年間/半期ベスト[2014年]

2014年 年間ベストアルバムBEST40+MORE

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先日の【2014年 年間ベストトラック】、【2014年下半期 旧譜ベストアルバム30】に続いては2014年の年間ベストアルバムです。例年同様にBEST40を挙げたほか、惜しくもそこから漏れた次点の作品を10枚、合計50枚を選びました。末尾に個人的総括みたいなことも書いています。

選考基準は以下の通りです。

・2014年リリースのアルバム/ミニアルバム/EP/ミックステープ
・デジタル/フィジカル問わず、購入またはレンタルしたもの
・オフィシャルからフリーダウンロードしたもの
・日本盤が2014年リリースでも、海外でそれ以前にリリースされているものは除外


それでは、まずは次点10枚から!



Honorable Mention:次点10枚


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Bleachers / Strange Desire
5 Seconds of Summer / 5 Seconds of Summer
The Horrors / Luminous
Johnny Foreigner / You Can Do Better
Mumm-Ra / Back to the Shore
OK Go / Hungry Ghosts
Sharon Van Etten / Are We There
坂本慎太郎 / ナマで踊ろう
Skrillex / Recess
TM NETWORK / QUIT 30

※アルファベット順


どれも結構好きなアルバムなので悩んだけど、上記10作は惜しくもTOP40から漏れました。


No.40-31


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No.40 Rustie / Green Language
No.39 First Aid Kit / Stay Gold
No.38 The Juan MacLean / In a Dream
No.37 Pharrell Williams / Girl
No.36 The Ting Tings / Super Critical
No.35 Iceage / Plowing Into the Field of Love
No.34 Ásgeir / In the Silence [Deluxe Edition]
No.33 The Smashing Pumpkins /
Monuments to an Elegy
No.32 キノコホテル / マリアンヌの呪縛
No.31 The Rentals / Lost in Alphaville



「Raptor」と「Attak」という2つの必殺曲を含むRustie、フジロックでベタ惚れしたFirst Aid Kit、元LCD Soundsystemのナンシーを前面に押し出したThe Juan MacLean、日本のお茶の間にも浸透したPharrell Williams、トレンドに沿った方向転換をするもメディアからは総スルーなThe Ting Tings、酔いどれ感が増したIceage、今年最も癒しを与えてくれた美声の持ち主Ásgeir、ラウドでロマンティックな原点回帰作のスマパン、GS歌謡から完全脱却しポストパンク色を増したキノコホテル、15年ぶりの復帰作をリリースした元Weezerのマット・シャープによるThe Rentalsがランクイン。


No.30-21


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No.30 Flying Lotus / You're Dead!
No.29 Ed Sheeran / X
No.28 SOHN / Tremors
No.27 Aphex Twin / Syro
No.26 U2 / Songs of Innocence
No.25 Heartsrevolution / Ride or Die
No.24 OGRE YOU ASSHOLE / ペーパークラフト
No.23 Taylor Swift / 1989 [Deluxe Edition]
No.22 Sia / 1000 Forms of Fear
No.21 NATURE DANGER GANG /
THE BEST OF NDG + α



攻めのジャズを聴かせてくれたFlying Lotus、2014年の年間UKチャート1位&年間ワールドチャート3位のEd Sheeran、緻密なビートとソウルフルなヴォーカルが魅力のSOHN、13年ぶりということ以外にもアー写や告知方法、パッケージなども話題となったAphex Twin、「誰だよ」扱いのU2、デビューから7年を経てようやくデビューアルバムをリリースしたHeartsrevolution、もはや孤高の存在に達した感のあるオウガ、エレクトロ・ポップへと振り切れたTaylor Swift、ミュージックビデオで多くの人を虜にしたSia、年間120本を超えるライブにより「めちゃくちゃカオスで面白いバンドがいるらしい」と話題が話題を呼んだNDGがランクイン。

20位からは一枚ずついきます。


No.20

Royal Blood / Royal Blood
Royal Blood Royal Blood



No.19

N'夙川BOYS / Do You Like Rock'n Roll!?
N夙川BOYS Do You Like Rockn Roll



No.18

Andy Stott / Faith in Strangers
Andy Stott Faith In Strangers



No.17

Run the Jewels / Run the Jewels 2
Run the Jewels Run the Jewels 2



No.16

きのこ帝国 / フェイクワールドワンダーランド
きのこ帝国 フェイクワールドワンダーランド



No.15

Azealia Banks / Broke with Expensive Taste
Azealia Banks Broke with Expensive Taste



No.14

Charisma.com / DIStopping
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8月度ALBUM OF THE MONTH選出



No.13

Bombay Bicycle Club /
So Long, See You Tomorrow

Bombay Bicycle Club So Long, See You Tomorrow



No.12

Alvvays / Alvvays
Alvvays Alvvays



No.11

Les Sins / Michael
Les Sins Michael
11月度ALBUM OF THE MONTH選出



No.10

Esben and the Witch / A New Nature
Esben and the Witch A New Nature



No.9

La Roux / Trouble in Paradise
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7月度ALBUM OF THE MONTH選出



No.8

Charli XCX / Sucker
Charli XCX Sucker



No.7

Lily Allen / Sheezus [Deluxe Edition]
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5月度ALBUM OF THE MONTH選出



No.6

Coldplay / Ghost Stories
Coldplay - Ghost Stories
6月度ALBUM OF THE MONTH選出



No.5

大森靖子 / 洗脳
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12月度ALBUM OF THE MONTH選出



No.4

Caribou / Our Love
CaribouOur Love
10月度ALBUM OF THE MONTH選出



No.3

Weezer / Everything Will Be Alright in the End
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No.2

Cloud Nothings / Here and Nowhere Else
Cloud Nothings - Here and Nowhere Else
4月度ALBUM OF THE MONTH選出



No.1

銀杏BOYZ / 光のなかに立っていてね
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1月度ALBUM OF THE MONTH選出





【2014年を振り返って私的雑感など…】

▽こういう作品を評価しました
今回のランク付けをするにあたって、判断基準としては「新しいことをやっているか」とか「音楽的に価値のある作品かどうか」とかは関係なく、ただ単純に「好きか嫌いか」「ヘビロテしたくなるかどうか」という点のみで決めました。

例年と比べると、結構すんなり決まりました。特に上位。見ての通り、毎月決めているALBUM OF THE MONTHを獲得した作品はいずれもそのまま上位に入っているし、途中で急に評価が上がったり下がったりというのはほとんどなかったです。

1位の銀杏BOYZと2位のCloud Nothingsは2014年の早い段階から「これは年間ベストツートップだな」と確信を持ち、そのままそこに落ち着きました。この1位と2位、上半期ベストと同じなんですね。実は上半期ベストの選考時点では銀杏BOYZもCloud Nothingsも互角で、どっちが1位でも良かったんです。ただ何となく、年間ベストの時点ではCloud Nothingsが1位になってそうだったから、上半期ベストでは逆にしてみただけっていう。

2014年は全体では豊作だったと思います。上半期はさほど新譜を聴かなかったせいもあり、この2作品以外はあんまりって感じでした。逆に下半期は注目作がたくさんリリースされて、平均値は高かったけどどれもこの2作を超えられなかったですね。それぐらい、銀杏BOYZとCloud Nothingsは強かったです。

▽前作超え!『Here and Nowhere Else』
Cloud Nothingsといえば、前作にあたる『Attack on Memory』は当ブログの2012年の年間ベストアルバム1位を獲得しているわけで。あの作品に出会ってから音楽的嗜好が大きく変わったくらい、自分にとってはここ10年で最も意義のある作品の一つでした。だから今回の『Here and Nowhere Else』にも当然大きな期待を寄せたものの、よもや『Attack on Memory』を超えることはないだろうとも思っていました。

でも、余裕で超えてきました。とにかくメロディが全曲素晴らしく、ソングライティングに関しては前作を凌駕していると思います。『Here and Nowhere Else』は、『Attack on Memory』収録の「No Future No Past」みたいなスロウコア曲や「Wasted Days」みたいな8分近い長尺曲はなく、全曲アップテンポなので一本調子と思う人もいると思います。自分は一本調子なアルバムが好きではないけどこの『Here and Nowhere Else』は例外で、この潔さこそが魅力に感じられました。あとギターやドラムの音が最高。前作のいかにもアルビニ録音な硬質サウンドもかっこよかったけど、よりパンキッシュな今作の音がすごく気持ちよかったです。プロデューサーのジョン・コングルトン、いい仕事しました。

▽『光のなかに立っていてね』の衝撃
1位に選んだ銀杏BOYZ『光のなかに立っていてね』は一本調子の対極にあるような作品。南沙織のカバーに始まり、シューゲイザー、ラップ、ユーロトランス、ノイズ+サイケ歌謡、ギターロック、ピアノバラード、エレクトロポップなど、ジャンルもバラバラな曲の集まり。だけどそれぞれがちゃんと同じベクトルを向いているっていう。そしてどの曲もやたらと緻密で高密度なのに洗練されていなくて、それこそ血と汗と精液と糞尿が入り混じったみたいな汚さがあるけど、そこがまた人間臭くて。とにかくここ10年くらいの邦楽作品では最高峰の傑作だと思います。

この作品は彼らにとって9年ぶりのアルバムで、昔からのファンにとっては思い入れも深いと思います。峯田以外のメンバー全員脱退のニュースに衝撃を受けた人も多かったでしょう。でも僕は銀杏BOYZには特に深い思い入れはありません。だって2014年のベストトラックでも1位に選んだ「ぽあだむ」を聴いて初めて興味を持ち、それから『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』と『DOOR』と『SEX CITY ~セックスしたい~』を聴いたんですから(それと『BEACH』も)。だからこの1位は、思い入れとかノスタルジーを抜きにした、この作品に対する純粋な評価だったりします。

▽3位以下の作品、新しい発見
3位Weezerと4位Caribouは、つい数日前まで順序が逆でした。これもほぼ互角なんですが、先ほども書いたように今回「ヘビロテ度」をひとつの基準にしました。1回聴いた後、次にまた聴きたくなるまでのインターバルの短さ度合いですね。Caribouと比べるとやはりWeezerは歌モノギターロックだし口ずさみやすく、ヘビロテ度が高かったので入れ替えました。

5位の大森靖子も銀杏BOYZと同様、パンキッシュな曲や四つ打ちエレクトロ、典型的なJポップバラード、プログレ的展開を見せるポエトリー・スラッシュ・ブロステップ・ドリームエレクトロなど、もはやカテゴライズ不可能なゴッタ煮感がありつつ、実はメロディがしっかり書けている良質のJポップという側面もあって、そんなところがハマりました。

6位以下に関しては、あまり大きな差はありません。9位のEsben and the Witchはここ数週間で大きく順位が上がった作品ですね。実は2014年最も期待していた作品だったので、最初に聴いた時はちょっと肩透かしを食らい「アルビニも適当に仕事するとこうなるんだなあ」と思ったものでした。でも何度か聴くうちに、アルビニ録音云々は抜きにして、ものすごくスリリングでノイジーな作品だなあと。PortisheadとPJ HarveyとSlintをミックスしたみたいな感じで最近のモードにもピッタリでした。

あとは、2014年はLa Rouxやきのこ帝国やAndy Stottみたく、前作までは全然良さが分からなかったのに今作でハマったってものも多かったです。そういう意味においても、いろいろと新しい発見があって豊作な年だったと思います。

▽邦楽についてのあれこれと「一周まわった感」
豊作といえば、2014年は邦楽が近年稀にみる大豊作の年だったとあちこちで言われていますね。自分にとっても年間ベストに食い込んでくる邦楽の数がだいぶ増えてきたと思います。2012年はTOP60内に邦楽作品は4作、2013年は5作(4アーティスト)でしたが、今回は1位の銀杏BOYZをはじめTOP50内に10作品がランクインしています。以前は自分の中で、洋楽と邦楽それぞれに琴線ポイントが存在していてダブルスタンダードのような状態だったので、実は洋邦混在したランキングを付けるのは非常に難しかったのです。でも最近はそれが解消され、共通の基準で評価をすることができるようになりました。

おそらく今年は、邦楽を聴く機会がさらに増えると思います。と、ここまで語っといてなんですが、実はそこまで洋楽とか邦楽にこだわってるわけでもないんですけどね。今まで何となく苦手意識のあったものとか避けてきたものを積極的に聴いていきたいです。先日とある人に「(僕の音楽的嗜好は)一周まわっている感がある」言われたんですが、妙に納得させられました。自分はこういうのが好きだからこういうのをたくさん聴こうっていうモードが終わって、最近は自分のストライクゾーンから外れたものも「これってどうなんだろう?」って感じでどんどん聴いています。なので2015年も、節操ないくらいにいろいろ聴いていきたいですね。


▼LIST

次点:
Bleachers / Strange Desire
5 Seconds of Summer / 5 Seconds of Summer
The Horrors / Luminous
Johnny Foreigner / You Can Do Better
Mumm-Ra / Back to the Shore
OK Go / Hungry Ghosts
Sharon Van Etten / Are We There
坂本慎太郎 / ナマで踊ろう
Skrillex / Recess
TM NETWORK / QUIT 30

No.40 Rustie / Green Language
No.39 First Aid Kit / Stay Gold
No.38 The Juan MacLean / In a Dream
No.37 Pharrell Williams / Girl
No.36 The Ting Tings / Super Critical
No.35 Iceage / Plowing Into the Field of Love
No.34 Ásgeir / In the Silence [Deluxe Edition]
No.33 The Smashing Pumpkins / Monuments to an Elegy
No.32 キノコホテル / マリアンヌの呪縛
No.31 The Rentals / Lost in Alphaville
No.30 Flying Lotus / You're Dead!
No.29 Ed Sheeran / X
No.28 SOHN / Tremors
No.27 Aphex Twin / Syro
No.26 U2 / Songs of Innocence
No.25 Heartsrevolution / Ride or Die
No.24 OGRE YOU ASSHOLE / ペーパークラフト
No.23 Taylor Swift / 1989 [Deluxe Edition]
No.22 Sia / 1000 Forms of Fear
No.21 NATURE DANGER GANG / THE BEST OF NDG + α
No.20 Royal Blood / Royal Blood
No.19 N'夙川BOYS / Do You Like Rock'n Roll!?
No.18 Andy Stott / Faith in Strangers
No.17 Run the Jewels / Run the Jewels 2
No.16 きのこ帝国 / フェイクワールドワンダーランド
No.15 Azealia Banks / Broke with Expensive Taste
No.14 Charisma.com / DIStopping
No.13 Bombay Bicycle Club / So Long, See You Tomorrow
No.12 Alvvays / Alvvays
No.11 Les Sins / Michael
No.10 Esben and the Witch / A New Nature
No.9 La Roux / Trouble in Paradise
No.8 Charli XCX / Sucker
No.7 Lily Allen / Sheezus [Deluxe Edition]
No.6 Coldplay / Ghost Stories
No.5 大森靖子 / 洗脳
No.4 Caribou / Our Love
No.3 Weezer / Everything Will Be Alright in the End
No.2 Cloud Nothings / Here and Nowhere Else
No.1 銀杏BOYZ / 光のなかに立っていてね

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