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Fuji Rock & Summer Sonic

日記:フジロックフェスティバル2019

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今年もフジロックフェスティバルに行ってきました。今回で20回目、そして19年連続の参加。例年のように、観たアーティストや食べたものなどを記録していきます(個人的にこれが来年めちゃくちゃ役立つ)。

※アーティスト横に記載された時間はおおよその観た時間です





【7/25 thu. 前夜祭】
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■DJ MAMEZUKA [20:00-20:25ほか]
■Red Hot Chilli Pipers [20:25-20:50]
■ReN [21:20-21:45]
■Circus Abyssinia [22:00-22:15]
■亜無亜危異 [22:45-23-00]



苗プリは今年もハズレ。毎年申し込んでるけどもう3、4年は泊まれていない。かつてはわりと毎年泊まれていたんだけど、年々狭き門になってきてる気がする。

さて、12時に新宿を出発して15時半くらいには苗場着。パンフレットやお土産などの購入を早々に済ませひと寝入りして、18時半ごろ会場入りするとまずは毎年恒例、「元祖 越後もちぶた」のもちぶた串(にんにく味噌ダレ)とビール。これがないと始まらない。並んでいる間、少しだけ雨が降った。

そして前夜祭の抽選会。前夜祭なんてもう17回くらい参加しているのに、今まで下一ケタの抽選すら当たったことがなかった。が、ようやく今年は当たりました。おめでとうございます。でも本当はもっとデカイの当てて、壇上で「今年で何回目?」って訊かれて「20回目です!」って言いたかったなー。

DJ MAMEZUKAは次に出演するRed Hot Chilli Pipers…ではなく本家レッチリの「By The Way」(のリミックス)を流して場をあたため、次のRed Hot Chilli Pipers(今気付いたけど「チリ」のスペルも違うのね)はジャーニーなどのベタな選曲のほか、Snow Patrolみたいに微妙にナツい曲なんかもカバー。その後、ここ数年海老の油そばを毎年必ずいただいている「渡なべ」にて新メニューの海老香る汁なし担々麺なるものを食べた。山椒がピリリと効いて香ばしく激うま。

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▶海老香る汁なし担々麺

ReNは知らないアーティストだったけどEd Sheeranのようにループペダルを使って一人でどんどん音を重ねていくタイプ。サーカスは前夜祭では少し物足りなかった(去年のマルティネス・ファミリーのせいでもある)ので、パレス・オブ・ワンダーでどこかのタイミングでちゃんと観たいなと。そして亜無亜危異を15分ほど観てこの日は宿へ。雨は序盤に少しパラついた程度でよかった。



【7/26 fri. 1日目】
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■中村佳穂 (リハ) [10:15-10:45] (ヘブン)
■中村佳穂 [11:00-11:50] (ヘブン)
■ポセイドン・石川 [12:30-13:00] (オレンジ)
■優河 [13:20-13:40] (木道亭)
■Sabrina Claudio [14:00-14:35] (レッド)
■角銅真実 [14:50-15:30] (木道亭)
■Bloodest Saxophone feat. Crystal Thomas [16:00-16:20] (カフェドパリ)
■Janelle Monáe [16:50-17:50] (グリーン)
■Toro y Moi [18:00-18:50] (レッド)
■Mitski [20:10-20:55] (レッド)
■The Chemical Brothers [21:00-21:05] (グリーン)
■The Lumineers [21:30-23:00] (ヘブン)
■Thom Yorke Tomorrow's Modern Boxes [23:10-23:30] (ホワイト)
■BIGYUKI [23:50-24:15] (レッド)
■Yaeji [24:15-25:30] (レッド)
■Kaytranada [25:30-25:45] (レッド)



初日の朝は雲が多いもののところどころ晴れ間も。そういえばここ2、3年ほどグッズに並ばなくなったな。売り場が場内だった頃はオープンの30分くらい前から並んでおけば、入場と同時にダッシュして比較的早くグッズが買えたけど、売り場が場外になってからはかなり早い時間から長蛇の列なのでとても並ぶ気がしない。

というわけで朝は比較的のんびりしつつ、中村佳穂は混みそうなので10時前には入場。10:15くらいにはヘブンに到着したのでまずは腹ごしらえと、毎年お世話になっている「太陽食堂 空いろ」にて去年美味しかった生姜唐揚げ丼ジンジャービールを注文。並んでいる間にリハが始まり、それを眺めながらビールと美味しいごはん。シチュエーション的に最高だ。

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▶生姜唐揚げ丼とジンジャービール

本番での中村佳穂は本当に天才肌というか、音楽を心から愛してやまない、そして音楽を奏でる喜びが全身から自然に溢れ出るかのようなパフォーマンスで素晴らしかった。 ほとんどの曲の冒頭で即興やってたのも良かった。

この後はちょっと時間が空いたので、この時くらいしか行けなそうなオレンジコートのエリアへ。甘いものが食べたくて、去年はカフェ・ド・パリでとちおとめ&マンゴーアイスがあったので今年も期待したけどなくて、やむなくキウイのアイスキャンデーを購入。ちょっと高かった。

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▶キウイのアイスキャンデー

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▶オレンジコート付近

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▶オレンジコートの巨大迷路

そしてこの時間、なんかライブやってるかなとタイムテーブル眺めると、なになに「ポセイドン・石川」?知らないけど、ちょうど始まる時間なのでのぞいてみることに。そんでまあ、驚かされた。今年のフジロック、山下達郎出てたのか!知らなかった!

「DA PUMPをモノにした山下達郎」や「大塚愛をモノにした山下達郎」というコンセプトで「U.S.A.」や「さくらんぼ」などを披露。要はモノマネなんだけど、山下達郎を敬愛するだけあって歌い方の特徴もよく捉えていて、ピアノもとても上手いし、流していたオケも多重コーラスやファンキーなベースなどとても達郎っぽく仕上げていた。歌の最後に必ず「ライドォ~ン」と決めポーズしたり、MCも面白い人でした。

そして今年最大のカブリ問題、優河~Sabrina Claudio~角銅真実は木道亭→レッド→木道亭という超めんどくさいコース。ボードウォークが混んでいたら最悪だし雨が降ったらSabrina Claudioをあきらめざるを得なかったが、彼女の『About Time』は2017年のマイ年間ベスト4位なので、全く観れない状況はどうしても避けたかった。結果的に3組とも20分以上は観ることができて良かった。

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▶Sabrina Claudio

それから再びオレンジコートへ。「SPICE STAND 556」のスパイスチキンカレーを食べつつカフェ・ド・パリでBloodest Saxophone feat. Crystal Thomasを観た。クリスタルさん、腕にオイル塗りたくっててめちゃくちゃテカってる…。カレーは美味しかったけど量はやや少なめで物足りなかったかな。

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▶スパイスチキンカレー

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▶Bloodest Saxophone feat. Crystal Thomas

さて、グリーンに戻って前方エリアで観たJanelle Monáeは、先に言ってしまうと今年のベスト・アクト。ジャネールはもちろん、バンドメンバーやダンサーも含め全員かっこよかった。赤と黒を基調にした衣装や演出なども素晴らしい。ラスト「Tightrope feat. Big Boi」も9年前の曲ながら色褪せることなく、アンセムと化してた。

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▶Janelle Monáe

その後レッドでちょっとマッチョになったToro y Moiを観てから、セットチェンジ中にオアシスで「鶏小屋」の濃厚鶏そば(魚介だし)を食べた。鶏小屋といえば3年連続でフジのベストフードに選んでいるんだけど、一番美味しい海老だしが何で今年はないんだ!ということで仕方なく魚介だしにしたけど、いやこれもめちゃくちゃウマイな…。

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▶濃厚鶏そば(魚介だし)

食べているうちにMitskiがスタート。ステージにはテーブルとイスがあり、ミツキさんはテーブルの上で寝そべり脚をパタパタさせたりしながら歌う。あんな姿勢でよくちゃんと歌えるなー。ともすれば夜のお店の踊り子っぽい動きなのに、まるでフィットネスのように機械的に動くのでイヤらしさは感じられずむしろ健康的。ライブ活動はしばらく休業ということで、この個性的なパフォーマンスが観れなくなるのは残念。

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▶Mitski

レッドを後にし、グリーンでケミカルを冒頭5分ほど観つつヘブンへ移動開始。2016年のマイ年間ベストで1位に選んだThe Lumineersはこの日最も楽しみにしていたアクト。前回出演した時の昼間のグリーンステージも良かったけど、夜のヘブンの雰囲気もピッタリで、「東山食堂」のアイスチャイなど飲みつつ序盤は後方でレッドバックして観て、後半は前方で体を揺らしつつ盛り上がった。新曲もたくさんやってくれて、9月リリース予定の3作目がますます楽しみになった。

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▶The Lumineers

The Lumineersをアンコール含めフルで観たあとレッドに戻る途中でThom Yorke Tomorrow's Modern Boxesを少しだけ観ることができた。2006年のソロ作『The Eraser』収録曲「Atoms for Peace」とかやってて「懐かしい!」ってなった。

レッドに戻り、BIGYUKIを経てYaeji。DJはせず、自分でオケの再生ボタンを押して踊り歌うだけのパフォーマンスだが、なぜこの人はそれだけでこんなにかっこいいのか。歌だって決して上手い部類ではないが、ファジーなメロディを子供みたいな声でボソボソと歌うだけで、場内が妖しくデカダンなムードに包まれるさまはとってもクール。トラックはめちゃくちゃ踊れるし、(最近は女性アーティストに対してこういうこと言うのは控えたいと思っているけど)めちゃくちゃキュートだよね。特に後半、羽織ものを脱いでタンクトップ姿になってからはますます「隣の女の子」的な雰囲気でそれがまた良かった。最後は今度出るCharli XCXのアルバムに収録されるコラボ曲「February 2017 feat. Clairo and Yaeji」をプレイして終了。

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▶Yaeji

その後は去年、何回もお世話になった「ジビエBakery」にてチョコ棒パン(300円だけど中身詰まっているので結構食べ応えがある)を買ったらクロワッサンをサービスしてくれた。去年も結構サービスしてくれたしこのお店大好きなんだな。パンを食べつつKaytranadaを序盤だけ観て、この日は2時前に終了。ほんとはルーキーステージでMildrageとかも観たかったけど3時はちょっと無理だった。



【7/27 sat. 2日目】
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■怒髪天 [11:00-12:00] (グリーン)
■蓮沼執太フィル [12:15-12:35] (ヘブン)
■銀杏BOYZ [12:50-13:50] (グリーン)
■Jay Som [14:00-14:40] (レッド)
■Unknown Mortal Orchestra [14:50-15:35] (ホワイト)
■Shohei Takagi Parallela Botanica [15:45-16:30] (アヴァロン)
■Alvvays [17:50-18:25] (レッド)
■藤原さくら [18:30-19:00] (苗場食堂)
■Martin Garrix [19:05-19:10] (グリーン)
■American Football [20:00-21:50] (ホワイト)
■Sia [21:10-22:25] (グリーン)
■Death Cab For Cutie [22:30-23:30] (ホワイト)



2日目の朝は8時半過ぎに起きてのんびりと準備。「なんか今日の夜は降水確率90%らしいねー」なんて会話してたのも懐かしい。この時はまだこの後の惨劇を想像だにしていなかった。雨?フジロックなんだからそりゃ降るだろ、みたいな。

朝食は場外エリアの「NISEKO PIZZA by la Andy」にてベーコンエッグロールとキャラメルラテ。初めて食べたんだけどフジでは結構有名な人気店なんですね。半熟卵がトロットロのベーコンエッグロールは絶品で、来年以降も必ず1回は食べようと決めた。

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▶ベーコンエッグロールとキャラメルラテ

この日の一発目はグリーンにて、今年結成35周年を迎えた怒髪天。数年前にホワイトで一発目に出たときに観て、曲はよく知らないけどとにかく楽しかったのを覚えている。まさにフェスの一発目にふさわしいバンドなのでかなり前方で観た。Vo.増子さんのMCが相変わらず最高で、「俺が総理大臣になったらここに集まってくれた人たちはみんな消費税なしにしますから。後ろを通り過ぎてる人たちはみんな消費税20%ね」とか。

終わってからはヘブンで蓮沼執太フィルを少し観てから再びグリーンに戻って銀杏BOYZ。初めて観ることができたけどいろいろ衝撃的だった。身も蓋もないことを言ってしまえば「汚い」なんだろうけど、でも人間ってみんな汚いじゃん?…とにかく、マイクとマイクスタンド片付ける人は大変だなーなどと考えながら観てはいけないのだろう。「SKOOL KILL」とかかっこよかったし、音程めちゃくちゃな「ぽあだむ」すらかっこよかった。峯田は「今は雨降ってないけど、このステージの上だけ黒い雲が集まって雨が降ってステージに雷が落ちて、黒焦げになって死にたかったんですよね」みたいなことを言っていたけど、そういえばこの時は雨は全然降ってなかったんだよな。

オアシスで昨日に続いて「ジビエBakery」のチョコ棒パンを買い、食べながら(安いしワンハンドで食べれるし、ガッツリ食べる時間はないけど小腹が減っている時に最適)レッドでJay Somを観たけどちょっと期待ほどではなかったので急遽予定を変更。ホワイトに移動しUnknown Mortal Orchestraを観ることに。メンバーのお父さんがサポートで参加してたけど、なんかかっこいいチョイワルおやじだった。

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▶チョコ棒パン

続いてはアヴァロンでceroの髙城晶平による新バンド、Shohei Takagi Parallela Botanica。座って観ていたらついにポツポツと雨が。しかしそこはみんな手慣れたもので、ささっとレインウェアを着込んだのだが…。

あれよあれよと雨は強くなり、やがて土砂降り状態に。この後アヴァロンでご飯食べる予定だったのにな…これ終わるまでに止むかなーなんて思っていたけど雨は勢いを増しつつさらに降り続く。座って観ているのでいろんなところに水が溜まるし、迂闊に手を挙げて拍手でもしようものなら袖口から大量の雨が入りそうで、観客はみな地蔵のように固まって高城君のステージを観てた(笑)。

その後しばらく木陰で雨宿りしたものの、木程度で防げる雨ではなく、少し早いけどレッドのAlvvaysに移動することに。幸い、オアシスに着いた時にちょうど雨が小康状態に入ったので「渡なべ」にて海老の油そばを買い、リハの音を聴きながら座って食べた。でもAlvvaysが始まる頃には再び強い雨に。雨を避けるためにどんどん人が流れ込んできたが、強引に進む人がいたのか少し将棋倒しのようなものが起こって身の危険を感じたので途中から後方で観ることに。しかし放置イスが多いし、水はけの悪いレッド内にどんどん水が流れ込んできてだいぶカオティックになってきた。

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▶海老の油そば

そして大好きな「Party Police」をまだ聴けていないがそろそろ苗場食堂で藤原さくらの時間、ということで移動を始めたものの、やはりこの時も強い雨。足場はかなり悪いし相当な人が集まっていたけど、藤原さくらの歌声はまさにそんなコンディションの中で癒しだった。「Ellie」いい曲だなあ、とか浸ってたらレッドから「Party Police」が聞こえてきて、藤原さくらのステージを観ながら、こっちも素晴らしいのにどうしても耳がAlvvaysの音を追ってしまう…。よっぽどレッドに戻ろうかとも思ったけど、強い雨と藤原さくらの歌声が僕を動けなくさせた。

その後はMartin Garrixを横目にグリーンを横切りつつホワイトへ向かう。雨は一向に収まる気配がないし、ホワイト手前の川も濁流と化していた。ホワイトに到着しトイレを済ませ、よしアメフトの準備万端!しかし客少ないなwと思って時計を見たら、始まるまでまだ30分以上もある。どうやら時間を間違えたようだ。もっとMartin Garrixを観ればよかった。しかしこの雨の中戻るのはしんどいし、ホワイトからグリーンを往復するとなるとせいぜい10分くらいしか観れないので、ところ天国をプラプラすることに。しかし食べたかったものはみんな売り切れているし、結局木の下で休憩…と言っても座るに座れず、やはり木程度では雨は防げず、ただ茫然と30分くらい立ってた(笑)。

アメフトが始まり、なおも強く降り続ける雨のせいであまりよく見えないステージからは、グロッケンシュピールやトランペットやギターのアルペジオのただただ美しい音が聞こえてきた。終盤に近付くころ、そろそろ本日の、いや今年最大の目玉であるSiaへと移動。

いつからかゴアテックスの靴の中には大量に水が入り、歩くたびにグッチョングッチョン。Siaを待っている間もひたすら土砂降りでどんどん浸水してくる。おれフジロック20回目だけど過去最強の雨なんですけど…てな状況のなか始まったSiaは、ステージ上のお立ち台で歌い(こちらは向いているがやはり髪の毛で顔は見えない)、その周りをダンサーが曲によって一人~数人ずつ登場してMVと同様のコンテンポラリー・ダンスを見せた。スクリーンには別撮りの映像が流れていたけど、ステージ上の生映像かと見まごうほどにシンクロしていて、非常に計算しつくされたステージだということがわかる。ステージ袖にはけたダンサーが楽屋でSiaと挨拶する映像の演出で〆られたけど、あれ良かったな。正直なところ「Chandelier」は音源と比べると声が出ていないところもあったりして少し残念にも思ったけど、あの最後の演出で「最高なものを観た」って気にさせてくれた。夢の中で架空の素晴らしい映画を観たかのような非現実感を味わうことができたと思う。

デスキャブに移動しようと思ったけどZOJIRUSHIの給茶スポット付近が水没して通行不可になっていて、ホワイトに向かう道すがら左側から濁流の音がゴウゴウ聞こえてくる。これ、大丈夫なの?死人出たりしないよなと思っていたらスマホが電源落ちたまま動かない。よく見たらカメラレンズの内側に水滴があり、生活防水仕様なのにまさかの浸水でぶっ壊れた?気が気じゃない状態でデスキャブを観たけど、「Soul Meets Body」の「パラッパラッパ」のコーラスをオーディエンスに振られたものの誰も歌っていない…ように聞こえた。雨によってかき消されたのか、雨のせいでみんな歌う気が失せたのかわからないがとにかく雨のせいだ。終わってグリーンに戻るときには給茶スポット付近は完全に水没、もう片方のルートも冠水していた。冠水箇所は跨いで渡れるほどの幅ではなく、どうせもう靴もビチョビチョなんだししゃらくせー、とばしゃばしゃ渡るしかなかった。

この後はJonas Blueやルーキーステージの君島大空なども観る予定だったけど、猛烈に降り続く雨のせいで気力喪失。0時前という異例の速さで会場を後にした。しかしよく考えたらAlvvaysの前、17時くらいにごはん食べたきり何も食べていない。この雨ではオアシスや場外で食べるのも難しいので、帰り途中に近くのペンションでバナナを買って宿で食べた。あのぐちょぐちょの靴、明日も履くんだよなとか考えながら。



【7/28 sun. 3日目】
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■Stella Donnelly [12:45-13:30] (レッド)
■never young beach [13:35-13:50] (グリーン)
■Tendre [14:00-14:45] (レッド)
■Hiatus Kaiyote [14:50-15:30] (グリーン)
■熊川みゆ [15:45-16:00] (アヴァロン)
■竹原ピストル [16:05-16:10] (ヘブン)
■Vaudou Game (リハ) [16:10-16:25] (ヘブン)
■Hyukoh [16:30-17:20] (ホワイト)
■Superfly [17:30-17:50] (グリーン)
■KOHH [18:10-19:00] (ホワイト)
■Jason Mraz [19:10-19:50] (グリーン)
■Vince Staples [20:00-20:45] (ホワイト)
■The Cure [21:00-23:15] (グリーン)
■Night Tempo [23:20-23:40] (レッド)
■んoon [24:00-24:30] (ルーキー)
■揺らぎ [25:00-25:30] (ルーキー)
■Circus Abyssinia [25:30-25:45] (パレス)
■Vaudou Game [25:45-26:00] (クリスタルパレス)
■Quantic [26:10-26:30] (レッド)
■Black Boboi [26:30-27:00] (レッド)
■dodo [27:05-27:30] (ルーキー)



3日目。昨夜の雨は嘘のようにあがり、雲は多いがときどき晴れ間も見えた。しかし雨が大量に染み込んだレインウェアやシューズは数時間ではどうやっても乾ききらない。とりあえず濡れたままのシューズ履いて、この日は12時15分頃に宿を出発。10時間くらい寝たので体力はかなり回復。スマホも無事治った。

オアシスの「イスタンブールレストランGINZA」にて、毎年食べているトルコドッグ(チーズトッピング)を買ってStella Donnellyからスタート。両サイドをお団子にした髪型がかわいい。太陽も出てきたのでその後はウエアや靴を乾かす意味でグリーンの木陰でnever young beachを観て、その後はレッドでTendreを聴きつつ休憩。3日目は絶対観たい!というアーティストが比較的少なく、MYタイムテーブルはカッチリ決めずに気分次第という感じ。

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▶トルコドッグ(チーズトッピング)

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▶Stella Donnelly

Hiatus Kaiyoteはグリーンの前方で観ることに。ネイ・パームのファッションは個性的かつゴテ盛り。ポケモンのプリンがあしらわれたピンクのブーツがインパクト大。

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▶Hiatus Kaiyote

アヴァロンで熊川みゆを観つつ、途中でヘブンの竹原ピストルに向かうも予定よりも早く終わったため1曲しか観れず。わりと強めのメッセージをまくしたてるように歌っていて、70年代の日本のフォークシーンとの繋がりも感じたり。その後は奥さんと合流して、Vaudou Gameのリハ(のクセにしっかりジャム・セッションしてた)を観ながら「SAKURAGUMI」のピザ、マルゲリータ・エクストラやクワトロフォルマッジを食べつつビール。ちなみにフジロックはいつも奥さん含む4人で参加しているけど8割ぐらいは単独行動。なので移動も早いしあちこち自由気ままに動けてるってのはある。ピザ食べ終わったら再び別行動で、僕はホワイトのHyukoh、グリーンのSuperflyと行ったり来たり。Superflyはもともと観るつもりはなかったけど昨日が不完全燃焼だったせいで体力があり余ってたので観てしまった。

その場の気分で観ることを決めたKOHHは、GoProでパフォーマンスを撮影してリアルタイムでバックに流し、エフェクトを加える演出がとてもかっこよかった。「天気も良くて暑くも寒くもなく心地よいのでヤクブツの曲やります」っていうくだり最高ですね。そしてラップスキルめちゃくちゃ高いなとあらためて。

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▶KOHH

Jason Mrazも観る予定になかったけどせっかくなので「I'm Yours」聴きたいなと。カラフルな衣装のバックバンドや、シタールとカホンのセッションがあったりと楽しめた。次のVince Staplesの前に小腹が減ったのでアヴァロンまで行き、「岩原まつえんどん」の牛すじコロッケを購入。Vinceのステージを観つつ立ったまま食べ始めたけど、ここでポツポツ雨が。せっかくのアツアツ・サクサクのコロッケが…!と思い、フード被って超猫背で食べた。食べ終わったらやんだ。ステージのバックでは「アメリカお宝鑑定団ポーンスターズ」(以前CS放送で結構観てた)を含むアメリカのTV映像が流れてたけどどういうコンセプトなんだろ?Vince良かったけど、あとで奥さんから平沢進がヤバかったという話を聞き、そっち行けば良かったとちょっと後悔。

そしていよいよ大トリ、The Cure。2時間15分のステージだけどもちろんフルで観るぜ!と気合を入れ前方へ。昨日の影響でまだこの辺は足場が悪い。ロバスミは左右満遍なく歩き回って手を振ったりしてくれた。セトリも良かった。周囲は外国の人が多かったので「Friday I'm In Love」とか大盛り上がりの大合唱。

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▶The Cure

その後はオアシスでごはん。1日目に続いての「鶏小屋」で、今度は濃厚鶏そば(塩だし)にした。この鶏そばはほんと「何だし」でもウマい。レッドから漏れてくるNight TempoのDJを聴きつつのご飯とビール。話題のWink「淋しい熱帯魚」も聴けた。

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▶濃厚鶏そば(塩だし)

今年はルーキーステージで気になるアーティストが多かったけどここまで1組も観れてなくて、ようやく1組目のんoonを観ることができた。UAっぽいと言ってしまえばそれまでだけど、新人離れしたセンスと個性を持ってるしヴォーカルのキャラも良い。メンバーにハープ奏者がいるのも素敵だし、そのハープでシンセみたいな音色を出すのもユニーク。来年場内ステージに出れるのでは?

次のルーキー、揺らぎは初期のきのこ帝国に比較的近いかも。女性ヴォーカルのシューゲイザー・バンドで、かなりの人が集まっていた。その後はパレス・オブ・ワンダーでCircus Abyssiniaを観て、クリスタル・パレス・テントでVaudou Game観て、オアシスに戻り「ジビエBakery」でまたまたチョコ棒パン買ったら1本サービスしてくれた。今年このチョコ棒パンは計4本食べたなー。食べながらQuanticを観たけど、すでに持ち時間過ぎているのに締めっぽい曲の後でまた曲が始まったりして、結局大幅に時間をオーバーしたところでモヤッと終了。さっきのいいタイミングのところで時間通りに終わらせておけばよかったのに。

そんな風に感じてしまったのも、次のBlack Boboiをとても楽しみにしていたから。自分は小林うてなのファンだし、彼女が新たに組んだ女の子3人組ということで、曲ももちろんかっこよかったけどライティングとかの演出も妖しさに満ちていて良かった。Warpaintが最初のEP『Exquisite Corpse』出した時に感じたのと同じ興奮を思い出させた。女の子だけのバンドで、ダークでドープだ!って。

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▶Black Boboi

今年の締めは、この日観るルーキーでは3組目となるdodo。見た目はナードっぽいけど上半身裸で安っぽいアクセサリーを付けており、ラップのスキルは結構高い。ナードっぽくもありつつ異端児って感じで、いびつな狂気を感じる姿は何となく神聖かまってちゃんが出てきた時に近いものを感じた。でももっとぶっ飛んだパフォーマンスでも良かったかな。

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▶dodo

午前3時半、これにてフジロック2019終演。この時間までいたのは2007年にレッドでJustice(2:30-3:30)が出たとき以来じゃないかな。この日の観たアーティスト一覧もすごい数になってるけど不思議と疲れは感じなかったし、2日目の雨がツラかった分までしっかり楽しんだっていう満足感の方が強い。あの雨が最終日じゃなくてほんとに良かった。終わり良ければすべて良し。

最後に、今年のベスト・アクトです。

1. Janelle Monáe
2. Sia
3. Mitski
4. 中村佳穂
5. KOHH


次点でThe Cure、The Lumineers、Black Boboiかな。今年も良いフジロックでした。
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