Primavera Sound

海外フェスデビューガイド(Primavela Sound編)

2014年5月29日から31日までスペインのバルセロナで開催されるフェス、Primavera Sound 2014。現時点で発表されているアクトは…

Arcade Fire
Neutral Milk Hotel
Pixies


すでに豪華!!NMHは先日のHostess Club Weekenderでも来日したばかりですが、Arcade FireとPixiesは来日を切望している人も多いのでは。そんな人は、思いきってバルセロナまで行ってしまうのもアリ。でもこれから海外フェスデビューする人にとっては、どうやってチケット取るの?いくらぐらいかかるの?宿は?飛行機は?という感じかと思います。そんな疑問を解決すべく、ガイド的なことをまとめました(仕事、家庭、健康面など諸般の事情から長期休暇がムリという方には申し訳ないですが…)。

※2014/1/29追記
ラインナップ発表されました。まだ結構追加あると思います。
ラインナップはこちら(画像)。

http://www.primaverasound.es/index

ここに書くのはあくまで2013年の話なので、実際と違うこともあるかもしれません。飛行機や宿も、もっと便利でリーズナブルなところがあるかもしれないので、あくまで参考程度にということで。




【初めに】
まず、前々から「海外フェスに一生に一度は行きてーなー」と漠然と思っていた僕ですが、いくつか候補がありました。

●グラストンベリー(イギリス)
●ビッグ・デイ・アウト(オーストラリア)
●ロラパルーザ(アメリカ、シカゴ)
●コーチェラ(アメリカ、カリフォルニア)
●ボナルー(アメリカ、テネシー)
●オースティン・シティ・リミット(アメリカ、テキサス)
●ピッチフォーク・フェスティバル(アメリカ、シカゴ)
●プリマヴェーラ・サウンド(スペイン、バルセロナ)

で、まず僕はペーパードライバーなので、車が必要そうなのは無理だなあということでコーチェラやボナルーが消え、もしフジロックやサマソニにも行くとしたら時期が近いのは難しいということでロラパルーザが消え。グラストンベリーは雨が降ると沼化するらしいし…。そんなところに、プリマヴェーラのメンツが発表されました。

primavera-2013.jpg

BlurにThe Postal ServiceにPhoenix、Shellac、マイブラ、ジザメリ…これはもう行くしかない!と思い、とりあえず難しいことは考えずにチケットを購入。日本では考えられないような豪華なメンツですが、このフェスは毎年これぐらい豪華。なので今年も、既に発表されている3アーティストはまだ序の口という感じだと思います。ちなみにこのフェスは都市型で、海沿いの広い敷地で開催されます。幕張とかお台場みたいな感じ。バルセロナの中心部から地下鉄で10分20分あれば行けます。なので、他の海外フェス行ったことないのにこんなこと言うのもアレですが、海外フェスデビューするにはプリマヴェーラは(金銭面と時間面で優位なアジア圏を除いて)最適なんじゃないかなーと思います。


【準備編】

1、チケットの手配
まずはチケットを買わないと何も始まりません。チケットはPrimavera Soundのオフィシャルサイトで買います。

Primavera Sound

もちろん日本語はありません。いきなりスペイン語だらけです。でもまあここは落ち着いて、一番上のところにある「ENG」をクリック。これで英語表記になります。英語わかんない人は翻訳サイト使うといいですが、Google検索よりもWeblio検索の方が精度高いのでぜひお試しを。ちなみに僕は英語ほとんど話せないけど少し頑張れば難なく買えましたよ。

primavera_01.png

上タブから「TICKETS」を選択。3日通し券は160ユーロ。250ユーロのVIPチケットもあるけど普通のでいいかと。あとフェス会場で行われる前夜祭や、バルセロナ近郊のライブハウスで行われる豪華メンツの後夜祭もこのチケットで入れます。

ただ、買う時期については慎重に。決済日のレートによって金額がだいぶ変わってきます。現在だいたい1ユーロ140円くらいなので22,400円。去年僕が買った時はだいたい20,000円でした。でももしあと3ヶ月早く買っていたら約16,000円だったという…。

チケットの購入サイトは複数あるけど、一番わかりやすそうで余計な手数料も取られない「Portal Primavera Sound」がいいかと思います。ちなみに税が3ユーロくらいかかります。

https://portal.primaverasound.com/

まずこのPortalの中で「Register」から会員登録。スペイン語ページに戻ってしまってたらまた英語に戻します。メアドとか登録して送信するとメールが送られてくるので、そこで認証してから枚数など選択して購入。当然ながらクレジットカードは必要です。Paypalとかあったかどうかは忘れました。

購入完了するとバーコードやQRコードや名前が記載されたPDFが添付されたメールが届きます。これがチケット。プリントアウトして会場に持っていけばOKです。海外から郵送でチケットが届くわけではないです。


2、飛行機の手配
海外旅行系のサイトで往復航空券を購入しました。旅行日数ですが、前後夜祭どうするかとか、せっかくだから観光も…などは個人にて調整ですね。僕は移動に往復で1日半、到着日に前夜祭で1日、フェス3日、後夜祭+観光で1日、出発日にも半日観光で合計7日間でした。

バルセロナ行の直行便はなかったです。僕はドバイ経由のエミレーツ航空にしました(詳細は後述)。費用は燃油サーチャージや空港使用料、税金、予約発券手数料など含め総額で1人約10万円でした。フジロックとサマソニとあと何か我慢すれば行けない額ではありません。僕もサマソニはこのために諦めたし(でもフジは行きました笑)。国内フェスが魅力的なメンツだったとしても、プリマヴェーラのメンツには絶対に敵わないので案外すんなり諦めがつきます。

成田からドバイまでは11~12時間、ドバイからバルセロナまでは6~7時間でした。バルセロナの時間は日本時間のマイナス8時間、サマータイムはマイナス7時間です。


3、宿の手配
もしかしたら飛行機とセットになってるフリープランとかあればそっちの方がいいかもしれないけど。手頃なのが見つからなかったので、宿はエクスぺディアで探しました。選ぶ基準は値段ももちろんですが何より場所が重要。

フェス会場(地下鉄の最寄り駅はEl Maresme Forum)にアクセスしやすい駅の近くのホテルがオススメ。あまり治安がいいとは言えないので(というか悪い)、あまり歩かずに宿につけた方がいいです。バルセロナ市内は地下鉄がめちゃくちゃ張り巡らされてるので地下鉄の移動が便利。ただ危険でもあります。未遂に終わったけど、僕も一回怪しい人たちに囲まれて物盗られそうになったし。

タクシーの方が安全ですが、フェス後始発前に乗ろうとしてもハッキリ言ってつかまりません。バルセロナのタクシー運転手(というかスペイン人の気質として)労働意欲が高くないので、フェス会場前にいる酔っ払いどもや日本人なんて乗せてくれません。

宿はリーズナブルなホテルを選べば、2人でも5泊6日で46,000円くらい。NH Forumというホテル(会場へは地下鉄で乗り換え1回で20分くらい)に泊ったんですがオススメ。近くに美味しいイタリアンレストランとロールタコス屋さんがあります。

旅行費用ですが、例えば2人で行った場合だとチケット2万×2+宿泊46,000+飛行機10万×2で一人当たり14万円くらい。さすがに毎年行くのはきついけど、一年間フェスやライブを我慢すれば行けないレベルではないと思います。それぐらいの価値あるものは観るし。僕が今回Primavera Sound 2013の5日間で観れたアーティストのライブレポートはこちらにまとめてます。


4、持ち物
基本的なトラベルグッズ以外はこれかな。

●日焼け止め(日差しがキツイ)
●サングラス(日差しがキツイし、逆光だとステージ見づらい)
●ユニクロのウルトラライトダウン(というか防寒着。これホント持ってってよかった。無かったら死んでた)
●地下鉄マップ
●ホテルの名前や住所を印刷した紙(タクシーで見せる)
●フェスのチケット印刷したやつももちろん忘れずに!


【出発編】

5、飛行機乗り継ぎ
エミレーツ航空を使ってドバイ経由でしたがこれはオススメ。乗り継ぎは5時間あったんだけど、エコノミークラスで乗り継ぎ4時間以上ある場合は出発フロア202番ゲート近くのインフォメーションカウンターで食事クーポンもらえます。めっちゃ美味しい料理やケーキなどブッフェ形式で食べ放題でした。


6、バルセロナ到着
おそらくバルセロナ・エル・プラット国際空港を使うことになると思いますが、空港から市内までタクシーだと20分くらいで25ユーロ。トランク1個あたり1ユーロ加算されることが多いです。

Renfeという国鉄を使うと20分ほどで2.5ユーロで行けるのでお得。ただ、到着ターミナルからRenfeの駅までシャトルバスに乗るのが結構距離あるしわかりづらくて面倒。英語話せる人探して聞くのがいいです。


【フェス当日編】
▼会場全体図。奥のステージ以外は地面が舗装されてるので歩きやすい。入場ゲートから一番奥のステージまで10分ちょいあれば移動できます。ただしステージ間の距離は近い分、音が混ざります。
CAM00007.jpg

7、リストバンド交換
入場ゲートの左側にある、まだリストバンドもらってない人の列から入場して、印刷したPDFチケット見せればリストバンド付けてもらえます。前夜祭も豪華なので(今年はDeloreanやThe Vaccinesなど。もちろん前夜祭オンリーの出演です)前夜祭のうちにリストバンド付けてもらえば翌日から並ばずラクです。持ち物検査はあるけど緩め。あと撮影禁止とかの注意書きもないしスタッフもいないしみんな自由にやってます。


8、服装
5月の地中海性気候とはいえ、今年は異常気象だったらしく極寒でした。こんなことも稀にあるので軽くてかさばらないダウンを用意するとよいです。


9、フード
飲食ブースは何ヶ所かあるけど日本のフェスのよりもショボイです。あんまり期待しないでください。ハンバーガーとかホットドッグとかカップ麺とかそんな程度。ハイネケンがスポンサーなのでビールはハイネケン。サーバーを背負った人がライブ中でも前の方を練り歩いてるのでわざわざステージ前から離れなくても買えるのはうれしい半面、結構ウザイ。しかも売り子もノリノリでライブ観てるし(笑)。屋根付きのだだっ広いスペースがあって、そこに長テーブルと長イスがたくさんあるので雨降ってても食事できます。


10、物販
日本のフェスみたいにTシャツやグッズがまとまって売ったりはしてなくて、ラフ・トレードとかがそれぞれブース出してる感じ。Tシャツもアーティストのはラフトレのブースとかで扱ってるモノのみ。オフィシャルTシャツはあるけどパンフレットはなし。あと、日本のフェスみたいに鬼のように並びません。すぐに買えます。

▼手前が物販のブース、奥の屋根が飲食スペース
P5240070.jpg


11、トイレ
トイレの水は流れるか微妙。手洗い場はほとんどの箇所で水が出ないので、食事とか気になる人は除菌ウェットティッシュとか持って行った方がいいです。あと、場内唯一の室内ステージとなるAuditori Rockdeluxという大きなホールがあるんだけど、ここのトイレだけはまともなので入場する機会があればここのトイレに行っておいた方がいいです。

で、そのAuditori Rockdeluxだけは入場に結構並びます。別途有料チケット(2ユーロくらい)が必要なアーティストもあるのでご注意を。

▼Auditori Rockdelux
P1000753.jpg


12、その他日本のフェスと違うところ
海外フェス全般に言えるのかもしれないけど、ハッキリ言ってプリマヴェーラは健全で快適なフェスとは言えません。

●ごみのポイ捨てが異常。というか、別にあとでスタッフがまとめて集めるし~みたいなノリで、ゴミ箱はあんまりありません。夜になる頃には足元がカップだらけ。
●喫煙率が異常。周囲を10人に囲まれたら6、7人は吸ってると思ってください。非喫煙者はキツイ。逃げ場はありません。
●ライブ中のおしゃべり率が異常。James BlakeだろうがDaughterだろうが、どんなに静かな音楽でもみんな騒いでてステージ観てない人多数。
●カップルのイチャつきが異常。夜になるとそこらでキスしたり抱き合ったりしてます。童貞の人にはキツイ。
●マジ喧嘩してる人もたまにいます。
●白い粉持ってる人もたくさんいます。ダメ、絶対!
●ラリってる人たくさんいます。踏まないように!(踏みました)


その他、何かあればTwitterにでも。記憶が定かな範囲でお答えします!

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