アーティスト別ベスト

The Smashing Pumpkinsのマイ・フェイバリット・ソングBEST20

ひとつのアーティストの作品をじっくりと振り返り、個人的ベストソングを考えながら再評価をしていく不定期企画。今回は2013年のサマーソニックにも出演が決定しているザ・スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)を取り上げたいと思います。

smashing_pumpkins.jpg
何とも爽やかで仲睦まじい雰囲気の写真(泣)。2013年現在のメンバーはビリー(左から2人目。この時は髪があります)のみ。


ところでスマパンについてよく知らない人って、彼らについてどんなイメージを抱いているのでしょうか?勝手な予測ですが、「背のデカいスキンヘッドのボーカルが、怒り狂ったネコみたいな声で叫びながら歌う、ハードでヘヴィなバンド」みたいなイメージでしょうか。

まあ、確かにその通りなんですが(笑)。ボーカルのビリー・コーガンはもう何年もスキンヘッドだし、身長は192センチ。1997年のグラミーで「最優秀ハードロック・パフォーマンス賞」を受賞したこともあります。声質は、苦手な人は本当に苦手だと思います。わかりやすくいうと「ニ"ャ"ー」みたいな感じですから…。

ただ、彼らの楽曲において「ハードでヘヴィ」というのはほんのいち側面に過ぎません。ハードでヘヴィな曲と、繊細で美しい曲との絶妙なコントラストが最大の魅力と言えるでしょう。個人的には後者のタイプの曲が好きなので今回ランクインした曲の大半は繊細で美しい曲ばかりになりましたが、かといってハードでヘヴィな曲も捨て難く、要は双方あってこそがスマパンなのだと思います。そして今回改めて、曲調の激しい/大人しいに因らず、やはりメロディーの美しい曲が多いなと思いました。

今回もまた、20曲では到底好きな曲が収まりきらなかったので次点の10曲も加えさせていただきました。


■The Smashing Pumpkinsのマイ・フェイバリット・ソング
BEST20

※カッコ内は収録作品

まずは次点の10曲から。順不同です。

"Cherub Rock" (2)
"Jellybelly" (3)
"X.Y.U." (3)
"To Sheila" (4)
"Ava Adore" (4)
"Crestfallen" (4)
"Appels + Oranjes" (4)
"Raindrops + Sunshowers" (5)
"One Diamond, One Heart" (8)
"Landslide" (9)

「X.Y.U.」は聴くとストレス発散できるめちゃくちゃハードな曲。「One Diamond, One Heart」は再結成後の曲では唯一のランクインとなりました。続いて20位から1位まで。

No.20 "Bullet with Butterfly Wings" (3)
No.19 "Farewell And Goodnight" (3)
No.18 "Annie-Dog" (4)
No.17 "The Everlasting Gaze" (5)
No.16 "Daphne Descends" (4)
No.15 "Thirty-Three" (3)
No.14 "Bodies" (3)
No.13 "For Martha" (4)
No.12 "Blank Page" (4)
No.11 "Today" (2)


No.10 "1979" (3)

個人的に1979年というのが思い入れのある年というのもありますが、メロディーラインとシンプルなドラムが好きです。


No.9 "Wound" (5)

高揚感のあるアップテンポ曲。ドラムにジミーが復帰し、この曲ではソフトながらも手数の多いドラミングを披露しています。スマパンの最初の解散後にビリーが組んだバンド、Zwanはこの曲と似た雰囲気の曲が多く、Zwan名義の唯一のアルバムは隠れた名盤。


No.8 "Mayonaise" (2)

5年くらい前まではこの曲が一番好きでした。ザ・ビッグ・ピンク(The Big Pink)もこの曲をカバーしています。


No.7 "This Time" (5)

これも非常にメロディアス。ヴァース部分ではディレイを利かせて浮遊感のあるギターだけど、サビでディストーションギターが炸裂。Aメロがコクトー・ツインズの 「Iceblink Luck」に少し似てます。


No.6 "Once Upon A Time" (4)

ミディアムテンポの美メロ・アコースティック曲。


No.5 "Cupid de Locke" (3)

ハープのようなリフが美しい、スマパン史上最も幻想的な曲。不思議と、少しオリエンタルな印象も。


No.4 "Disarm" (2)

アコースティックギターとストリングスとティンパニとベルの音がメイン楽器という「非ロック」な構成で、その後のスマパンの楽曲の幅を広げた曲。個人的にはコールドプレイの「Viva La Vida」のアレンジはこの曲を下敷きにしていると思うのですが、どうなんでしょうか。


No.3 "Perfect" (4)

とてもメロディアスなミディアム・ナンバー。ビートも懐かしい感じでいいですが、浮遊感のあるギターの音が特に好き。


No.2 "Tonight, Tonight" (3)

ジュール・ヴェルヌ原作、ジョルジュ・メリエス監督の映画「月世界旅行」をモチーフにしたと思われるミュージックビデオも秀逸。以前パッション・ピット(Passion Pit)もカバーしていました。スマパンの中でも1、2を争う代表曲。


No.1 "Behold! The Night Mare" (4)




(1) 1st「Gish」1991年 ※ランクインなし
(2) 2nd「Siamese Dream」1993年
(3) 3rd「Mellon Collie And The Infinite Sadness」1995年
(4) 4th「Adore」1998年
(5) 5th「Machina/The Machines of God」2000年
(6) 6th「Machina II/The Friends & Enemies of Modern Music」2000年 ※ランクインなし
(7) 7th「Zeitgeist」2007年 ※ランクインなし
(8) 8th 「Oceania」2012年
(9) B面集「Pisces Iscariot」1994年
(10) シングル集「The Aeroplane Flies High」1996年 ※ランクインなし

先日のブログ記事「年代別・アルバム推定再生回数ランキング(1990年代編)」でも9位に挙げた「Adore」からの曲が圧倒的に多く、TOP30内に11曲がランクインしました。「Adore」はドラマーのジミー・チェンバレンが解雇されたことでアコースティックで静かめな曲や打ち込みの曲が多く、アメリカでは商業的に失敗作と言われていますが、自分にとってはこのアルバムこそがスマパンの楽曲の「美しさ」「繊細さ」を最もよく象徴している作品だと思います。ちなみに「Gish」からは1曲もTOP30以内に入りませんでしたが、このアルバムで一番好きな曲はダーシー(ベース)がリードボーカルをとるアコースティック曲「Daydream」だったりします。



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