年間ベストアルバム1997-2016

ブログ7周年特別企画:年間ベスト・アルバム・クロニクル 1997-2016 〈第一回:1997-2001 形成期〉

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当ブログ7周年特別企画、「年間ベスト・アルバム・クロニクル 1997-2016」。企画趣旨については先日のこちらの記事<イントロダクション>をご覧ください。

ざっくり言うと、過去20年分やってきた年間ベストを現在の自分の音楽ライブラリと視点で再度選び直して当時のものと比較する、というものです。全四回のうち第一回目となる今回は1997年から2001年までの5年間を振り返りたいと思います。





-1997-

■リアルタイム版 年間ベスト・アルバム1997 TOP10
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No.1 Björk / Homogenic
No.2 Primal Scream / Vanishing Point
No.3 Radiohead / OK Computer
No.4 The Verve / Urban Hymns
No.5 Portishead / Portishead
No.6 Oasis / Be Here Now
No.7 Squarepusher / Hard Normal Daddy
No.8 The Chemical Brothers / Dig Your Own Hole
No.9 The Prodigy / The Fat of the land
No.10 Blur / Blur



■1997年 回顧録
きっかけは小室系とビジュアル系だった
当時高校三年だった僕は、小室系とビジュアル系が好きでした。ただ、ビジュアル系に関しては音楽自体にそこまで興味はなくて。それよりもビジュアル系バンドが醸し出していたアングラ感とか退廃的なムード、「暗黒」とか「死」みたいなイメージや「異形の存在感」に惹かれていて。今みたいな「ビジュアル系=美形」のイメージとはだいぶ違って、当時のビジュアル・シーンはカルトというか異端という感じでしたね。そういうものに惹かれたのも、その年頃特有のいわゆる中二病的なやつだったのかなと。

その頃はもちろんインターネットなんてないので、ビジュアル系バンドを手軽に眺められるのはローカルなCDショップに置いてあるフリーペーパーくらいで(ビジュアル系の専門誌とか存在すら知らなかった)。なのでお店でフリーペーパーをゲットしては、その中のLUNA SEAやL'arc~en~Ciel、黒夢、ROUAGE、DIE IN CRIES、BUCK-TICKなんかの写真をスクラップして、ただ眺めてたという。曲はよく知らねーけどみたいな。今考えるとすごいネクラ…。

▼参考画像。上記に挙げたバンドの当時のアー写を集めてみました。ラルクやLUNA SEAや黒夢はどれかお分かりいただけただろうか…
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この辺はその後、The HorrorsやThe Cure、Siouxsie & the Bansheesにハマる源泉にもなってますね!しかも近年、The Cure経由で再びラルクに戻ってきたというのもなんだか面白い巡りあわせです。

話を戻して。そんなある日、フリーペーパーの洋楽ページで紹介されていたSquarepusher『Hard Normal Daddy』の紹介文が妙に引っ掛かって。「パンク・ジャズ」だとか「ドラムンベースにバカテクのチョッパー・ベースが~」みたいな文句に惹かれ、曲も知らずにCDを購入しました(←試聴できるツールがない時代だったからわりと普通のこと)。

ほぼ同じ頃、SUGIZO(LUNA SEA)氏のラジオ番組で流れたBjörkの「Yoga」とPortisheadの「Cowboys」にも衝撃を受けました。いわゆる「打ち込みの音楽」なのに、これまで僕が聴いていた小室サウンドとは180度違っていて、「良いor悪い」以前に単純に「すごい音楽だ」って。




友人と、BEAT UKと、bounceと
どんな経緯かは忘れたけど、クラスメイトのF君にBjörkやPortisheadの話をしたところ、「お前そういうの聴くのか!じゃあいろいろ貸すわ」となり、Oasis、Radiohead、Blur、Primal Screamなどたくさん貸してくれて。それと、深夜に地上波で放送されていたUKのリアルタイムなチャート番組「BEAT UK」を勧められ、毎週観るようになりました。

(マイケル・ジャクソン以外で)ほぼ初めて観る洋楽のミュージックビデオに感動しっぱなしで、特にBlur「Song 2」やThe Verve「Bitter Sweet Symphony」、The Prodigy「Smack My Bitch Up」みたいなパンキッシュな映像はとても刺激的でした。F君はUK好きだったので、この年間ベストもそれが反映された結果になってます。もともとユーロビートや小室系といった打ち込み系の音楽が好きだったこともあり、当時流行っていたデジタル・ロック、ドラムンベース、ブレイクビーツ、トリップ・ホップなんかに括られる音楽はすんなりハマっていきました。








また、タワレコのフリーペーパーbounceを知ったのも大きいです。初めて手にしたbounceは今でも持っているけど、表紙はPrimal Screamで、ちょうど『OK Computer』を出したときのRadioheadのインタビュー記事や、第一回目のフジロックのニュース記事などが載ってました。今思うと未来を暗示するような、とても象徴的な号だったなと。

あと邦楽に関してはthee michelle gun elephantの存在を知ったことからロック方面に広がっていきました。そんでそのミッシェルを知ったきっかけは、小室哲哉がレギュラーを務める音楽番組「TK MUSIC CLAMP」だったっていう。

ビジュアル系バンド目当てで手に取ったフリーペーパー、SUGIZOのラジオ、そして小室哲哉の番組。小室系とビジュアル系を好きだったことが、新しい世界に入り込むキッカケとなったのでした。


■2017年版 年間ベスト・アルバム1997 TOP10
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No.1 Björk / Homogenic
No.2 Primal Scream / Vanishing Point
No.3 Radiohead / OK Computer
No.4 Oasis / Be Here Now
No.5 Portishead / Portishead
No.6 Aphex Twin / Come to Daddy EP
No.7 The Verve / Urban Hymns
No.8 thee michelle gun elephant / Chicken Zombies
No.9 Foo Fighters / The Colour and the Shape
No.10 The Prodigy / The Fat of the land


97年の年間ベストを2017年にアップデートした結果。やはり新しい世界の扉を開けた最初の年ということもあり、当時受けた衝撃の大きさや思い入れから、そこまで大きな変化はありません。TOP3も変動なし。新たにランクインしてきたミッシェルは97年に、Aphex Twinとフーファイは98年には聴いていたので、ここ最近後追いで聴いた作品は全く入り込む余地がありませんでした。

▼この年はこんな作品もありました
Cornelius / FANTASMA
Atari Teenage Riot / The Future of War
Yo La Tengo / I Can Hear the Heart Beating As One
Spiritualized / Ladies and Gentlemen We Are Floating in Space
The Get Up Kids / Four Minute Mile
NUMBER GIRL / SCHOOL GIRL BYE BYE






-1998-

■リアルタイム版 年間ベスト・アルバム1998 TOP10
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No.1 The Smashing Pumpkins / Adore
No.2 pre-school / Peace Pact
No.3 Massive Attack / Mezzanine
No.4 Fatboy Slim / You've Come a Long Way, Baby
No.5 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / ギヤ・ブルーズ
No.6 eastern youth / 旅路ニ季節ガ燃エ落チル
No.7 SUPERCAR / スリーアウトチェンジ
No.8 The Jon Spencer Blues Explosion / Acme
No.9 Goldie / Saturnz Return
No.10 BLANKEY JET CITY / ロメオの心臓



■1998年 回顧録
USオルタナとの出会い
この年の年間ベストでは、UKクラブ・ミュージック系に加えUSオルタナと邦楽ロックの三つ巴に。

大学に入り、バンド系のサークルに入りました。HR/HM好きやグランジ/オルタナ好き、Jロック好き、60s~70sロック好きなどいろいろな人種がいて、それぞれが持ち寄ったCDを部室で流しながら談義したり、気の合う人とコピーバンドやったり。そんな人たちから刺激を受け、聴く音楽の幅も徐々に広がっていった時期。特にこれまでUKの音楽を中心に聴いていた僕にとって、Nirvana狂の先輩たちの洗礼はまた別の扉が開かれた感じ。特にフーファイとスマパンに激ハマりしました。ただ、リアルタイムな音楽よりもNirvana、The Vaselines、The Rolling Stones、Sex Pistols、The Velvet Undergroundなどを聴くことの方が多かったです。

「98年の世代」と「AIR JAM世代」
邦楽のロック系もこれまでのブランキー、ミッシェルに加えAIR、くるり、SUPERCAR、NUMBER GIRL、pre-school、椎名林檎と、いわゆる「98年の世代」と呼ばれる界隈を中心に聴いてました。あとやっぱりAIR JAM世代なので、ハイスタやBRAHMAN、Husking Beeとかも聴いたけどそこまではハマらず。そしてこの年のフジロック(豊洲で開催)は僕にとって初めてのコンサート体験となりました。

新宿が通学圏になったことで、これまでよりも頻繁にタワレコに足を運ぶようになると、一人で数時間試聴機を聴きまわったり、毎月bounceを熟読したり(その後10年近く毎号欠かさず集めた)。WEBメディア全盛の今となっても、bounceは最も素晴らしい音楽情報メディアだと思ってます。この頃は知識も先入観もなかったから何を聴いても新しくて楽しかったな。


■2017年版 年間ベスト・アルバム1998 TOP10
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No.1 The Smashing Pumpkins / Adore
No.2 Portishead / Roseland NYC Live
No.3 Massive Attack / Mezzanine
No.4 Mercury Rev / Deserter's Songs
No.5 James Iha / Let It Come Down
No.6 Hole / Celebrity Skin
No.7 Bell and Sebastian / The Boy with the Arab Strap
No.8 eastern youth / 旅路ニ季節ガ燃エ落チル
No.9 Six. by Seven / The Things We Make
No.10 L'Arc~en~Ciel / HEART


98年は旧譜ばかり聴いていたから、実は当時の年間ベストにランクインした作品でもそこまで好きじゃないものもあって。というわけで今選ぶとだいぶ変動がありました。残ったのは3作のみで邦楽の大半は圏外へ。そんな中でも1位は不動のスマパン、生涯の名盤の一つです。Portisheadのライヴ盤やMercury RevやJames Ihaは確か1、2年遅れで聴いたはず。

Holeとラルクはここ1、2年のうちに初聴きした作品ながらTOP10に食い込みました。Holeのこのアルバムは確かリアルタイムで軽く聴いて、「うわ、これ超苦手なやつだ」って思ったんです。それが今ではこんなことになるからわからないもんです。



▼この年はこんな作品もありました
Boards of Canada / Music Has the Right to Children
All Natural Lemon & Lime Flavors / Turning into Small
Ash / Nu-Clear Sounds
Air / Moon Safari
Tortoise / TNT






-1999-

■リアルタイム版 年間ベスト・アルバム1999 TOP10
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No.1 Travis / The Man Who
No.2 Red Hot Chili Peppers / Californication
No.3 Foo Fighters / There Is Nothing Left to Lose
No.4 Atari Teenage Riot / 60 Second Wipe Out
No.5 The Chemical Brothers / Surrender
No.6 The Jon Spencer Blues Explosion / Extra Acme
No.7 Rage Against the Machine / The Battle of Los Angeles
No.8 Beastie Boys / Anthology: The Sounds of Science
No.9 Blur / 13
No.10 Beck / Midnite Vultures



■1999年 回顧録
Weezerとの出会いがメロディ至上主義へと
97~98年の流れを汲む、UKロック、UKクラブ・ミュージック、USオルタナ中心。巷でも猛威を振るったレッチリ、レイジ、ビースティなど「ラップ×ロック」な音楽、いわゆる日本で「ミクスチャー」と呼ばれる音楽も聴き始めました。また、ビースティやBeckやジョンスペ経由でButter 08やCibo Mattoなどにハマったりも。この頃のNYのゴッタ煮オルタナ系は本当にアツかったと思います。そしてこの年、Weezerの1st(1994年)との出会いがメロディ至上主義へと変わるきっかけとなり、徐々に音楽嗜好は変わり始めていきます(ちなみに新譜・旧譜合わせての年間ベスト1位はWeezerの1stでした)。


■2017年版 年間ベスト・アルバム1999 TOP10
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No.1 The Flaming Lips / The Soft Bulletin
No.2 The Get Up Kids / Something to Write Home About
No.3 Red Hot Chili Peppers / Californication
No.4 Sigur Rós / Ágætis byrjun
No.5 Travis / The Man Who
No.6 Pavement / Terror Twilight
No.7 Jimmy Eat World / Clarity
No.8 Atari Teenage Riot / 60 Second Wipe Out
No.9 Rage Against the Machine / The Battle of Los Angeles
No.10 NUMBER GIRL / SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT


ラウドな音楽は99年直後に冷めてしまったけど、ここ数年また好きになってきたのでレイジやNUMBER GIRLが再浮上。リアルタイムでTOP10に入っていなかった作品はいずれも1~3年遅れで聴いたものばかりで、ここ最近初聴きした作品はなし。1位のThe Flaming LipsやSigur Rósなどは翌年以降の嗜好に繋がっていくし、Weezerキッカケによるメロディ至上主義(特に泣きメロ)の影響はThe Get Up KidsやJimmy Eat Worldといったエモ系バンドに受け継がれます。





▼この年はこんな作品もありました
Kula Shaker / Peasants, Pigs & Astronauts
Built to Spill / Keep It Like a Secret
UA / turbo
SUPERCAR / JUMP UP
American Football / American Football
Fountains of Wayne / Utopia Parkway






-2000-

■リアルタイム版 年間ベスト・アルバム2000 TOP10
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No.1 Badly Drawn Boy / The Hour of Bewilderbeast
No.2 Yo La Tengo / And Then Nothing Turned Itself Inside-out
No.3 Doves / Lost Souls
No.4 Grandaddy / The Sophtware Slump
No.5 The Delgados / The Great Eastern
No.6 Wheat / Hope And Adams
No.7 NUMBER GIRL / SAPPUKEI
No.8 The Smashing Pumpkins / Machina: The Machines of God
No.9 Cymbals / That's Entertainment
No.10 Primal Scream / Xtrmntr



■2000年 回顧録
美しいメロディ、そして美しい音を求め
さて、この頃から少し変化があらわれ始めます。頻繁に音楽好きの友人宅に数人集まり、音楽を聴きながら飲むようになったんですが、友人宅には主にUSインディ、エレクトロニカ、シカゴ音響系、ポストロックなどのCDが多くてかなり影響を受けました。NUMBER GIRL好きだったことも手伝ってDave Fridmannがプロデュースやエンジニアを手掛けた作品もいくつかランクイン(The Delgados、Wheat、NUMBER GIRL)。美しいメロディに、ピアノやストリングスやシンセをフィーチャーした音楽を好む傾向に。

なにより、99年はMy Bloody Valentine『Loveless』とWeezer『Pinkerton』に出会った年でもあります。いずれも旧譜なので年間ベストには入っていませんが、これ以降現在に至るまで、生涯の洋楽名盤TOP3を選ぶとすればスマパン『Adore』とこの2作です。

『Loveless』は初めて聴いた時こそあの「音程の揺らぎ」に困惑したけど、3回目くらいで突如「すげー!!」ってなって。そこから、とりあえずbounceでレビューに「マイブラ」というワードが含まれていれば手当たり次第買ってました(もちろん音を聴く前に)。Sigur Rós、Mogwai、Dot Allison、Godspeed You Black Emperor!、Guitar、All Natural Lemon & Lime Flavors、Boards of Canada、Flying Saucer Attackなどはそれで出会いました。

Radioheadなんてゴミ音楽じゃないか
この年、Radioheadが時代を象徴する作品『Kid A』をリリースしたけど、当時エレクトロニカ/音響系界隈を好んでいた人たちの中にはこの作品に対する否定的な意見も少なくなかったと思います。自分がまさにそれで、妙に高く評価されているのがなんかムカついたし、いやそれよりもBoards of Canadaの方がすげえだろ!って。Radiohead嫌いを公言するくらいに嫌悪し始めました。まあこれも一種の中二病…いや大二病か。

60s~70sの音楽
地元のローカルなCDショップでバイトし始め、店長やバイト仲間、そして店で流れる売れ線Jポップ(浜崎あゆみやMISIAやモー娘。の全盛期)に刺激を受けつつどんどん趣味の幅は広がっていきました。60s~70sの音楽にハマり、特に好きだったのはJoni MichelleをはじめCarly SimonやRickie Lee Jones、Carol Kingといった女性SSW系。この頃から60s~70sの作品をCDやアナログで買うように(まあ最初に買ったアナログはマイブラのブートでしたが)。中古盤に手を出すようになったことで、それまで年に10枚程度だった購入ペースはこの頃から年100枚ペースに。


■2017年版 年間ベスト・アルバム2000 TOP10
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No.1 Grandaddy / The Sophtware Slump
No.2 At the Drive-In / Relationship of Command
No.3 The Smashing Pumpkins / Machina: The Machines of God
No.4 Yo La Tengo / And Then Nothing Turned Itself Inside-out
No.5 Linkin Park / Hybrid Theory
No.6 Radiohead / Kid A
No.7 Badly Drawn Boy / The Hour of Bewilderbeast
No.8 Primal Scream / Xtrmntr
No.9 L'Arc~en~Ciel / REAL
No.10 Godspeed You! Black Emperor / Lift Your Skinny Fists Like Antennas to Heaven


別に冷めたわけではないけど、Dave Fridmann関連の作品は全て圏外へ。ATDIやリンキンは少しだけ後追いなんですが、当時ハードなの好きじゃなかったんでリアルタイムで聴いていてもランクインしなかったと思います。ちなみにATDI好きになったきっかけは空耳アワーの「どどどど童貞ちゃうわ!」です。マジで。



▼この年はこんな作品もありました
Rage Against The Machine / Renegades
Coldplay / Parachutes
Björk / Selma Songs
くるり / 図鑑






-2001-

■リアルタイム版 年間ベスト・アルバム2001 TOP10
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No.1 Hope Sandoval & the Warm Inventions / Bavarian Fruit Bread
No.2 Aphex Twin / Drukqs
No.3 Björk / Vespertine
No.4 Weezer / Weezer (The Green Album)
No.5 Mercury Rev / All Is Dream
No.6 Spiritualized / Let It Come Down
No.7 Ash / Free All Angels
No.8 My Vitriol / Finelines
No.9 Mogwai / Rock Action
No.10 Daft Punk / Discovery



■2001年 回顧録
マイブラとWeezerが大好きだったもんで…
1位はMazzy Starのホープ・サンドヴァルとマイブラのコルムによるアシッド・フォーク・デュオ。2000年に引き続き、エレクトロニカ、オーケストラル・ポップなどゆったりとした音楽がメインな中に、Weezer(どん底から見事に復活!)、Ash、My Vitriolといったメロディアスで疾走感のあるギター・ロック勢がいくつか。あと『Kid A』で完全にRadiohead嫌いになってしまった僕ですが『Amnesiac』の「Pyramid Song」を聴いたらまた好きになりました。

ランクインはしていないけど、この頃はアブストラクト系のヒップホップとか、ヒップホップ系のドラムループを使ったインストにハマってた記憶があります。前年の1位だったBadly Drawn Boy経由で知ったAndy Votelとか、Tommy Guerreroみたいなの。




説明するのは難しいけど、The Strokesはすごかった
世間的にはThe Strokes『Is This It』がリリースされ新たな時代を切り開いた年と言えそうですね。バイト先で流して最初に聴いたんだけど、衝撃というほどではなかったもののとても新鮮でした。すぐに友人とThe Strokesのコピーバンドを組んで、ライブハウスにブッキング申し込みしたんですよ。そしたらコピーバンドは受け付けてないと言われて。でも「ちなみに何のコピバン?」と聞かれThe Strokesだと答えると「それならオッケー」って。それだけThe Strokes人気は当時すごかったし、クールなバンドという見方をされていたんだと思います。そしてここから、世間も僕もロックンロール/ガレージ・ロック・リバイバルのブームが到来します。そういえば以前から好きだったSpiritualizedも、『Let It Come Down』収録の「Twelve steps」がめちゃくちゃロックンロールな曲で好きでした。




あと、当時は何かとネタにされがちだったAndrew W.K.がめちゃくちゃ好きです。実は日本のテン年代アイドルソングの雛型なのでは説をずっと唱えてます。




ジャンルにこだわらずにジャンルにこだわる、という楽しみ方
そういえば、この時点ではまだピッチフォークもsnoozerも存在すら知らなかったです。情報源は実店舗とバイト先のレコ屋とbounceのみ。そのせいか、あくまで中心はロックだったけどインディーロックに偏ることもなく、「いろんなジャンル」を知りたいという興味がわいてボサノバ、スカ、ゴア・トランス、ケルト、ハワイアン、ガムランなどのCDを買ってました。この頃が人生で一番好奇心旺盛で、節操なく聴いていたかな。手っ取り早くコンピとベストアルバムばかりだったけど。この時代にストリーミングがあったらすごかっただろうなー。


■2017年版 年間ベスト・アルバム2001 TOP10
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No.1 Aphex Twin / Drukqs
No.2 Muse / Origin of Symmetry
No.3 Hope Sandoval & the Warm Inventions / Bavarian Fruit Bread
No.4 The Strokes / Is This It
No.5 The Avalanches / Since I Left You
No.6 Weezer / Weezer (The Green Album)
No.7 Jimmy Eat World / Bleed American
No.8 Andrew W.K. / I Get Wet
No.9 Miranda Lee Richards / The Herethereafter
No.10 Radiohead / Amnesiac


大豊作の年。今回の5年の中で最も決めるのが難しかったです。当時のものでランクインした作品はほとんど今でも大好きだし、後追いで聴いたものも名盤多数。その両方をいかに組み合わせるかでかなり頭を悩ませました。2017年版で圏外となってしまったリアルタイム版TOP10作品も、今でも変わらず好きなものばかり。正直この10枚すべて同率1位でもいいくらいです。

▼この年はこんな作品もありました
Cornelius / Point
Röyksopp / Melody A.M.
くるり / TEAM ROCK
Michelle Branch / The Spirit Room
Rhonda Harris ‎/ The Trouble With Rhonda Harris
Ben Folds / Rockin' the Suburbs
the brilliant green / Los Angeles
Herbert / Bodily Functions




次回はガレージロック・リバイバルな2002年からエレクトロな2006年までです。
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