フリートーク

PUBLIC IMAGE REPUBLICは4周年を迎えました

2010年の2月7日、最初の記事が投稿されてこのブログが誕生しました。あれから丸4年が経ち、5年目に突入します。

今日はちょっとこの4年を振り返る意味で、少しプライベートなことを書き留めておこうと思います。


Hot Chip - "Brothers" ※このブログで一番最初に紹介された楽曲



4年間もコンスタントに書いていると、書く意義とか続ける意義についての考え方が変わってくるものです。書く内容について、「誰に向けたものなのか?」というスタンスなんかも。

4年前に遡ります。僕がこのブログを始めたきっかけは(これはTwitterでも話したことないんですが)、僕は以前myspaceをやってて。2007年頃だったかな。

当時僕は一人で音楽を作ってたんですが、それをWEB上で公開したくて。その頃はBandcampもSoundcloudもなくて、素人が楽曲を発表するのはmyspaceが主流でした。

楽曲を聴いてもらうためにはフレンドを増やす必要があって、フレンドにページを見てもらうためにmyspaceブログを書き始めました。毎週、お気に入りの10曲をYouTube貼って紹介して。なのでこのブログで以前やっていた「今週の10曲」はその名残りなんですね。

でもmyspaceも改悪に次ぐ改悪で使い勝手が悪くなって、それならちゃんとしたブログサーバー使ってやろうと。誰が見てくれるかわからないけど、後から自分が読んで「この頃はこういう音楽を聴いていたな」とか「あのアーティストに初めて出会ったのはこの時か」とか思えたら楽しいかなと思って。

それでこのブログを始めました。ちなみに最初から「PUBLIC IMAGE REPUBLIC」という名前だったわけではなく…「洋楽最新情報」みたいなブログ名でした。今となってはクッソ恥ずかしいですが(笑)。その方がアクセス増えるだろうと。ちょっとメディア気取りだったわけです。

myspaceから引き継ぐ形で毎週やっていた「今週の10曲」は、当初は「今週はこんなものをヘビロテしていました」的な記録だったんだけど、ブログのアクセス数とか増えてくるうちに「まだあまり知られていない音楽を紹介して、このブログきっかけでファンが増えたらうれしいな」とか思ってきて。次第にそういう目的に変わってきました。だからそこに載せる10曲を選曲するために1週間かけていい音楽を探すっていう感じで。これは今思えば、良い面と悪い面の両方がありました。

良い面としては、まずこれまで音楽雑誌から受動的に得ていた音楽情報を、インターネットから能動的に得るようになったこと。これによって音楽の知識は確かに増えたし、新しいアーティストを知るスピードも早くなりました。だから、音楽に詳しくなれたというより、新しい音楽に出会う喜びとか、それを他の人にも聴いてもらうこととか、自分のインプットとアウトプットの場ができたことが単純に楽しかったですね。

悪い面としては、情報の早さと量を重視することでひとつの音楽に対する想いが浅くなったことと、人(ブログ訪問者)の目を気にするようになったこと。

こんなことがありました。The Heartbreaksがフジロックに出演決まった時に「へー知らないバンドだ、聴いてみよう。おっ結構イイじゃん!」と思ったんですね。でも後になってわかったけど、その一年以上前に「今週の10曲」ですでに取り上げてたんです。

「今週の10曲」とか言って自分で選曲しておきながら、世間でまだ知られていなさそうな曲を載せようと躍起になって探すあまり、全く身に付いていなかったというのが結構ショックでした。

それで、「今週の10曲」は2011年いっぱいで終わらせました。もっと言うと、毎週10曲を選ぶためにYouTubeとかいろいろ漁るのに疲れたっていうのもあります。それはそれで楽しかったけど、結構時間取られてましたからね。純粋に自分が今週よく聴いていた10曲を選べばラクだったのに。

そんなこんながあって、2012年頃からブログの存在意義を考えるようになりました。2012年は「今週の10曲」に代わるコンテンツとしていろいろ企画を考えて、その一環で「IRJ(いんでぃー・ろっく・じょし)48」という投票企画をやりました。これはRingo Deathstarrのアレックスをピックアップしたことから、彼らのアルバム「Mauve」の国内盤ライナーノーツでこの企画について触れられていて、すごくうれしかったですね。それ以上に、Twitterのフォロワーさんやブログの読者さんと一緒に記事を作っていくこの企画はとても有意義なものでした。

その後Weezerを皮切りに、アーティストごとの私的ベストトラックをランク付けする企画を始めて、最初のうちは「これ、他人からしたら全く面白くないよな」と思ってて。でも自分ですごく面白かったんですね。よし今度はこのアーティストを取り上げようって決めて、そのアーティストの作品を全部聴き直して。久しぶりに聴くアルバムとかも新しい発見があったり。よりそのアーティストに対する思い入れが深まっていく感覚がありました。それは未知の音楽を掘ってはすぐに忘れ去っていたあの頃よりも、とても意義があるように感じられたんです。

そして最終的にいきついた答えは、「このブログは誰にも読まれなくてもいい。読む人を楽しませるために書くのではなく、自分の書きたいことを正直に書く」ということでした。このブログはただ音楽のことばかり書いてある、私的な日記帳みたいなものにしようという方向性が定まりました。

去年くらいからブログに「Not a music media, it's a personal music diary」とか「体裁は外向きですが、内容は音楽に関する私的なメモ/雑記です」とか書き始めたのは、その方向性というか、初心を忘れないようにするためです。いつも読んでくれる人はいるし、「ブログ面白い」と言ってくれる人や「新しい音楽を知るための参考にしている」と言ってくれる人もいて、それはもちろんうれしいんだけど「じゃあみんなを楽しませる内容を書こう」とはならないんですよね。このブログはそういう「最新情報」「最新トレンド」とは距離を置いた形で今後も続けていきたいと思ってます。

それでもたまに、とても素晴らしい音楽に出会うと「これもっとたくさんの人に聴いてもらいたい!」って思うことはあります。幸い、昨年Spincoasterに誘っていただいて参加したことで、それができる場ができたのは良かったです。そういう「紹介レビュー」的なものはSpincoasterでやれるので、もうこのブログは完全に私的な内容でいこうと。

これからもこのブログで取り上げる音楽は、必ずしも最新のトレンドの音楽ではないし、必ずしも売れているものでもないし、逆にアイドルとか超メインストリームの音楽だったりもするし、世間的にはダサいと言われている音楽だったりもします。とにかく思いのままに自分の観たライブや聴いたアルバムの感想を感じたままに書く、「自分の記録」というスタンスで続けていこうと思います。

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