初聴きディスクレポート

初聴きディスクレポート Vol.89(2016年11月)

201611.png


2016年11月に初聴きした作品のディスクレポートです。そろそろ年間ベストを考え始めなければですね。




★★★★★ 年間ベスト20位以内クラス*
★★★★☆ すばらしい
★★★☆☆ 標準レベルの良作
★★☆☆☆ 気になる部分あり・もっと聴きこみ必要
★☆☆☆☆ 期待ハズレ
☆☆☆☆☆ 全然ダメでした

*今年リリースでない場合、旧譜のみの年間ベスト20位以内クラス




11月のALBUM OF THE MONTHは、今年最も楽しみにしていた新譜のひとつでした。


■ALBUM OF THE MONTH■
Esben and the Witch / Older Terrors (2016)
★★★★★
Esben and the Witch - Older Terrors

英ブライトン出身の男女スリーピースによる4作目。

ついにこの域まで到達してしまったか!という感じ。2011年の1st『Violet Cries』はスロウコア×ゴス、2013年の2nd『Wash the Sins Not Only the Face』はシューゲイザー×ダークウェイヴ、2014年の3rd『A New Nature』はスロウコア×ゴリゴリのハードコアと、リリースを重ねるごとに攻撃性を増していったが、本作は前作の路線を極限まで推し進めた「最終形態」と言えそう。全4曲収録で全曲が10分超えということからもわかる通り、各曲がプログレッシヴな展開を持ったエクスペリメンタル・ハードコアな作品となっている。レイチェルの歌声も幽玄さと憂いをさらに増し、まるでGodspeed You! Black EmperorにChelsea Wolfeが加わったスーパー・グループ、とでも形容したい。

しかしこの「行くところまで行った」感、この後彼らはどうなってしまうのだろうかという気持ちにさせられる。同じ路線で行くのか、全く別の方向に行くのか、はたまたこれがラスト作なのか。いっそのことこれがラストでも、少しも惜しくはない。

Spincoasterでの楽曲紹介記事

Esben and the Witch - "The Wolf's Sun"




ラブリーサマーちゃん / LSC [初回限定盤] (2016)
★★★★★
ラブリーサマーちゃん - LSC

「インターネット発の宅録女子」などと称されることも多いSSWによるメジャー・デビュー・アルバム。本人が以前公表していた各曲の元ネタツイートを読みながら聴くと「確かに(笑)」とニヤリとせずにはいられない。悪く言えば「パクリ」なのだけど、不思議とあざとさやイヤらしさは感じらない。


というのも、元ネタには僕の好きなアーティストが多く、彼女がそのアーティストのどの部分を拝借しているのか=「そのアーティストに対する理解の深さ」がとてもよく伝わってくるからだと思う。少なくとも、「よく知らないけど表面だけなぞってみました」というものではない。

音楽遍歴のほんの一部でも自分と共通していることに親近感も湧くし、何よりまさに「私の好きなもの」をストレートに反映させた音楽性も評価すべきポイント。ピアノバラード、パワーポップ、ヒップホップ、エレクトロ・ポップとバラエティに富んだ内容は一見とっ散らかっているようでも、あくまで「歌声」が中心になっていることにより不思議な統一感がある。インディーズ時代の1stミニアルバム『#ラブリーミュージック』と比べても、ソングライティングも歌唱も格段に向上しているのがわかる。

初回限定盤は客演曲を集めたボーナス・ディスク付きの2枚組となっているが、これがまたとても良かった。特に「LOVEでしょ?」、「最高の夜だぜ」、「Divine Hammer」は大名曲。

ラブリーサマーちゃん - "あなたは煙草 私はシャボン"
(11/2 メジャーデビューアルバム「LSC」全曲プチ試聴付き)





Catfish and the Bottlemen / The Ride (2016)
★★★★☆
Catfish and the Bottlemen The Ride

英ウェールズ発の4人組ギター・ロック・バンドの2nd。

2014年のデビュー作『The Balcony』も今年に入ってから聴いたが、その時は「よくあるUK産ギター・バンド」という印象に留まった。そんなわけで今回もそこまで大きな期待もせずに聴いたのだけど(いずれも妻が購入)、見違えるほど良くなっていてビックリ。といってもドラスティックな変化を遂げているわけではなく、基本は何も変わっていない。ただ単に曲が良くなった、それだけ。曲は至ってシンプルでブリッジとコーラスを2回繰り返して終わりという曲もあるし、タイトルは相変わらずぶっきらぼうにワンワードだらけ(アルバム二作に収録された全22曲は全てワンワード)。もちろん以前からメロディアスだったけど、それでも「今回からソングライターが変わったの?」と思ってしまうほどだ。

特筆すべきはM7「Oxygen」。この曲は誰もがOasisを連想するだろう。俗にいう「Oasisらしい曲」といえばミドルテンポの、「Don't Look Back in Anger」みたいな曲がイメージされがちだが、この曲は『Don't Believe the Truth』~『Dig Out Your Soul』期特有の哀愁メロディ×ズンズンドラム×ジャングリーなギターのカッティングにより、見事にOasisサウンドを体現している。



The Smashing Pumpkins / Adore
[Super Deluxe Edition] (2014)
Disc 4:Chalices, Palaces and Deep Pools

★★★★☆
The Smashing Pumpkins Adore [Super Deluxe Edition]

スマパンの4作目『Adore』のデラックス・エディションから、デモやリミックスなどを収録したディスク4。

本編未収録のデモ曲はなぜボツになったのかと思うくらい良い曲ばかりだし、リミックスやバージョン違いも秀逸なものが多く、いわゆる寄せ集め感は皆無。90年代を代表するヒット・プロデューサーPuffy Combsによる「Ava Adore」のリミックスが特に素晴らしかった。あとM3「To Sheila」の初期デモであるバンジョー・バージョンは、バンジョーの美しい響きが曲の良さをより一層引き立たせている。



AlunaGeorge / I Remember (2016)
★★★★☆
AlunaGeorge I Remember

ロンドン発の男女デュオによる2nd。ZhuやPopcaanがゲスト参加。

2013年の1st『Body Music』は未聴だが、以前よりもメインストリーム感が増した印象。「I Remember」をはじめMajor Lazer & DJ Snake feat. MØ「Lean On」の流れを汲むキャッチーなミドル・ダンス曲は佳曲揃い。しかしそれゆえに個性が薄れた感もある。また、M6「Jelous」とM7「I'm In Control」で、同じBPMで曲調も似た曲が続くところも気になった。



Hope Sandoval & The Warm Inventions /
Until The Hunter (2016)

★★★★☆
Hope Sandoval The Warm Inventions - Until the Hunter

Mazzy StarのHope SandovalとマイブラのColm Ó Cíosóigによるアシッド・フォーク・デュオの7年ぶりとなる3作目。

先行公開された曲「Isn't It True」と「Let Me Get There」(Kurt Vileとのデュエット)を聴いたかぎり、1st『Bavarian Fruit Bread』(このアルバムは2001年の私的年間ベスト1位でもあった)のように夢見心地なフォーク作品になるのかと思いきや、1曲目「Into the Trees」から9分超えの仄暗いサイケデリック・ナンバーで面喰った。しかし2曲目以降はドリーミーなアシッド・フォーク路線に戻り、50歳となってもなおMazzy Starの頃と変わらないホープ嬢の儚げな美声に酔いしれた。



Prince and The New Power Generation /
Love Symbol Album (1992)

★★★★☆
Prince and The New Power Generation Love Symbol Album

Princeがその名を記号化しての最初のアルバムで、Prince and the New Power Generationの名義を冠した通算14作目。

80年代後半に生まれ90年代初頭に隆盛を極めたグラウンド・ビートやニュー・ジャック・スウィングをベースに、当時メインストリームに侵食していたヒップホップの要素を前面に押し出したリズムが印象的で、今聴くと懐かしさと新鮮さが入り混じってかっこいい。レゲエやQueenばりのロック・オペラなど多彩なアプローチも見られ、全18曲75分というヴォリュームにもかかわらず中だるみすることなく聴ける。



宇多田ヒカル / Fantôme (2016)
★★★★☆
宇多田ヒカル Fantome

8年ぶりのリリースとなった本作。母の死を経験したことによると思われるが、多くの曲で「死」「別れ」「喪失」といったものをテーマとして扱っているようだ。しかし、感傷に満ちた作品ではあるが決して暗い作品ではなく、むしろ「死」を表現することで対比する「生」が浮かび上がってくる内容となっている。

シンプルなドラムの曲が多く、初めて聴いた時はその肩の力の抜け加減にやや地味な印象も受けた。しかしヘッドフォンでしっかり聴き込むと、お馴染みの本人による多重コーラスや必要な箇所のみで最小限に鳴らされるストリングスなど、実は緻密に作り込まれていることに気付かされる。これからも聴くたびに新たな発見がありそう。



David Bowie / Lodger (1979)
★★★★☆
david bowie lodger

俗に「ベルリン三部作」と呼ばれるうちの3作目。

いずれもBrian Enoが参加している『Low』、『"Heroes"』とはまた毛色の異なる作品だが、本作はこれまでに聴いたボウイの作品でも最もパンクだと思う。M2「African Night Flight」はポスト・パンク色の強い奇妙なサウンドにラップ調のヴォーカル、「Red Sails」はNeu!『Neu! 75』のB面曲を思わせるパンキッシュなハンマービートで、とにかくトガリまくっている。「D.J.」と「Boys Keep Swinging」は、とびきりキャッチーなメロディにノイジーなギターと弾むベースが絡み、Blurっぽくてかっこいい。



American Football / American Football (2016)
★★★★☆
American Football American Football

米イリノイ出身、マイクとネイトのキンセラ兄弟による美麗エモ・バンドが2014年に再結成し、17年ぶりにリリースした2nd。ミドルテンポに美しいギターのアルペジオ、1stと全く変わらない瑞々しいサウンドと歌声。そしてマリンバやトランペットの音には「癒し」や安心感さえ覚える。

しかし久しぶりの新作というのは本当に難しい。変わらないでほしいという気持ちもあれば、また新たな面や成熟を感じたい部分もある(ただ、それで失敗したのがThe Get Up Kidsなのだが)。この「変わらなさ」が良かった反面、もう少し新しい驚きがあっても良かったという複雑な気持ちはある。



How To Destroy Angels / Welcome Oblivion (2013)
★★★★☆
How To Destroy Angels Welcome Oblivion

Nine Inch NailsのTrent Reznorと彼の妻Mariqueen Maandig、そしてAtticus Ross、Rob Sheridanによって結成されたユニットのデビュー・アルバム。

NIN同様に、硬質でヒンヤリとしたポスト・インダストリアル・サウンドで構築されているが、Mariqueenのヴォーカルによって繊細さや温もりも感じられる。Factory Floorばりのミニマル・インダストリアル・テクノな「Recursive Self-Improvement」といった曲も良かったけど、そんな中でも異彩を放っているのは前年リリースの『An Omen EP』から再収録された「Ice Age」で、おそらくカリンバとアコギと思われる音で構成されたビートレスな曲。意表を突くタイプながら、5曲目に配置することでアルバムの軸と言える存在感を見せている。



Danny Brown / Atrocity Exhibition (2016)
★★★★☆
Danny Brown Atrocity Exhibition

デトロイトのすきっ歯ラッパーによる4作目。

先行トラック「When It Rain」はドープかつキレッキレだったので期待値が高かったのだけど、前作『Old』と比べるとラップもトラックもパンチが弱い印象。M4「Really Due」はKendrick Lamarが参加しているとはいえ、冒頭の5曲はおとなし過ぎる。前作はA-Trak、Rustie、Skywlkrらがプロデューサーとして参加していて、エレクトロ度が高く先鋭的なトラックがかっこよかったし、メロディもビートもわかりやすく、何より冒頭から勢いがあった。今回は全体的に「わかりやすさ」が後退し、代わりにドラッギー感が増したという印象。



Peter Gabriel / So (1986)
★★★★☆
Peter Gabriel So

元Genesisの奇才アーティストによる5作目で、80年代を代表するヒット曲「Sledgehammer」が収録されているほか、M3「Don't Give Up」ではKate Bushがゲスト参加している。

先月彼の1st『Peter Gabriel 1: Car』を初聴きして五つ星評価を付けたけど、本作はいかにも80'sらしい普遍的ポップソングな仕上がりになっており、ヒットポテンシャルこそ高い(だからこそ実際に全英1位、全米2位とヒットしたのだろうけど)ものの、1stの頃のアート性や変態性がかなり薄れているのが少し残念。

しかし以前から度々指摘されていたし本人たちも影響を公言していたけど、The 1975は本当にこの頃のPeter Gabrielに似ていると思う。「Big Time」なんかは特に。



En Vogue / Born to Sing (1990)
★★★★☆
En Vogue Born to Sing

90年代に一世を風靡したものの、後に不仲でも知られるようになってしまったUSの女性4人組R&B/ソウル/ヒップホップ・グループのデビュー・アルバム。この時点ではややヒップホップやニュー・ジャック・スウィングなどの要素が強く、パワフルなラップや、4人による美声コーラスワークを活かしたバラードなど聴きどころも多かった。本作と同時に借りた2nd『Funky Divas』も楽しみ。



入江陽 / SF (2016)
★★★★☆
入江陽 SF

編曲家、プロデューサー、映画音楽家、文筆家としての肩書も持つネオ・ソウル歌謡シンガーの3作目。

電気グルーヴや水曜日のカンパネラを初めて聴いた時の感じに近い。幅広いジャンルの音楽に精通した彼らしく、エレクトロ・ポップやファンク、ソウル、トラップetc.をゴッタ煮にしつつJポップ流儀に昇華させたサウンドは非常にクオリティの高いもので、無理のない(ここ重要)ファルセットを活かした彼のヴォーカルも色気があってかっこよく、『Midnight Vultures』の頃のBeckを思い出させた。特に、80'sライクなエレクトロ・ポップにハンマー・ビートというストライクなM2「5月」は名曲。

しかし何とも形容しがたいシュールな歌詞がとても引っ掛かる、というかいちいち耳に入り、音楽の邪魔をしてしまっているようにも感じられる。このアンビバレンスこそが彼の個性であり魅力なのだろうけど…。



OGRE YOU ASSHOLE / ハンドルを放す前に (2016)
★★★☆☆
OGRE YOU ASSHOLE ハンドルを放す前に

進化し続けるバンド、オウガの7作目。4th『homely』以降、いわゆる「ロキノン系」とは真逆の進化を続け日本のロックバンドにおいても孤高の存在となった彼ら。本作はこれまでよりもさらに、極限にまで贅肉をそぎ落とし、もはや「イビツで不気味」とさえ言える域に。そういう意味では、(他でもさんざん言われているだろうけど)ゆらゆら帝国の『空洞です』にとても近いムードがある。

ただ、これまでは作品ごとに何歩も先を行く進化、あるいは突然裏道を行くかのような歩みを見せていたのが、本作ではこれまでの道を、同じ方向にほんの少し歩みを進めたという印象も。もちろん彼らの神髄はライブにあり、本作の曲がライブで今後いかに変貌を遂げるかがキモではあるんだけど、傑作ライブ盤『workshop』で見せてくれたような新鮮な驚きという面では少し物足りなくもあった。



Yunomi feat. nicamoq / ゆのみっくにお茶して EP
(2016)

★★★☆☆
Yunomi feat nicamoq ゆのみっくにお茶して EP

Future Bass、Trap、EDMからボーカロイド、アニソン、アイドルソング(実際BPM15Qへの楽曲提供も行っており、そもそもそこ経由でYunomiの存在を知った)をミックスし、さらに「和」のエッセンスも加えたトラックメイカーが、nicamoqによるヴォーカルを全面フィーチャーした全6曲収録の初フィジカル音源をリリース。

とにかくアドレナリンの出まくるハイエナジーなサウンド尽くしなので、Ultraに出てくれたらかなりフロアが盛り上がりそう。今後ミドルテンポやスロウな曲も増えたらもっと面白くなると思う。



柴田聡子 / 柴田聡子 (2015)
★★★☆☆
柴田聡子 柴田聡子

札幌出身のSSWによる3作目。プロデュースは山本精一。

「ニューポニーテール」は少し編曲凝り過ぎというか長すぎるけどいい曲。素朴でかわいらしくも、全体的に毒気を孕んでいるのが面白い。そんな彼女の「毒」の部分が最もストレートに反映されたのが「サン・キュー」。なぜこのタイトルなのかわからないけど、「さけがのみたきゃはかばえいけよ」という歌詞とともに展開される不穏なムードは、何となくRadioheadの「We Suck Young Blood」を思い出させた。



L'Arc~en~Ciel / BUTTERFLY (2012)
P'UNK~EN~CIEL / P'UNK IS NOT DEAD (2012)

★★★☆☆
LArc-en-Ciel BUTTERFLY

前作から4年を経ての12作目で、目下最新作。昨年から始まったラルク・ブームだが、これにて過去の全オリジナル・アルバムを聴了。

ソロ活動期以降、つまり2004年以降の作品も結構評価しているけど、本作に関してはちょっと…という部分も多い。もちろん、「CHASE」、「X X X」、「Bye Bye」、「BLESS」、「SHINE」などは好きなのだけど、その他の曲は正直イマイチで、特に「GOOD LUCK MY WAY -BUTTERFLY Ver.-」と「NEXUS 4」は苦手なタイプ。3年近くに亘ってリリースされたシングルを全て収録し、全11曲中7曲が既発シングルで、その他の曲も以前からライヴで披露されていた曲だったりと寄せ集め感が強く、アルバム全体のコンセプトが感じられないのもマイナスポイントだった。

完全生産限定盤にはボーナス・ディスクとしてパートチェンジ・バンドP'UNK〜EN〜CIELのコンピレーションが付属。これは2004年から2011年にかけてリリースされたラルクのシングルのB面に収録された曲のコンピレーションなのだが…。まあこれは「遊びも兼ねて」とのことなので、真面目に批評すべきものではないのかもしれない(お約束のように全曲に入っている「ワンツースリーフォー!」は笑っていいところなのだろうか?)。



Laura Nyro / Smile (1976)
★★★☆☆
Laura Nyro Smile

ブロンクス出身の女性SSWによる6作目。Laura Nyroの「Original Album Classics」(廉価版BOXセット)も本作で聴了。

全8曲とこれまでで最もコンパクトだったのは少し物足りなかったし、楽曲もこれまでよりおとなしめ。また、二人の日本人による琴の演奏がフィーチャーされているけど、彼女のこれまでのイメージ、NYな感じには少し合わない気がした。



Sugar's Campaign / ママゴト (2016)
★★★☆☆
Sugars Campaign ママゴト

SeihoとAvec Avecによるポップ・ユニットの2nd。

今年リリースされたSeihoの最新作『Collapse』、あるいはその後公開された新曲「Bird Scat」を聴くと、本当に同じ人によるものなのかと思ってしまうくらいにこちらはポップ全開。それも「ザ・Jポップ」と言えるもので、昨今再評価・再解釈が進む90年代Jポップ・リバイバルを意識したのか、リードトラックの「ママゴト」はなんとビーイング直系サウンド。その大胆さもさることながら、振り幅の広さというかフットワークの軽さにも恐れ入った。ただ、各楽曲のクオリティそのものは前作の方が高い。



【再購入したもの】

David Bowie / "Heroes" (1977)
David Bowie Heroes

「ベルリン三部作」の一つで、前作『Low』と同年リリース。ボウイの代表曲の一つでもあるタイトル曲は映画『ウォールフラワー(原題:The Perks of Being a Wallflower)』にも効果的に使われている。




【今後の予定】※購入/予約/レンタル済みの未聴タイトル
Siouxsie & The Banshees / Classic Album Selection #2 (2016)
Leonard Cohen / You Want It Darker (2016)
Alicia Keys / Here (2016)
My Little Lover / re:evergreen (2015)
The Smashing Pumpkins / Adore [Super Deluxe Edition] (2014) ※Disc 5~7
Dolores O'Riordan / Are You Listening? (2007)
En Vogue / Funky Divas (1992)
David Bowie / Scary Monsters (And Super Creeps) (1980)
Pink Floyd / The Wall (1979)
Electric Light Orchestra / A New World Record (邦題:オーロラの救世主) (1976)


* 再購入
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