ライブレポート

ライブレポート:The Rolling Stones@東京ドーム

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2014年3月6日、東京ドーム。遂に観ることができました!The Rolling Stones(以下、ストーンズ)を生で!この目で!!



遡ること○年、ストーンズとの最初の出会いは大学1年の時でした。入学式でたまたま隣の席になったことからその後親しくなったパンクスのY君から、Sex Pistolsなんかと一緒に「Beggars Banquet」を借りまして。1曲目の「Sympathy for the Devil(悪魔を憐れむ歌)」を初めて聴いた時、それまで聴いたことのないようなドス黒くて呪術的なグルーヴに「何だか良くわからないけどカッケー!」と思ったものでした。「Dear Doctor」のコテコテのブルーズな感じも好きでしたね。

"Dear Doctor"



そこからストーンズに魅せられた僕は、代表的な作品やジャケ的に持っていたい作品から集め始めるもあまりのタイトルの多さに即挫折。あとはベスト盤「Forty Licks」で済ませてしまったのでした(ちなみに後に買い直した「Beggars Banquet」の他に買ったのは「Let It Bleed」「Sticky Fingers」「Exile on Main St.」「Goats Head Soup」、いわゆるストーンズの"黄金期")。うちの母は「若い頃、ビートルズよりもストーンズの方が好きだった」と言っていたけど実は4曲しか知らなくて、その辺のニワカ具合は大して変わらないんですが、ストーンズについての僕の認識としては、シワシワだけど作品リリースしてるしライブやってるし普通にかっこいいおじいちゃんだよなー程度。

でも2008年だったかな?CSテレビでたまたまマーティン・スコセッシ監督の「Shine A Light」っていう映画を観て。これは2006年のストーンズのチャリティライブの演奏シーンと舞台裏を織り交ぜたドキュメンタリー映画なんですが、え、これ最近のライブなの?ってびっくりしまして。ミック・ジャガーの動き、キレッキレなんですけど・・・。もうみんなおじいちゃんだと思ってたけど、いやおじいちゃんだけど、すげーライブかっこいい!!次に来日したら絶対に観にいく!チケット代が2万でも3万でも出す!って思っていました。

その前の来日公演は2006年だったのでしばらく来ない雰囲気でしたが、去年辺りから50周年ツアーの噂がちらほら出始めてヤキモキしていました。そして遂に今回の来日公演が決定し、公演最終日のS席チケットをゲット・・・!



迎えた当日。そういえば東京ドームでコンサート観るの初めて。1時間ほどグッズに並び、ようやくパンフレットを購入した頃には開演時間を過ぎていて、足早に入場。だだっ広いドームのアリーナから3階席まで埋めつくされた壮観な光景を眺めつつ、未だ経験したことのない規模のロックコンサートということでめちゃくちゃ興奮しました。

予定開演時刻を30分ほど過ぎたところで暗転。僕の座席は1階席のほぼ中央で、ステージとの距離感は感じましたが各メンバーの動きはよく見えたし、ステージとモニターの映像とを俯瞰して見れたので良かったです。

「Jumpin’ Jack Flash」から始まったライブ、何よりもまずビビリました。ミック・ジャガーのあのキレのある動き!ステージ両サイドの沿道を端から端まで走り、老いを全く感じさせない声で歌い、両腕を大きく振ったりと軽快に動き回っていて、60年代・70年代の頃(映像で観ただけですが)とほとんど変わってなかったのです。遠目だと、あれは本当にミック本人?20代の影武者なんじゃないの・・・と思いつつ、モニターに映し出されているのは深いシワが刻まれた紛れもないミック・ジャガー。ジャケットを脱いだ時のウエストの細さにもびっくりしたけど、あんなに華奢なのに動きがシャープで、相当ハードなエクササイズとしっかりした食事で健康管理してるんだろうなあと。Maroon 5に「Moves Like Jagger」という曲がありますが、確かにこれは歌にもしたくなるなといまさら納得してしまいました。

キース・リチャーズのギターはちょっと危うげでところどころ演奏があやしい部分もあったけど、やっぱりオーラがあるしブルージーで最高にかっこいい。チャーリー・ワッツの「エコ奏法(スネアのタイミングでハットを抜くやつ)」も堪能。途中メンバー紹介の際、ミックに花道に連れて行かれたときの「いや、俺はいいよ・・・こういうの苦手だしww」みたいなのかわいかったです。

ロン・ウッドはキースよりも4歳若いだけあって、淡々と泥臭く渋いフレーズを弾くキースと比べるとロックスター気質で、派手なアクションを入れつつギャンギャン弾く感じ。

この日の昼に公式Twitterで「スペシャルゲストが音合わせ中」とあったので、さまざまな憶測が飛んでましたが、ファンからの投票で決まった「Respectable」の時にミックが「ホッタ~~イ!」と紹介すると布袋寅泰が登場して一緒にプレイ(どうやらセットリストには本当に「Hotai」と書いてあったらしい)。

ミック・ジャガーが一度引っ込み、キースが歌う「Slipping Away」からミック・テイラーが登場。他のメンバーと比べるとだいぶ恰幅のいいおっさんでしたが、さすがにローリング・ストーン誌の選ぶ「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」の37位。ブルージーな泣きのギター、かっこよかったです。

「Gimme Shelter」ではリサ・フィッシャーがパワフルなコーラスを添えて大盛り上がりだったし、続く「Sympathy for the Devil」ではもちろん会場全体で「フッフー」のコーラス。本編ラスト「Brown Sugar」では会場全体が「Yeah, Yeah, Yeah, Whoo!!」の大合唱に包まれ、とにかく最高に楽しくて興奮しっぱなしでした。

アンコールではステージの左右に日本人のコーラス隊が男女20~30人ほど。それを見て、おっ、次はきっと大好きな「You Can’t Always Get What You Want」だなとわかりました。重厚なクワイアから始まり、ミック・ジャガーがアコギを弾きながら歌い、ホルン奏者も加えたこの曲の持つ多幸感・祝祭感は最高だとあらためて感じました。ラストは再びミック・テイラーを加えての「(I Can’t Get No) Satisfaction」。やはり彼らの代表曲の一つなだけあって大いに盛り上がり、最後はメンバー揃って肩を組みお辞儀をして終了。

"You Can't Always Get What You Want" @ Cotai Arena Macau 09/03/14


ライブから2週間以上経った今でも、あの時の光景は夢のようです。これ言うとアレなんですけど、公演最終日のチケットを購入したのは、正直「ストーンズが行なった最後の日本公演になるかもしれない」と思ったからでした。でもこの日のライブを観たら、5年後10年後も日本でまた最高にかっこいいロックンロール・ショーをやってくれるような気がしてなりません。全盛期の頃のライブを生で観たことはないのでその頃と比べてどうかはわかりませんが、とにかくこの日のパフォーマンスはそう思わせるくらいにエネルギッシュで老いを感じさせませんでした。次の来日も必ず観に行きますよ。


■2014.3.6 The Rolling Stones @Tokyo Dome Setlist
Jumpin’ Jack Flash
You Got Me Rocking
It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It)
Tumbling Dice
Ruby Tuesday
Doom And Gloom
Respectable (Fan vote – with Tomoyasu Hotei)
Honky Tonk Women
Band Introductions
Slipping Away (with Keith on lead vocals and Mick Taylor joining on guitar)
Before They Make Me Run (with Keith on lead vocals)
Midnight Rambler (with Mick Taylor)
Miss You
Paint It Black
Gimme Shelter
Start Me Up
Sympathy For The Devil
Brown Sugar

-ENCORE-
You Can’t Always Get What You Want
(I Can’t Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)

************************************************

───ミック・ジャガーの現恋人でファッションデザイナーのローレン・スコット(L'wren Scott)さんが3月17日に亡くなられたそうです。ミック・ジャガーのステージ衣装の多くを手掛けていたとのこと。ご冥福をお祈りいたします。───






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