ライブレポート

ライブレポート:Coldplay@東京ドームシティホール

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6月12日に東京ドームシティホールにて行われたColdplayのプレミアムライブに行ってきました。リリースされたばかりのアルバム『Ghost Stories』に伴うワールド・ツアーは東京の他にはケルン(ドイツ)、NY、LA、パリ、ロンドンのみ。超レアな機会だけに会場の外には「譲ってください」のボードを持った人が多数いて、中には「フィリピンから来ました」という人も。確かに彼らほど人気のバンドで公演地がこれだけなら、アジア全域やオーストラリア辺りから日本に来てもおかしくはない。整理番号が比較的早かったので、入場するやドリンク後回しでジョニー側の前から4列目くらいの位置を確保した。

天井にはLEDが仕込まれた折り紙風の星がいくつも吊るされ、ステージの四隅にも星の吊るされた枯れ木が立っている。背後にはスクリーンが置かれ、ステージの至るところに様々な電子楽器、そして左端には「あの曲」のためのティンパニと鐘がスタンバイされていた。

開演前のSEはFuck ButtonsやModeratなどエレクトリックなもの中心で、新作のインスパイア源になった楽曲をセレクトしているのだろうか。やがて開演時間になりJon Hopkins(新作の中で「Midnight」をプロデュースした)の「Open Eye Signal」が流れると、場内からは興奮を抑えきれないとばかりに手拍子が沸き起こった。

そしていよいよクリス、ジョニー、ガイ、ウィルの4人が登場。と同時に自分は後ろからなだれ込んできたオーディエンスに押され揉みくちゃに。1曲目は『Ghost Stories』のオープニングと同様「Always in My Head」でスタート。ゆったりしたビートをアンビエントな音がゆらゆらと包みこむようなサウンドは、スクリーンに映し出される幻想的な映像や吊るされた星の演出にピッタリ。満天の星を眺めているような気分にさせられ…るはずだったんだけど、押されたり踏まれたりで実はそれどころではなかった。しかもそんな状態で2曲目は「Charlie Brown」!この曲大好きなんだけど、ヤメテー!ってくらいの大モッシュ状態に。なんとか少し後ろの方に脱出した。

中盤にはこの日のサプライズ曲とも言える「Green Eyes」。セカンド「A Rush of Blood to the Head」に収録されている、わりと地味な牧歌的ナンバーだけど、なぜこの日のセットリストに組まれていたのかは謎。でも聴けてよかった。

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その後も新作から「Ink」「True Love」と続き、ここでティンパニと鐘が登場。期待を裏切ることなく「Viva La Vida」、「Every Teardrop Is a Waterfall」とヒットシングル連発。もうクライマックス突入?とちょっと驚いたけど、この後には「Midnight」が演奏された。

この「Midnight」、個人的にはこの日のベスト・パフォーマンス。新作の中でも最も打ち込み成分の強いこの曲がライブでどのように演奏されるのか楽しみではあったし、そもそもライブでやるの?と思っていたけど、まずクリスはヴォコーダー声に被せて歌い、ジョニーはキーボードやサンプラー類を担当。ウィルはドラムセットから離れ電子楽器「reactable」を操作している!reactableとは円形の光るボードの上でキューブや円盤を動かしながら音を出す直観的な電子楽器で、ビョークも使ったりしている。reactableの演奏を生で見るのは初めてだったし、ステージからは見えにくい手元をちゃんとスクリーンで映し出してくれていたのでとても嬉しかった。

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▲こちらがそのreactable(イメージ)


…で、ガイは?というと、彼は前方にある七色のレーザーで遊んでいた(笑)。それぞれのレーザーに音符が割り当てられているかのように、音に合わせてそれぞれのレーザーに手をかざしている。その動きはさながらパントマイム。

オーソドックスなロックバンドの編成(つまりボーカル、ギター、ベース、ドラム)で、reactableを使ったりレーザーでパントマイムするバンドなんて彼らの他にいるだろうか。Coldplayはいま世界で最もポピュラリティのあるバンドだけど、同時にとてもイノベーティヴなバンドだと思う。しかも、狙ってやっているのではなく純粋に音を楽しむためにやっているように僕には感じられる。Coldplayは嫌いという人も多いけど、おそらくアンチ派はそんな側面を「狙ってやっている」と感じているのではないかと思う。

「Midnight」の後半、光が乱反射するようなシンセ音のパートでは、クリスもレーザーに手をかざして踊っていた。レーザーを顔に当てたりもしているように見えたのだけど、それめちゃくちゃ危険だよ、失明するよ…!

その後、7色のレーザーが中央に集まっていき、クリスがふっと手で消して本編ライブ終了。この、糸がぷつりと切れたような終わり方も素敵だ(以下の動画で同じ演出が見られます)。




アンコールでは「Oceans」、さらに新作の中で唯一と言えるフロア・アンセム「A Sky Full of Stars」。Avicii仕込みのこの曲で盛り上がらないはずがない。クリスはオーディエンスにジャンプを煽り、星型の紙吹雪が大量噴射(一番上の写真)。ラストは最強アンセム「Fix You」で大合唱のままにシメ。4人が肩を組んでお辞儀してステージを去ると『Ghost Stories』のシークレット・トラック「Fly On」が流された。




客電が点くと、床一面が紙吹雪だらけ。その紙吹雪をごっそり拾っている人もいたけど、僕はショルダーバッグに大量に積もっていたのでそのまま持って帰ってきたのでした(その後捨てたけど…)。

音楽性が若干おとなしめになろうと、ライブにおける視覚的エンタテインメントを忘れないColdplay、やっぱり現代最高のライブバンドだと思えたライブでした。

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■Coldplay 2014.6.12 setlist
Always in My Head
Charlie Brown
Paradise
Magic
Clocks
God Put a Smile Upon Your Face
Green Eyes
Ink
True Love
Viva La Vida
Every Teardrop Is a Waterfall
Midnight


encore:
Oceans
A Sky Full of Stars
Fix You
(Fly On)




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