年間ベストアルバム1997-2016

ブログ7周年特別企画:年間ベスト・アルバム・クロニクル 1997-2016 〈第ニ回:2002-2006 拡大期〉

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当ブログ7周年特別企画、「年間ベスト・アルバム・クロニクル 1997-2016」。企画趣旨についてはこちらの記事<イントロダクション>をご覧ください。

ざっくり言うと、過去20年分やってきた年間ベストを現在の自分の音楽ライブラリと視点で再度選び直して当時のものと比較する、というものです。全四回のうち第ニ回目となる今回は2002年から2006年まで。ガレージロックやロックンロールのリバイバルからの幕開けとなったこの5年間は、ポスト・パンクのリバイバルにエレクトロクラッシュ、エモ、クランク、フレンチ・エレクトロなど様々なシーンが隆盛しつつ、ダブステップの源流が生まれたり、はたまたポップ界ではオートチューンやTR-808やレイヴィーなシンセが取り込まれ、個性派女性ソロ・アーティストも次々登場したりと、いわゆる「90年代的な価値観」から「21世紀的な新しい価値観」への橋渡しの時代だったと思います。

では、そんな5年間を振り返ってみたいと思います。

第一回目の〈1997-2001 形成期〉はこちらから。





-2002-

■リアルタイム版 年間ベスト・アルバム2002 TOP10
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No.1 SUPERCAR / HIGHVISION
No.2 The Music / The Music
No.3 The Apples in Stereo / Velocity of Sound
No.4 Badly Drawn Boy / About a Boy (OST)
No.5 Ikara Colt / Chat and Bussiness
No.6 Boards of Canada / Geogaddi
No.7 Fat Jon the Ample Soul Physician / Wave Motion
No.8 Sigur Rós / ( )
No.9 The Flaming Lips / Yoshimi Battles the Pink Robots
No.10 Beck / Sea Change



■2002年 回顧録
The Strokesがもたらしたもの
社会人になった年。この年は何と言っても、前年のThe Strokesの登場によりガレージロック・リバイバルまたはロックンロール・リバイバル(以下、GR/RRと略します)と呼ばれる波がイッキに押し寄せたということに尽きます。英米だけでなくデンマークやオーストラリア、ニュージーランドなどからもGR/RR系のバンドが登場して、それぞれの国特有の特徴を纏っていたのも楽しかったし、その時点ですでにある程度のキャリアがあったThe White StripesやThe Hives、そして日本からはthee michelle gun elephantにもスポットがあたったのが、ムーヴメントの在り方としても非常に理想的でした。

また、そんな流れに呼応するかのように、The Apples in StereoやSix. by Sevenといったインディー・ロックやサイケ・ロックのバンドがGR/RRからの影響が色濃い作品をリリースしたりして、そういうところもシーンとして魅力がありました。



The Apples in Stereoのこのアルバムにおけるグランジィなバースト・ギター×甘いメロディは、今だったらSpeedy OrtizやCloud Nothings辺りと並列で語られそうですね。

でも、そんなGR/RR系の中で人気の高かったThe LibertinesやThe White Stripesよりも好きだったのは、Ikara Coltというイギリスの4人組バンド。どちらかというとThe StoogesやSonic Youthとかが引き合いに出されてました。このバンドについては以前ブログで取り上げてるのでこちらもぜひ。
[旧作レトロスペクティヴ]#2:Ikara Colt


あまりにも衝撃的だったその"音楽"
それまでのポスト・ロックや音響系、エレクトロニカ、オーケストラル・ポップといった僕の嗜好も、このGR/RRムーヴメントによって徐々に変化が表れました。

そんな中で個人的に衝撃だったのはThe Musicの登場でした。おそらくGR/RRの文脈の中で登場した若手バンドでありながら、参照点はThe ClashやThe Sonicsなどではなくマッドチェスター×Led Zeppelinで、最初に聴いた時(下北沢のディスク・ユニオンでした)は「なんだこれは!」的な驚きがありましたね。ヘヴィなギターリフにうねるベース、グルーヴ感たっぷりのドラム、ロバート・プラントばりのハイトーン・ヴォーカルっていうのが最高。まあライヴは結構ショボかったりもするんですが(笑)。




日本の60s~70sロック、フォークなど
後追いなので当然年間ベスト対象外だけど、この年は日本の60s~70sの音楽にたくさん出会った年でもあります。きっかけはたまたま中古屋で見つけてジャケ買いしたあがた森魚『乙女の儚夢』なんですが、当時の上司が60s~70sの日本のロック好きで。あがた森魚の話をしたところから、はっぴぃえんどやYMO、細野晴臣、鈴木慶一とムーンライダーズ、乱魔堂、外道、遠藤賢司などいろいろ貸してくれました。あと僕がJoni Mitchellが好きだといったら「なら日本のJoni Mitchell、金延幸子を聴け」みたいな。


■2017年版 年間ベスト・アルバム2002 TOP10
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No.1 The Music / The Music
No.2 SUPERCAR / HIGHVISION
No.3 The Apples in Stereo / Velocity of Sound
No.4 Ikara Colt / Chat and Bussiness
No.5 Coldplay / A Rush of Blood to the Head
No.6 Johnny Cash / American IV: The Man Comes Around
No.7 Mando Diao / Bring 'Em In
No.8 Boards of Canada / Geogaddi
No.9 Six. by Seven / The Way I Feel Today
No.10 Sigur Rós / ( )


1位と2位が入れ替わり。最近はGR/RR系はもうほとんど聴かないのですが、Ikara ColtとMando Diaoのこのアルバムは今聴いてもかっこいいです。Mando Diaoは曲も声も見た目も良いし(ここ数年は迷走してるようですが)、翌2003年のサマソニなんて本当にすごかった。INDOOR STAGE(現MOUNTAIN STAGE)がすし詰め状態の超満員でしたからね。



余談ですが9位Six. by Sevenのこのアルバムには「Karen O」という曲がありまして。本作リリース時点ではまだYeah Yeah YeahsはデビューEPしか出していなかったのに、ネタにするの早すぎ。


中古盤ばかり買っていた
リリース年のうちに聴いていないのはJohnny CashとColdplayかな。Coldplayは1stの頃から結構好きだったけど、当時はできるだけたくさんCD買えるようになるべく中古で買っていて。リリースからしばらく経って中古相場が下がってから買うので、好きなアーティストでも1、2年遅れで聴くことが多かったです。情報源は依然としてタワレコフリーペーパーのbounceと店頭試聴機でした。

▼この年はこんな作品もありました
Pet Shop Boys / Release
Red Hot Chili Peppers / By the Way
The Libertines / Up The Bracket
Primal Scream / Evil Heat
Hot Hot Heat / Make Up the Breakdown
The Delgados / Hate
宇多田ヒカル / DEEP RIVER
t.A.T.u. / 200 km/h in the Wrong Lane






-2003-

■リアルタイム版 年間ベスト・アルバム2003 TOP10
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No.1 Mew / Frengers
No.2 The Rapture / Echoes
No.3 Radiohead / Hail to the Thief
No.4 Primal Scream / Live in Japan
No.5 The Kills / Keep on Your Mean Side
No.6 Grandaddy / Sumday
No.7 The Strokes / Room on Fire
No.8 The Mars Volta / De-loused in a Comatorium
No.9 Linkin Park / Meteora
No.10 The Raveonettes / Chain Gang of Love



■2003年 回顧録
ポスト・パンク・リバイバル
GR/RRに続いて起こったのは、世間的に「ディスコ・パンク」とか「ポスト・パンク・リバイバル」と呼ばれたサウンド。Gang of Four的な鋭利なギター音だったり80s風のシンセだったり四つ打ちをメインとしたディスコ・ビートを取り入れるバンドがたくさん現れ、「エレクトロクラッシュ」と共にブームを牽引していきました。

少し前までは「80s=ダサい」という風潮でしたが、以降現在に至るまで「80sサウンドはクールなもの」という認識にシフトしていきます。それと入れ替わるように、いかにも90年代的なR&Bビートやビッグ・ビート、Nu-Metalなんかがダサいとされる風潮に。こうした動きのカウンターとして、TimbalandやLinkin Parkが台頭するのも必然だったのかなと思いますね。




邦楽ロック熱の終焉
2002年にSUPERCARが邦楽アーティスト初の年間ベスト1位になったわけですが…。2000年にBlankey Jet Cityが解散したのを皮切りに、2002年にNUMBER GIRLが、2003年にはpre-schoolとTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTが、SUPERCARが2005年に解散。好きだった邦楽バンドがどんどんいなくなって、この頃を境に邦楽をほとんど聴かなくなりました。たぶん、2005年から2009年くらいまでに聴いた邦楽はPerfumeとCapsuleとチャットモンチーくらいじゃないですかね。それくらい邦楽への興味・関心がなくなってしまいました。


■2017年版 年間ベスト・アルバム2003 TOP10
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No.1 The Rapture / Echoes
No.2 Yeah Yeah Yeahs / Fever to Tell
No.3 The Postal Service / Give Up
No.4 Primal Scream / Live In Japan
No.5 The Mars Volta / De-loused in a Comatorium
No.6 Linkin Park / Meteora
No.7 Radiohead / Hail to the Thief
No.8 Mew / Frengers
No.9 Grandaddy / Sumday
No.10 The Raveonettes / Chain Gang of Love


ラインナップはあまり変わらず。The KillsとThe Strokesが抜けてThe Postal ServiceとYeah Yeah Yeahsが入っただけですが、順序は結構入れ替わりました。YYYsはリリース当時はそこまで好きではなくて、好きになったきっかけは「ディレクターズ・レーベル」のDVDに収録されていた「Y Control」のMV。



スパイク・ジョーンズが監督したこのビデオが、なんというかグロかわいくて、曲もめちゃくちゃ良くて。好きになったタイミングでちょうど次の2ndが出たこともあり、かなりハマりました。The Strokesの2ndは決して好きじゃなくなったわけではないけど、圧倒的名盤な1stと、近年めきめき評価が上がってきている3rdの間でちょっと影薄めなので圏外に。

▼この年はこんな作品もありました
Junior Senior / D-d-don't Don't Stop the Beat
Sketch Show / Loophole
Muse / Absolution
Outkast / Speakerboxxx: Love Below
ゆらゆら帝国 / ゆらゆら帝国のしびれ
The Cardigans / Long Gone Before Daylight
Death Cab For Cutie / Transatlanticism
The White Stripes / Elephant






-2004-

■リアルタイム版 年間ベスト・アルバム2004 TOP10
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No.1 Ash / Meltdown
No.2 The Music / Welcome to the North
No.3 Björk / Medulla
No.4 Kasabian / Kasabian
No.5 Primal Scream / Shoot Speed (More Dirty Hits)
No.6 !!!(Chk Chk Chk) / Louden Up Now
No.7 Pixies / Wave of Mutilation: Best of Pixies
No.8 Franz Ferdinand / Franz Ferdinand
No.9 Blonde Redhead / Misery Is a Butterfy
No.10 múm / Summer Makes Good



■2004年 回顧録
GR/RRブームの終焉
この年は今振り返るとちょっと不思議ですね。1997年以降のさまざまな嗜好が総括されているとも言えるけど、どれもちょっと中途半端な感じ。The Strokes以降のGR/RR系ブームは世間的にはまだ続いていたはずだけど、ここでは完全に影を潜めてます。普段は年間ベストに入れない「ベスト盤」も2作入っているし、最近はあまり愛聴していない作品もチラホラ。うーん、この頃はあまり音楽をちゃんと聴いていなかったんでしょうか?そんなことはないはずですが…。

Ashは以前から好きなバンドでしたが、どちらかというとアイルランドらしい繊細な美メロ・ギターロックという感じで。でもこのアルバム、めちゃくちゃ骨太ロックなんですよ。そしてシャーロットのコーラスがフィーチャーされててかなり好きです。当時一番好きだった曲はAshらしからぬ超絶ヘヴィな「Clones」でした。



The Musicの2ndは商業的にも批評的にも失敗などとよく言われていますが、理由がわかりません。2ndも1stにわずかに一歩及ばないくらいのレベルで良いと思うけど。本当に不思議。


一番ヤバかった頃のプライマル
この頃の一番好きなバンドはPrimal Scream。マイブラのケヴィン・シールズがツアーメンバーにいたりして、一番ヤバかった頃です。フジロックで5mくらい先にボビー・ギレスピーを見たけど、周囲の人みんな避けてて(笑)。それくらい、今にも近付いてきた人を殺しそうな雰囲気が漂ってました。

プライマルは2003年の年間ベストにもライヴ盤がランクインしていましたが、生涯のお気に入りライヴ盤トップ3に入るほどだし、ここでも裏ベストがランクイン。そして「Primal Screamみたいなバンド」として登場したKasabianはデビュー当時のダークでイルな雰囲気がとても好きでした(3作目以降は追わなくなってしまったけど)。




■2017年版 年間ベスト・アルバム2004 TOP10
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No.1 Arcade Fire / Funeral
No.2 Ash / Meltdown
No.3 PJ Harvey / Uh Huh Her
No.4 Jimmy Eat World / Futures
No.5 Blonde Redhead / Misery Is a Butterfy
No.6 The Music / Welcome to the North
No.7 Björk / Medulla
No.8 The Killers / Hot Fuss
No.9 Gwen Stefani / Love.Angel.Music.Baby.
No.10 The Libertines / The Libertines


当時のリストを見て「この年ってこんなんだったっけ?」と思ったけど、そうそう2004年はこんな年ですよね。何と言ってもArcade FireやThe Killersがデビュー・アルバムをリリースした年。リアルタイムでは聴いていなかったものが多く、6作が新規ランクインしました。

▼この年はこんな作品もありました
Kanye West / The College Dropout
The Get Up Kids / Guilt Show
The Cure / The Cure
Mando Diao / Hurricane Bar
Stars / Set Yourself on Fire






-2005-

■リアルタイム版 年間ベスト・アルバム2005 TOP10
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No.1 Weezer / Make Believe
No.2 Space Cowboy / Big City Nights
No.3 Hot Hot Heat / Elevator
No.4 Caesars / Paper Tigers
No.5 Little Barrie / We Are Little Barrie
No.6 Basement Jaxx / The Singles
No.7 Sigur Rós / Takk…
No.8 Röyksopp / The Understanding
No.9 Vitalic / OK Cowboy
No.10 Bloc Party / Silent Alarm



■2005年 回顧録
停滞気味だったダンス・アクト、風穴を空けたのは…
時代を感じるラインナップ。もちろん今も活動中のアーティストも多いけど、正直半数以上のアーティストが「この時期がピークだった」という感じなのでは。

ここ数年はパーティ向けのダンス・アクトとかクラブ・ミュージックと呼べるものが全くランクインしていませんでしたが、この頃からSpace Cowboy、Basement Jaxx、Vitalicなどを聴くようになりました。いわゆる90年代からのダンス・アクト、ケミカルやFatboy Slim、Underworld、Daft Punk、The Prodigyなどのこの頃のアルバムはどれも過去作と比べるとかつての勢いがない状態で、だんだんと興味も薄れてきて。それでいてフェスにおけるダンス・アクトはそれらに頼りきりな状況に辟易していました。そんな中で、当時「ダンス・ミュージック版Smells Like Teen Spirit」などと評されていたVitalicの「La Rock 01」や「My Friend Dario」は魅力的でしたね。



そんな中、個人的に大きな衝撃を受けたのがJusticeが2005年にリリースした「Waters of Nazareth」というシングル。ダンス・ミュージックのカタルシスとロックのダイナミズムの邂逅という点では、The Prodigy以来の最高の形じゃないでしょうか?(ちなみにJustice以降ならSkrillex)。これまでも小さなムーヴメントとして存在していたエレクトロクラッシュの流れと、ポストパンク・リバイバル勢に見られる四つ打ちディスコ・ビートや鋭利なギター、そしてこのフレンチ・エレクトロ勢がクロスオーバーし、メインストリーム界を巻き込んで大きなうねりを巻き起こしました。とはいえ、本格的なエレクトロ・ブームはまだちょっと先。




■2017年版 年間ベスト・アルバム2005 TOP10
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No.1 Weezer / Make Believe
No.2 Röyksopp / The Understanding
No.3 Junior Senior / Hey Hey My My Yo Yo
No.4 M.I.A. / Arular
No.5 Caesars / Paper Tigers
No.6 LCD Soundsystem / LCD Soundsystem
No.7 Sigur Rós / Takk…
No.8 The Black Eyed Peas / Monkey Business
No.9 Madonna / Confessions on a Dance Floor
No.10 Vitalic / OK Cowboy


1位はリアルタイム版と変わらず、批評家受けがすこぶる悪いWeezerの5作目。ピッチフォークではなんと0.4点。他はエレクトロニックだったりダンス寄りな作品が多いです。LCD Soundsystemは当時The Raptureや!!!からの流れという向きが強かったし、M.I.A.は突然変異的ではあったけどMissy Elliotと同じ括りだったり、CSSの登場により注目を集めたブラジルやバイレ・ファンキの発展型として紹介されることが多かったような。

そんな中、Junior Seniorはエレポップやニューウェイヴを中心とした80sブームの中でもわりとまだ禁忌扱いだったニューロマやエレクトロ・ファンクっぽいサウンドで新鮮でした。この辺のサウンドは2010年以降の方が再評価されているので、彼らは今こそ再評価したいアーティストだと思うしできれば再結成もしてほしいところ。



The Black Eyed Peasもロックやエレクトロを取り入れてヒップホップ・グループから世界的ポップ・アクトに。これはFergieの功績もデカいと思います。

iPodのCMに起用されてブレイクしたことで完全に時代の徒花であったCaesarsが、2017年度版においても上位に残っていることにも注目。彼らは本当にソングライティング・センスがよくて、このアルバムも名曲尽くし。トレンドに左右されない良作だと思います。



▼この年はこんな作品もありました
Oasis / Don't Believe the Truth
Soulwax / Nite Versions
Coldplay / X&Y
Kanye West / Late Registration
銀杏BOYZ / 君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命
銀杏BOYZ / DOOR
Death Cab For Cutie / Plans






-2006-

■リアルタイム版 年間ベスト・アルバム2006 TOP10
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No.1 Yeah Yeah Yeahs / Show Your Bones
No.2 Benevento/Russo Duo / Play, Pause, Stop
No.3 Thom Yorke / The Eraser
No.4 Gnarls Barkley / St. Elsewhere
No.5 Donavon Frankenreiter / Move By Yourself
No.6 Love Is All / Nine Times That Same Song
No.7 The Rapture / Pieces of the People We Love
No.8 Michael Franti and Spearhead / Yell Fire!
No.9 Spank Rock / YoYoYoYoYo
No.10 Kasabian / Empire



■2006年 回顧録
ギターロックよりもエレクトロ
エレクトロなもの、パンキッシュなものに惹かれる傾向が強かったかな。2004年~2006年のリアルタイム版ランキングはどれもちょっと不思議で、今思うとなぜこのラインナップでなぜこの順番なのかが自分でも謎です。当時のリアルな気持ちでは確かにそうなんだろうけど…。Spank Rockとかもっと上だった気もするんだけどな。

この年はArctic Monkeysがデビュー・アルバムをリリースした年。でもすでにギター・ロックに全く興味がなくて。打ち込み系か、もしくはダンサブルなロックじゃなきゃイヤみたいなところありました。Arctic Monkeysのそのアルバム、結局初めてちゃんと聴いたの今年の1月ですし…。

Donavon FrankenreiterやMichael Franti and Spearheadといった、わりと僕の中では新機軸なオーガニック系は完全に彼女(現・奥さん)の影響です。僕はよく「土臭い系」と呼んでます。そういえば奥さんからの影響はこれまでも随所に表れていて、2003年のLinkin Park、2004年のJimmy Eat WorldとGwen Stefani、2005年のLittle Barrieなんかもそう。




■2017年版 年間ベスト・アルバム2006 TOP10
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No.1 Grandaddy / Just Like Fambly Cat
No.2 Justin Timberlake / Future Sex/Love Sounds
No.3 Silversun Pickups / Carnavas
No.4 The Killers / Sam's Town
No.5 The Knife / Silent Shout
No.6 The Strokes / First Impressions of Earth
No.7 Amy Winehouse / Back to Black
No.8 Christina Aguilera / Back to Basics
No.9 Regina Spektor / Begin to Hope
No.10 Lily Allen / Alright, Still


なんと総入れ替えとなりました。YYYs、Thom Yorke、Gnarls Barkley、Spank Rockなんかは今聴いてもかっこいいと思いますが、これらに比べるとやはり圏外にせざるを得ません。なぜこれらをリアルタイムで聴かなかったのかと思うくらいに大豊作の年ですね。

このうちリリース年のうちに聴いていたのは多分The Strokesだけじゃないかな。でも『First Impressions of Earth』は今でこそ大好きだけど、当時は音が洗練されすぎて彼らの持ち味が失われた感じがしてあんまり好きじゃなかったです。

これまであまり年間ベストに顔を出すことがなかった女性ソロ・シンガーも4組と目立ちます。そのうちAmy Winehouse、Christina Aguilera、Lily Allenの3組でプロデュースを務めているのが、今をときめくマーク・ロンソン。この頃からいい仕事してます。そして2位のJustin Timberlake含め、ポップ系アクトがロック系アクトよりも刺激的な作品を生むようになったと実感できた最初の年が2006年でした。



▼この年はこんな作品もありました
Beach House / Beach House
J Dilla / Donuts
Eskju Divine / Heights
Muse / Black Holes and Revelations
Incubus / Light Grenades
Cornelius / SENSUOUS




次回はエレクトロ全盛の2007年から、それをきっかけにインディーロックに夢中になった2011年までです。

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