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2010年代ベストアルバム

【10周年特別企画】2010年代ベスト・アルバム[50位→1位]

PUBLIC IMAGE REPUBLIC
※三代目、現ロゴ。パロディはやめてシンプルになりました


前回100位~51位前々回150位~101位に続いて2010年代のベスト・アルバムTOP150、今回は50位から1位までです。選出対象や選出基準を再度おさらいしておきます。

【選出対象】
・2010年1月から2019年12月までの間に初聴き(ストリーミングは除外)した音源1,957枚のうち、同期間中にリリースされた1,120枚
・Deluxe EditionやType-A、初回限定盤などエディションによって収録曲が異なる場合はエディション名を記載

【選出基準】
・好きな作品(メロディが良い、曲調や音がかっこいいetc)
・普遍的で長く聴ける作品
・自分の音楽嗜好に大きな影響を与えたか
・「シーンにおける重要度」「シーンに与えた影響」などは無視

では早速いきます。





No.50
Mannequin Pussy / Patience (2019)
Mannequin Pussy Patience


No.49
M83 / Junk (2016)
M83 - Junk


No.48
Taylor Swift / Red (2012)
Taylor Swift Red


No.47
Justin Timberlake / The 20/20 Experience [Deluxe Edition] (2013)
Justin Timberlake - The 2020 Experience


No.46
Oneohtrix Point Never / Garden of Delete (2015)
Oneohtrix Point Never Garden of Delete


No.45
Bring Me The Horizon / Amo (2019)
bmth_amo_201912311532265c3.jpg


No.44
Groove Armada / Black Light (2010)
groove armada black light


No.43
First Aid Kit / Ruins (2018)
First Aid Kit Ruins


No.42
乃木坂46 / 透明な色 [TYPE-B] (2015)
乃木坂46 透明な色 [TYPE-B]


No.41
M.I.A. / Matangi (2013)
mia_202002121137339e9.jpg


No.40
神聖かまってちゃん / ツン×デレ (2018)
神聖かまってちゃん ツン×デレ


No.39
Arca / Arca (2017)
Arca Arca


No.38
Jane Birkin / Birkin/Gainsbourg : le symphonique (2017)
Jane Birkin Birkin Gainsbourg le symphonique


No.37
LCD Soundsystem / This Is Happening (2010)
lcd soundsystemthis is happening


No.36
Jon Hopkins / Immunity (2013)
Jon Hopkins Immunity


No.35
Coldplay / Ghost Stories (2014)
Coldplay - Ghost Stories


No.34
Brandon Flowers / Flamingo (2010)
brandon flowersflamingo


No.33
Cocco / アダンバレエ (2016)
Cocco アダンバレエ


No.32
Vampire Weekend / Contra (2010)
vampire weekend contra


No.31
The 1975 / A Brief Inquiry Into Online Relationships (2018)
A_Brief_Inquiry_into_Online_Relationships.jpg


No.30
MGMT / Congratulation (2010)
mgmt conglaturations


No.29
Lily Allen / Sheezus [Deluxe Edition] (2014)
Lily Allen


No.28
神聖かまってちゃん / つまんね (2010)
神聖かまってちゃん つまんね


No.27 Passion Pit / Gossamer (2012)
Passion Pit


No.26 あいみょん / 瞬間的シックスセンス (2019)
aimyon_sixth.jpg


No.25
N'夙川BOYS / Timeless Melody (2013)
N夙川BOYS Timeless Melody


No.24
きのこ帝国 / タイム・ラプス (2018)
きのこ帝国 タイム・ラプス


No.23
BABYMETAL / METAL GALAXY [Japan Complete standard edition] (2019)
BBYMTL METAL GALAXY


No.22
M83 / Hurry Up, We're Dreaming (2011)
M83 - Hurry Up, We\'re Dreaming


No.21
The Killers / Battle Born (2012)
The_Killers_-_Battle_Born


No.20
Alvvays / Alvvays (2014)
Alvvays.jpg


No.19
TM NETWORK / QUIT 30 (2014)
TM NETWORK QUIT 30


No.18
Weezer / Everything Will Be Alright In The End (2014)
Weezer - Everything Will Be Alright In The End


No.17
神聖かまってちゃん / 友達を殺してまで。 (2010)
神聖かまってちゃん 友だちを殺してまで。


No.16
Beach House / Teen Dream (2010)
beach house teen dream


No.15
The 1975 / The 1975 [Deluxe Edition] (2013)
the1975-the1975.jpg


No.14
The Pains of Being Pure At Heart / Belong (2011)
POBPAH-belong


No.13
The Weeknd / Kiss Land (2013)
the-weeknd-kiss-land.jpg


No.12
The Lumineers / Cleopatra (2016)
The Lumineers - Cleopatra


No.11
Cloud Nothings / Here and Nowhere Else (2014)
Cloud Nothings - Here and Nowhere Else


No.10
きのこ帝国 / 猫とアレルギー (2015)
きのこ帝国 猫とアレルギー


No.9
Kanye West / Yeezus (2013)
Kanye West Yeezus


No.8
may.e / 私生活 (2013)
maye_shiseikatsu.jpg


No.7
Arcade Fire / Suburbs (2010)
arcade firethe suburbs


No.6
Crystal Castles / (Ⅲ) (2012)
Crystal Castles - Crystal Castles3


No.5
Birdy / Birdy [Deluxe Edition] (2011)
birdy-birdy2011


No.4
Beach House / Bloom (2012)
Beach House Bloom


No.3
きのこ帝国 / フェイクワールドワンダーランド (2014)
きのこ帝国 フェイクワールドワンダーランド


No.2
銀杏BOYZ / 光のなかに立っていてね (2014)
銀杏BOYZ 光のなかに立っていてね


No.1
Cloud Nothings / Attack On Memory (2012)

cloudnothing_Attack On Memory






1,120枚の中で頂点に立ったのは、米オハイオ発のロック・バンドCloud Nothingsの2012年の2ndアルバム『Attack On Memory』でした。

でも、これがこの10年で一番好きなアルバムかと言われたら実はそうでもなかったり。むしろ3rd『Here and Nowhere Else』の方が好きだったりするし、たぶん「10年間で一番好きなアルバム」なんて時期や気分によっても変わると思います。

ただ、「2010年代で最も重要な作品」という点では、今後何年経っても必ずこのアルバムを一番に挙げると思います。「その後の音楽の好みに多大な影響を与えた」という意味において、このアルバムは僕の人生を変えたといっても過言ではありません。

このアルバムを聴いていなかったら、以降自分が好きになったアルバムの多くとは出会っていないかも。50位内だけでみても銀杏BOYZ、Kanye West、BABYMETAL、Arca、Bring Me The Horizon、Oneohtrix Point Never、Mannequin Pussyといった作品の良さはわからなかっただろうし、興味も持たなかったかもしれません。これらはそれぞれパンクやヒップホップ、メタル、ハードコア、インダストリアル、エクスペリメンタルといったカテゴライズをされているけれども、ジャンルはさておき基本ポップでありつつ「エクストリーム(過激)」で「レフトフィールド(急進的)」な音楽だと思っています。そういった方向に視野を広げさせてくれたのが『Attack On Memory』でした。

2010年代初頭の自分は、陽性なギタポ・バンドや、ポップよりのシューゲイザー、チルウェイヴ、シンセ・ポップなど、清涼感があって音圧弱めのドラムでメロディアスなものが好きでした。Cloud Nothings自身も、2011年の1stアルバム『Cloud Nothings』ではいかにもインディっぽいチャカチャカした爽やかギター・ポップをやっていて、まさにそういうちょっとかわいらしい音楽が自分も好きだったのです。

Cloud Nothings - "Nothing's Wrong"



しかし1年後、『Attack On Memory』ではスティーヴ・アルビニをプロデューサーに迎え突然のハードコア化。先行公開された「No Future/No Past」は暗く重く、静謐な序盤から徐々に混沌とした激情をはらんでいくスロウ・コアで、見えない何かに引き寄せられる初老男性が最終的に空中に逆さ吊りになるという不穏なMVのヤバさも相まって、当時かなりの衝撃を受けました。あのバンドが1年でこんな急激な変化を…?でもなんだこれ、かっこいいぞ…!

Cloud Nothings - "No Future / No Past"



そして本作をきっかけにして自分の音楽の好みも変化していきました。「爽やかな演奏」ではなく「騒やかな演奏」を好むようになったというか。殺伐としていたりヒリヒリとした緊張感や焦燥感の漂う音楽、そしてダークで妖艶な音楽に魅了されていったのです。

例えば僕は2015年にL'Arc~en~Cielにハマったり(つい先日も彼らのライブツアーに行ってきました)、2019年にはBUCK-TICKに激ハマり(現在進行形)したほか、The CureやDavid Bowie、Led Zeppelin、Bauhaus、Siouxsie and The Bansheesなどのアルバムを集めたりしていたけど、これらだって『Attack On Memory』がなかったらハマっていなかったのでは。そう思うと、今好きな音楽の多くは『Attack On Memory』が源流になっていると言えるのです。





もう一つ、邦楽においては17位の神聖かまってちゃん『友達を殺してまで。』も重要なターニングポイントとなった作品でした。それまで僕は邦楽にあまり興味がなく、ほとんど聴いていなくて。それは歌詞の意味が分かりすぎてしまうことや、クリンナップされすぎた音がイヤだったりしたんだけど、この頃の邦楽ロックに足りないと感じていた「プリミティブさ」や「エモさ」が彼らにはあり、自虐とシニカルに満ちた歌詞はウィットに富んでいて、最初は「なんじゃこりゃ。。。」といった違和感だったもののすぐにハマっていきました。彼らとの出会いがなければ、このTOP150に入っている邦楽作品の多くは出会っていなかったかも。





その他の作品についてもいくつか触れておきたいと思います。上位の作品はこれまでも年間ベストでTOP10に入っているようなものが多いですが、10位のきのこ帝国『猫とアレルギー』は例外パターンと言えます。このアルバムは2015年の年間ベスト50枚+次点10枚の中に入れていませんでした。それどころか「PUBLIC IMAGE REPUBLIC AWARDS 2015」の「ワースト・アルバム部門」で5作品のうちの1枚に選んでいたほど。

最初聴いたときにピンと来なかったり、期待していたのと違う路線だった場合によくあるんだけど、しばらくはイマイチな評価でも、数ヶ月や数年経ってからふとしたときに「あれ、こんなに良かったっけ?」となることがたまにあります。10位~20位あたりにそういった作品が結構入ってたりしました。

Beach House / Teen Dream (2010年 年間ベスト25位)
神聖かまってちゃん / 友達を殺してまで。 (2010年 年間ベスト圏外)
Alvvays / Alvvays (2014年 年間ベスト12位)
TM NETWORK / QUIT 30 (2014年 年間ベスト次点[41位~50位レベル])
The Killers / Battle Born (2012年 年間ベスト30位)
M83 / Hurry Up, We're Dreaming (2011年 年間ベスト31位)
きのこ帝国 / フェイクワールドワンダーランド (2014年 年間ベスト16位)





リリース年別の内訳も出してみました。
2010bestalbum_graph.jpg


こうやってみると、2013年が最も豊作だったように見えます。『Attack On Memory』の翌年ということで、好みの幅が広がったことと関係しているのかな。2018年と2019年は新鮮さがある反面、「普遍的で長く聴ける作品」としての実績がないので比較的少なめになりました。2018年以降を除くと2014年は最も選出作品数が少ないけど、TOP50内の枚数が多めなのは興味深い結果。特に銀杏BOYZ、きのこ帝国、TM NETWORKといった邦楽勢が目立ちます。

一番最初の年である2010年が最もTOP50内の作品が多いのも納得。Arcade FireやLCD Soundsystem、Vampire Weekend、MGMT、Beach Houseなどインディ系メディアで高く評価されている作品が多いですが、これは2008年~2009年頃に「インディ」というものを意識し始めた(それまで呼称としては知っていたけど、「インディを聴こう」と思って聴いてはいなかった)から。「インディ」って、普段の生活の中で受動的に触れられるものではなくて、能動的に取りにいかないと触れられないような世界で。その世界をあちこち探検するのは楽しかったけど、普段の生活(TVとか友人との会話とか)の中でリマインドされないので、意識的にメモらないと一瞬で忘れ去ってしまう儚い世界でもありました。そんな音楽を自分なりにメモしたり何かと紐づけて捉えるためにこのブログを始めたので、このブログの基盤であるその頃のインディ作品が上位に多数ランクインすることは必然的とも言えるのです。





このブログを10年間続けてきて、本当に良かったと思います。「このアルバムはこの頃出会ったのか」とか「最初はそんなに好きじゃなかったんだな」「この頃、こういうのばっかり聴いてたな」みたいな記録は後で読み返しても驚きや発見があって楽しいし、たまに「うわぁこんなこと書いてやがる。完全にイタイ奴じゃん…」みたいなことも多いけどそれもご愛嬌。「IRJ(いんでぃーろっくじょし)」みたいな参加型の企画をやったり、アーティストにインタビューしたり、歌詞の和訳&分析したり、その時々でやりたいと思ったことを自由気ままにやってきました。

「ここまで続けてこれたのは読んでくれた皆さんのお陰です、ありがとうございます」なんて僕は言いません。このブログは自己満足のみをモチベーションに続けているし、多分これからもそうです。誰かのために書いていたら、10年も続かなかったと思います。「誰かのために書くこと」は「自分のその時の気持ちを克明に記録すること」と相反しがちだと思うからです。

そんなわけで2010年代のベスト・アルバム150枚でした。気が向いたらベスト・ソングもやるかも。ただ、20曲くらいでコンパクトにしないと収集つかなくなりそうだなー。
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