FC2ブログ

Albums of the Month

Albums of the Month (2020年4月)

albums_of_the_month.png

3月の頭からテレワークをしているけど、もともと超インドア派の引きこもり体質だったこともあり、ストレスのない生活(未知の部分が多いウィルスに対する精神的な不安とかは除く)を過ごすことができている。ていうか世間の多くの人、ずっと家にいるとイライラしたりするんだ…知らなかったぜ。

そんなインドア派の自分でも、年に一度はアウトドアを楽しむこともある。そう、すでに20年参加しているフジロックだ。なんだけど、今年はきっと開催中止だよね…。公式サイト上はまだアナウンスは出ていないけど、4月頭の第二弾ラインナップ発表以来、追加がされていない(例年だと隔週金曜日に追加発表があったはず)ところを見ると、おそらく中止アナウンスに向けて準備をしてるんじゃないかなと思う。残念だけどこればっかりは仕方ない。むしろ自分は第一弾の発表がされる前に中止のアナウンスがあることを望んでいたくらい(だってその方がショック少ないし)。

というわけで今月聴いた作品まとめです。


King Krule / Man Alive! (2020)
★★★★★
King Krule Man Alive


The Weeknd / After Hours (2020)
★★★★★
The Weeknd After Hours

ストリーミングで新作を全曲チェックしたり、先行シングルをYouTubeで聴いたりせずとも、無条件でアルバムを購入してしまうようなアーティストは意外なほど少ない。だけどおそらく男性ソロアーティストの中でそれに該当するのはKing KruleとThe Weekndくらいじゃないかな。

King Kruleの方は基本的には前作『The Ooz』から大きな変化はなくて、これまで通りの安定したカッコよさがある。耳に残るキャッチーなフレーズとか多くないけど、全編にわたってその「得体のしれぬカッコよさ」が煙草の煙のようにモクモクと立ち込めていて、一音一音と彼の声に存在感があり、圧倒的な個性がある。

対してThe Weekndの方は「お、なんか路線変えてきた?」みたいな作品で、ひとことで言えばキャッチー&クリーン。と言っても彼特有のダークさが完全に取り払われたわけではないけど、「Save Your Tears」みたいな"どキャッチー"なポップス路線とか、口ずさみやすい要素はこれまで以上。ダンス動画でバズった「Blinding Lights」なんかはその最たる例だし、「Hardest To Love」みたいな明るいメロディの曲(グリッチ交じりのビートがAphex Twinぽかったりもする)などにも新鮮味が感じられた。ソングライティングも極上だし各トラックのクオリティもかなり高くバラエティに富んでいて、大ヒットも頷ける内容になっている。

King Krule - "Cellular"


The Weeknd - "In Your Eyes"




ところで、ちょっと前にロッキンオン編集長の粉川氏が、The Killersはなぜ日本でブレイクできないのかみたいな記事をあげていたので読んだんだけど、正直「よくもまあこんなこと言えるな…」と思ってしまった。2012年に4作目『Battle Born』がリリースされたけど、その年のrockin' on誌の年間ベスト50に入ってなかったことおれは忘れてないからな。ちなみに『Battle Born』は超名盤だと思う。



The Cardigans / First Band on the Moon (1996)
★★★★☆
The Cardigans First Band on the Moon

そこから無理やり話を繋げると、90年代って洋楽がかなりメジャーで身近な存在だったなーと思う。映画『ロミオ+ジュリエット』に起用された「Lovefool」の大ヒットもあったとは言え、The Cardigansなんて当時の高校生の間でもかなり知名度があった。その「Lovefool」収録アルバム。

The Cardigans自体は当時から好きだったけど2008年にリリースされたベスト盤と、奥さんが所有していた2003年作『Long Gone Before Daylight』しか聴いていなかった。『Long~』はかなり好きなアルバムだし、この『First Band~』が家にあることも知っていたにもかかわらず、あまりに有名すぎるあまり聴いた気になっていたというか…よく考えたらこれ聴いたことなくね?と気付き、ようやく聴きました。そしたらThe Cardigans再評価の波が個人的に来たので、未聴の『Gran Turismo』とかも聴いてみようかな。

The Cardigans - "Lovefool"




ジュリアード管弦四重奏団 / ドヴォルザーク:「アメリカ」、スメタナ:「わが生涯より」 (1989)
★★★☆☆
juilliard american


アルゲリッチ、フレイレ、クレーメル、ファン・クーレン、マイスキーほか / サン=サーンス:「動物の謝肉祭」、リド:「フェルディナンド」、メシュヴィッツ:「動物の祈り」、リド:「小さな悲しい音」
★★★☆☆
animaux.jpg

ここで唐突にクラシックの2枚。先月BUCK-TICKの楽曲をベルリン室内管弦楽団がアレンジした1990年作『Symphonic Buck-Tick in Berlin』を購入したけど、その流れでクラシックいいなーと思ったのがきっかけ。この2枚のアルバムも奥さん所有で家にあったものだけど、自分はクラシックは全く通ってきていないので、作曲者名と演奏者名の表記をどうすればいいか軽く混乱。しかもクラシックのCDってニコイチみたいなのが多いんだなあ、知らんかった。

あ、「動物の謝肉祭」組曲の中の「象」って、フリッパーズ・ギター「世界塔よ永遠に」のサンプリングネタのひとつだったのか!



で、クラシックに興味を持つきっかけを与えたB-T、今月はこの2枚。

BUCK-TICK / memento mori (2009)
★★★★☆
bt memento mori


BUCK-TICK / RAZZLE DAZZLE (2010)
★★★☆☆
bt RAZZLE DAZZLE

『memento mori』はややガレージ・パンク寄りで、ライブ映えする曲が多い印象。1曲目の「真っ赤な夜 -Bloody-」がめちゃくちゃかっこよくて冒頭から痺れる。「アンブレラ」はそこはかとなくジュリー臭がするけど、タイトルがジュリーっぽい(ていうかそのまんま)のはむしろ次の曲「勝手にしやがれ」だったりする。昨年末のライブで聴けた「Coyote」や「Jonathan Jet-Coaster」も収録。

『RAZZLE DAZZLE』は、またよく1年でこんなガラッと変えてくるな…というくらいダンサブルな曲が中心。微妙にダサい感じで、「羽虫のように」なんかはどことなく氣志團っぽくもある(笑)。いい意味でズッコケていると、しかしアルバム後半には以降の彼らの方向性を決定づけるようなゴシックな「くちづけ -SERIAL THRILL KISSER-」(超好き)、「月下麗人」、さらにちょっとラルクっぽい「夢幻」やラップ(?)交じりのガレージロック「TANGO Swanka」が続き、なんだか混沌としてきた。うーむ、このカオス具合もB-Tの魅力の一つだし好きな曲は超好きなんだけど、例えば『十三階は月光』みたいなコンセプチュアルな作品の方が比較的好きなので、アルバム全体としてはこんな評価かな。でも、結成から25年経っても全15曲入りのアルバムを2年連続で出せるクリエイティヴィティには脱帽するばかり。

5月には、未聴の残り2作『Romanesque』と『Seventh Heaven』が我が家に届き、ついに全オリジナル・アルバムをコンプリートする予定。こちらも楽しみ。
関連記事
スポンサーサイト



Twitter RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加 はてなブックマークに追加
次のページ
新譜リリース情報(2020年5月)
新着
新譜リリース情報(2020年7月)
Albums of the Month (2020年6月)
BUCK-TICKにどハマりしたのでそのきっかけや魅力などいろいろ語ってみた<後編>
BUCK-TICKにどハマりしたのでそのきっかけや魅力などいろいろ語ってみた<前編>
新譜リリース情報(2020年6月)
Albums of the Month (2020年5月)
新譜リリース情報(2020年5月)
Albums of the Month (2020年4月)
新譜リリース情報(2020年4月)
Albums of the Month (2020年3月)
タグ
King Krule   The Weeknd   BUCK-TICK  
プロフィール

PUBLIC IMAGE REPUBLIC

Author:PUBLIC IMAGE REPUBLIC
聴いた音楽の感想、リリース情報まとめ、ライブレポートなど

カテゴリ
月別アーカイブ
QRコード

Page Top

Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ