Fuji Rock & Summer Sonic

日記:サマーソニック2012 Pt.1 18日東京

サマーソニック2012東京、2日間行ってきました。今回は1日目をざっくり振り返りたいと思います。

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雷雨が去った後のマリンステージ上空


開演時間である10時と同時に雷雨に見舞われるという、サマソニ東京でこの時間帯としては初の荒天。光ってから雷鳴まで早いし音は大きいしどしゃ降りだしで、会場へと向かう人たちの表情にも不安の色が浮かぶ。少し雨が弱まるまで待機してからゴアテックス着込んで会場へ。しかしフジと違って、サマソニは雨具とか全然用意しない人多いんですね。


まだ雨のぱらつく中、ハイパーくそダサいリストバンドを付けてもらってから、いざメッセへ。去年もそうだったみたいだけど、二日券のリストバンドがマリンステージ側でしか交換できない意味不明なシステムは改善してほしいですね。メッセの川側のリストバンド交換所は毎年のことながらガラガラだったし。


メッセ着いて、最初は暇だったので外にあるグッズ売り場に並んでいると、なんだかものすごい数の人がメッセ内に流れ込んでいく様子。はい、きゃりーぱみゅぱみゅの時間でした。外からステージの様子をチラ見したんだけど、うーん、自分はこの人の良さがイマイチわからないのです、ということで素通り。あと、グッズはいいものなくて何も買わず。キャンセルになったPennywiseのTシャツが売られてたのはちょっとソソられたけど。いや、出演しないのにTシャツだけ売ってるって面白いなーと思って。プリントされたバンドロゴの上に「Canceled!」って書いてあったら買ったのに(笑)。


マウンテンステージに移動して、まずはThe Knuxを観る。音楽的に柔軟性のあるヒップホップ・デュオというイメージだったけど、ギターボーカル(ラップ?)とDJのコンビというのはいかんせん動きがなさすぎて全くステージ映えしない。ボーカルはラップもギターも全然うまくないし、ディストーションをかけたままずっとコード弾きしてるだけ。短髪にサングラス姿でギターを弾く姿はちょっとレニクラに見えなくもないので、余計に動きのなさが寂しく思えた。たいして弾けないなら無理してギター弾くなと言いたい、というわけでこれは期待ハズレでした。それにしてもきゃりーぱみゅぱみゅとThe Knuxはステージ逆にすべきでしたね。The Knuxを途中で抜けてフードエリアに移動するとき、きゃりー終わりの民族大移動にみごと巻き込まれて大変でした。


時間がないので歩きながら食べれるケバブを買い、灼熱のマリンステージに移動してGrouploveを観る。今年のコーチェラのウェブストリーミングを観て、ライブがすごくピースフルで楽しそうだったのでかなり期待していました。デビューアルバムも2011年の私的年間ベストアルバム5位だったし。コーチェラの時はステージに草がたくさん生えてたけど、あれはやはり倒れるから(コーチェラでは風で次々となぎ倒されていました。笑)やらなくなったんですかね。ステージ割発表当時はなぜにマリンステージ…と思っていたけど、彼らのライブはくそ暑くても太陽の下がとってもよく似合うし、野性的な暑苦しさの中にもどこか清涼感が漂っているので、今さらながらマリンステージはナイスチョイスだったなーと思います。


「Lovely Cup」からスタートしたGrouploveのライブ、メンバー全員が躍動感に満ちていて、みんな目立ちたがり(特にドラムのライアン。一人だけ終演後に客席にダイブ!)でとっても仲良さそう。3曲目「Itchin' On A Photograph」でまず最初の涙腺決壊しました。この曲のサビって音程外れるくらいにキーが高いんだけど、逆にそれがとてもエモーショナルで胸が締め付けられました。後半、紅一点のハンナがリードを務める「Slow」も沁みた。この曲はラストのドラム連打パートが特にカッコよかった。そのハンナ嬢はかなりアグレッシヴに動いていて、髪を振り乱したりくるくる回ったりとメンバーの中でも一際目立つ存在。「Tongue Tied」では待ってましたとばかりにアリーナのお客さんがみんな前に押し寄せて踊り狂ってて、さすがヒット曲だなーという感じ。この曲でもウルウルきてました(Grouploveだけで3回目)。ただ、他の曲は掛け声を合わせたりシンガロングしてる人が少なかったので、「Tongue Tied」だけDL購入という人が多いのかな?という気もしました。アルバムは全曲クオリティ高いし、通して聴くことでわかる魅力もあるので、未聴の方はアルバムがオススメです。まあでもとにかく、メンバーの笑顔のお陰でこちらまでハッピーな気分になれるライブ。ぜひ近いうちに単独公演をお願いしたいです。


Grouplove終了後はメッセへ瞬間移動して、ソニックステージのGrimesへ。ステージにはヘアバンド巻いたクレアちゃんと、パンダのぬいぐるみを被ったBlood Diamondsの二人。ステージ両サイドからはシャボン玉が常に放射されていた。正直その演出はチープだったし、演奏はまだ手探り感があって、トチってあからさまにテンパってお手上げポーズキメたりと、いろいろダメダメなところも。だけど彼女のキャラのおかげか「もー、しょうがないんだからぁ」という微笑ましい気持ちになってしまうのが不思議。ラストは彼女がフィーチャリングされたBlood Diamondsのキラートラック「Phone Sex」。しかしこの曲、彼女のアルバム収録曲ではないので、「おおっ!」という人と「ん?何この曲?」という人で反応が二分されていた気が…。


続いてAlexandra Stanをチラ見。ステージには美しきアレクサンドラ嬢とマッチョなサックス奏者がいて、ちょうどラストの「Mr. Saxobeat」をプレイ中。最後には両手でハートマークを作り、ヤロー共を完全ノックアウトして去っていきました。


この日は観たいのが多くて移動しまくり。次のSt. Vincentは時間の都合で最初の3,4曲しか聴けなかったのでパフォーマンスについてあれこれ言えないんだけど、この段階ではまだ彼女のパフォーマンスを堪能するまで至らなかったのが残念。コーチェラの時は客席ダイブしてたし、徐々にボルテージを上げていくタイプなんだろうか。それにしても、あんな高いヒールを履いて小刻みに前後移動するやつ、コケてしまわないのかとても心配でした。


続いてはCrystal Castles。前回サマソニ08で観た時は、激しいフラッシュの明滅の中でアリス・グラスがドラムセットの上に寝そべったり、床を転げまわったり、飛び跳ねたりと、パンクバンドみたいなライブで結構衝撃的でした。なので今回どんなステージを見せてくれるのか期待度かなり高め。とりあえず、パープルアッシュな髪に白いサングラスを掛け、カーキのミリタリーコートを羽織って登場したアリスがカッコよすぎて悶絶。1曲目(新曲のPlague?)で、アリスはアンプに片足乗っけてシャウトしてるようなんだけど、マイクの音が出ていないというトラブル。オーディエンスにも「あれっ?」というムードが漂い、ハラハラして全くノれず。最後の数秒でマイクの音が出た時にはようやく大きな歓声が上がった。今回のマイクトラブルは、PAのせいなのかハッキリしないけど、事前のチェックで未然に防げたはず。そんなテンションダダ下がりのムードを察したのか、2曲目以降はアリスが何度も客席へダイブ。結局3、4回はダイブしてたと思う。ライブパフォーマンス自体は圧巻だったけど、冒頭のマイクトラブルやマウンテンステージの音響、出音のバランスの悪さなどもあってやや不完全燃焼気味。来月の新作リリース後にぜひ単独公演を行ってほしいです。

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次はPassion Pit。マイケル・アンジェラコスの病状が心配されてたけど、無事来てくれて本当によかった…が、都合により10分しか観れないのだよ。3曲目までで泣く泣く移動。もっと観たかったな。


で、どこに移動したかというと、ビーチステージのRussian Redがどうしても観たかったのです。ビーチというシチュエーションでルルデス嬢を観れるのは今回だけだと思うので。向かう途中でまた雨に見舞われつつも会場到着。まあ、砂が湿ってくれたおかげでビーチが歩きやすくてよかったです。細いボーダーのTシャツに赤いスカートのルルデス嬢は本当にかわいかった。そしてあの透明感と温もりのある歌声が気持ちいい、とても多幸感に満ちたライブ。ずっと雨は降っていたけど晴れ間もあって、ふと振り返ると大きな虹が出ていたり。しかししばらくするとまた雨がどんどん強くなり、「機材が濡れちゃうからセットを後ろにずらす」ということでライブは中断。しばらく待ってたんだけど再開の気配がないし、そろそろデスキャブに移動しないといけない時間になってしまった。結局3,4曲だけだったけど、大好きな「I Hate But I Love You」や「Everyday Everynight」が生で聴けてよかった!

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ビーチステージから東京湾を望む

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こちらが虹


ビーチステージからメッセに戻る途中、なにやら聞き覚えのあるメロディがマリンステージから聞こえてくる。おっ!イエモンのJAMじゃないですか。吉井和哉、ソロでイエモンの曲をやるんですね。自分はイエモンは通ってきていないんだけど、やはり青春時代を彩る名曲なのは間違いないのでして、これは図らずも聴けてよかった。


メッセに戻り、マウンテンステージでDeath Cab For Cutie。彼らのライブを観るのは3回目、いずれもサマソニなんだけど、今回はこれまでと違ってちゃんと音源を聴き込んで臨んだので今まで以上に楽しめた。と言いたいところだけど、実は軽く脱水症状気味になり、意識が朦朧として3回ほどぶっ倒れそうになるという状態で、中盤の記憶がおぼろげ…。あーもったいない。でも「New Year」で気持ちがビシッ!となったのか、そこからの後半戦はよく覚えてます。ラスト「We Looked Like Giants」ではベン・ギバードもドラムを叩き、激しいツインドラム・セッションを繰り広げてました。ベンさんドラムうまい。そういえばズーイーちゃんと離婚したベンさん、坊ちゃんヘアでまたちょっとナード風になってました。


デスキャブ後は、ようやく本日初のほっと一息な時間。ご飯食べつつNelly Furtadoを観る。アメリカではチャートを賑わす人気シンガーな訳ですが、ソニックステージですら半分くらいしか埋まらないという状況。うーん、日本とアメリカの人気の差が激しい…かつてアリシア・キーズはマリンステージトリ前を務めたのに、この差はいったい何なのか。


Green Dayは観たいけどマリンまで行く余裕はないので、メッセ内にあるモニターで観ることに。ビリーはなんだか髪がボサボサになっていて、ちょっと太ったのかなーという印象。でもちゃんと「チバ!」ってコールしてて、千葉生まれ千葉育ちの自分としては嬉しかったです。そういえば彼らのライブを観るのは第一回目のサマソニ以来12年ぶり2回目ということで、感慨深いと共になんだか時の流れの早さを感じました。それにしてもビリー、叫ぶと声がキン肉マンみたいになる。


その後ソニックステージでマイケル・ジャクソンのスリラーライブのパフォーマンスでキレッキレのムーンウォークを見てから、この日まだ一度も行っていなかったレインボーステージへ。すでに結成15年という韓国のベテランバンド、紫雨林を観る。とは言うものの曲は全く知らなくて、本国では有名だけど日本でほぼ無名なバンドにいったいどれくらいのお客さんが集まるのか気になったので行ってみました。到着して唖然。ソニックとほぼ同じか、少し大きいくらいの規模のレインボーステージにお客さんはざっと40人くらい。最前列の柵すら空いている状態でした。

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これ、演奏中ですよ…


ベテランバンドに対してこれはひどい…だけど日本での知名度も考えれば当たり前の結果。事務所やスポンサー絡みなのかも知れないけど、アジア勢が多数出演するアイランドステージというものがあったにもかかわらず、なぜ彼らはレインボーだったのか気になるところ。こういう悲惨なことがないようにちゃんと「日本での知名度」を考えてステージ割してほしい。もし自分が好きなバンドだったらツライ。


あと彼らは、ステージ後方のスクリーンで映し出された映像もマズかったかな。日本のファンにも歌詞の内容が分かるようにと日本語訳が映し出されていたんだけど、なぜか心霊番組のテロップ風。呪いのビデオみたいでした。歌詞も「粉々に砕ける心」「私に気付いてくれない / 私に気付いてくれない」みたいな陰鬱な内容。ボーカルの女性は盛り上がるパートでキンキン声になるのがちょっと堪えて、早々と退散してしまいました。

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近くによってもこのガラガラっぷり


もう一度モニターでGreen Dayをしばらく見てからAdam Lambertへ。Sigur Rósの裏ということでそんなにお客さんは入っていなかったけど、アメリカン・アイドルの準優勝者であり、同番組出身の中でも珍しく(?)売れているアーティストなのです。ていうか以前彼の単独ライブにも行ってるくらいなので、まあ、好きです。さて、アダムはアッシュカラーにした髪型で登場、バンドメンバーは例の美系ギタリスト、ガチムチ系裸サスペンダーのドラマーを含む、グラマラスなメンツ揃えましたという感じ。前半はセカンドからの曲が続く感じ。実はセカンドは試聴してあまりピンと来なくて買わなかったので、ファーストからもっとたくさんやってほしかったんですが、結局ファーストの曲を聴けずじまいで移動の時間に。


Sigur Rósのライブは2000年(サマソニ)、2005年(フジ)、2006年(単独)以来6年ぶり4度目。結論から言うとすごく良かった。バンドメンバーに加えて、ホーンやストリングスなど多数のサポートメンバーがいて総勢10名近かったので、音の厚みや音源の再現性がこれまで以上でした。セットリストも新旧織り交ぜつつ、音の厚みを堪能できるような楽曲がずらりと並べられて、静と動のコントラストを強調した楽曲が中心。いかにもクライマックスという感じの曲が延々と続くので終盤ちょっとダレた感もあるけど、でもライブで聴きたかった曲ばかりなので満足です。ただ「Glósóli」も聴きたかった…って高望みしすぎか。


自分用メモとしてこの日のセトリ載せておきます。

1.lagið Í Gær
2.Varúð
3.Ný Batterí
4.Svefn-g-englar
5.Sæglópur
6.Viðrar Vel Til Loftárása
7.festival
8.Olsen Olsen
9.Hoppípolla
10.Með Blóðnasir
11.Hafsól
12.Popplagið


次回は19日の日記を書きます。
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