスト部門などの受賞者を発表します。お楽しみに。
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