ライブレポート

ライブレポート:electragride@幕張メッセ

11月29日、幕張メッセにて行われたelectraglide 2013に行ってきました。

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エレグラへの参加は、Prodigyをヘッドライナーに!!!(Chk Chk Chk)、LCD Soundsystemなどが出演した2004年以来。9年ぶりの参加を決めた理由は、単純に今年のメンツが魅力的だったというだけではありません。昨年のエレグラのレポートを読む限り、このイベントが単なる「エレクトロニック・ミュージックの祭典」を標榜するのではなく、「新しいライブ空間の創造」「視覚的なライブ空間の楽しみ方」を提示しているように感じられたから。

結論から言うと、その「視覚的な楽しみ方」の観点では今回は昨年ほどではなかったんじゃないかな?と思います。昨年行っていないので比較のしようがないけど、昨年はAmon Tobin ISAM LiveFlying Lotusのセットがとても好評だったので、今回もプロジェクション・マッピング的なものだったり、これまで体験したことのないような革新的な映像装置を期待していたんだけど。

とはいえ、やはり今年のアクトは少数精鋭と言えるくらいどれも素晴らしかった。初っ端はNosaj Thing。この時まだフロアにお客さんの数は少なくてガラガラと言っても大袈裟じゃないレベルだったけど、残響音を効かせた粒子の細かい音が乱反射するアンビエントな曲から始まり、徐々に熱を帯びていく展開はオープニングのアクトとして最適。真鍋大度、堀井哲史、比嘉了のコラボによる映像も、(期待していたほどではなかったものの)幻想的で音楽とマッチしていた。

続いては、この日一番のお目当てだったFactory Floor。フジロック2012ではデイリーのベストアクトだったし、先日リリースされたアルバムも非常に良かったので大いに期待していた。

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始まるやいなや激しいフラッシュに目がくらみつつ、背後に映し出された激しく明滅する原色の幾何学模様とミニマルでストイックな演奏とによって、ドラッギーなトランス状態を味わうことができるライブは最高の一言に尽きる。ただ、やっぱりフジロックの時の方がよかったかな。あの時は彼らのライブ初体験だったというのもあるし、かなり疲労した状態だったし。バックの映像やフラッシュもフジの時の方が明滅が激しかった気がした。

次はMachinedrum。実はよく知らない上にDoldrumsとごっちゃになったりもしていたんだけど、アゲアゲなジャングル~ドラムンベースのビートでかなり踊れた。

今回のエレグラは1フロア、前後に向かい合う形で2ステージだったんだけど、Machinedrumの終盤にふと振り返ると後ろのステージには既にSherwoodとPinchがスタンバって「まだ?」という感じで立っていた。そしていよいよSherwood & Pinchが始まるや、「なんじゃこりゃ!?」と思った。というのも、さっきまでと全く出音が違ったんですね。ダブ特有のあのぶっといベース音が腹にズシズシと振動してきて、そのうえディレイとリヴァーブで音をトバしまくるのでもの凄いトリップ感が味わえた。シャーウッドらしいゆったりしたダブが中心だったけど、中盤ふいに飛び出したドラムンベースのビートには大興奮。結局彼らはこの日のベストアクトだったし、2014年にリリース予定だというSherwood & Pinch名義のアルバムも俄然楽しみ。

気付けば4時間立ちっぱなし・踊りっぱなしだったので、次のJames Blakeは後ろの方に座って観ることに。赤っぽいロングコートを着込み(そして最後まで脱がなかった)、「キャー」とか「ワー」とかたまに「かっこいいー!」という歓声を浴びていた彼はなんかもうアイドル?という感じ。

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その後は、すでに何度目かとなる2manydjs。何故か急にフロアがチャラい感じの人たちでギュウギュウになりだした。彼らのパフォーマンスの目玉といえば、その曲にちなんだアートワークが動く映像。観たことあるネタもあれば初めて観るネタもあったけど、さすがにちょっと飽きてきたかも。

続いての!!!は、Tシャツ&短パン(トランクス?)姿のニックが相変わらずの変態ダンスを披露。しかしよく最初から最後まであんなにキモい動きが出来るもんだ。全ての挙動がキモかった(褒めてます)。最新作の曲はライブですごくよく映えていたと思う。ひたすら「踊らせる」ということに徹した肉体的グルーヴは心地よく、この時すでに疲労が限界で体は思うように動かないはずなのに、なぜか自然と体が動いていた。

次のModeselektorはつくづく自分とは縁がない。今年のフジロックでも3分くらい観たところで疲れがドッと出て帰ったんだけど、今回も疲労感に加えお腹も空いてきたので食事休憩タイムとなりました。

そのまま復活することができず、Theo Parrishは断念して会場を後にすることに(もったいないとは思うけど仕方ない)。しかしここまででも十分に楽しめるメンツだった。この1フロア2ステージ制には賛否両論あったけど、僕は観たいものは全部観たい派なので賛成。魅力的なメンツが揃っていると休むヒマがないけど、でも中途半端に時間が空いたり好きなアーティストを諦めたりするよりはいいかな。

動員数は去年よりも少なかったらしいけど、来年は休催にならないことを願うばかり。BEATINK所属で来年新作をリリースする予定のAtari Teenage Riotに期待したい。

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