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00年代インディー・ロック・アンセムBEST50

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【Anthem(アンセム)】

元々の意味は聖公会の教会音楽の一種、聖歌、交唱賛美歌、国歌のこと。特定の集団や行事の象徴としての賛歌、応援歌、祝いの歌、祝曲、テーマ曲。例として、CL(Champions League)アンセム、公式アンセムなど。

転じて、ある音楽ジャンルや音楽ムーブメント、サブカルチャー等のシンボルとみなされる代表曲のこと。さらに意味を弱めて定番曲、名曲のこと。

出展:ポップス・ロックからクラブミュージックまで、オールジャンルの洋楽情報専門サイト YGDB 洋楽データバンク
http://www.yogaku-databank.net/anthem/





自分にとって、ノスタルジアを感じさせる音楽と言えば80年代や90年代のものであり、00年代以降なんてつい最近じゃないかと思っていたけど、実は最大で20年以上の月日が経っていることに気付いた(←遅)。

20年も昔の音楽って、例えば自分がロック系の音楽への興味が芽生えた90年代半ばから見れば70年代中盤の音楽にあたる。しかし、殊に生音中心のロック系に限ると、90年代と70年代とでは全く音の質感が異なるのに対し、20年代と00年代はそこまでの違いは感じられない。00年代の音楽に「20年前の音楽」という印象を抱かないのは、そんな要因もあるのだろう。

学生時代は、雑誌やフリーペーパーなどで「70年代ロック名盤」みたいなカタログを見ていろいろ聴き漁ったものだった。しかし新しい世代に語り継ぐべき00年代の名盤・名曲は何があるだろうか。これまでこのブログでは、自分の主観のみで選んだ、「MYベスト・ソング」的なものは何度か書いてきたが、今回は客観性も視野に入れ、「この時代を代表するインディー・ロックの曲といえばこれだよね」「この曲を聴くと当時のインディー・ロック・シーンを思い出す」みたいな目線で、00年代のインディー・ロックにおけるベスト・アンセムを考えてみたいと思う。「アンセム度」はアメリカやイギリスなど国ごとでも大きく異なるので、あくまで日本基準で選んだつもりだ。

1アーティストにつき1曲までで、選出基準としては「(インディー好きの間で知名度があること」50%、「ライブで演奏されたりDJがプレイした時に盛り上がる曲であること」40%、「自分が好きな曲であること」10%という感じ。インディー・ロックに絞ったのは、00年代は自分が最もインディー・ロックにのめり込んでいた時期だったし、メインストリームのポップスも入れると「アンセム」の定義がブレそうだったから。あと、自分がフィジカルまたはデジタルで音源を所有している曲のみを対象とした。「何でアレが入ってないん?」と思ったら、あーこの人は音源持ってないんだなと思ってください。





#50 Battles - "Atlas"
『Mirrored』(2007)収録



#49 Metronomy - "Radio Ladio"
『Nights Out』 (2008)収録



#48 Editors - "Papillon"
『In This Light and on This Evening』(2009)収録



#47 Foals - "Hummer"
『Antidotes』(2008)ボーナス・トラックとして収録



#46 Mumm-Ra - "She's Got You High"
『These Things Move in Threes』(2007)収録



#45 Yeah Yeah Yeahs - "Maps"
『Fever to Tell』(2003)収録



#44 The Kooks - "Always Where I Need to Be"
『Konk』(2008)収録



#43 Black Kids - "I'm Not Gonna Teach Your Boyfriend How to Dance with You"
『Partie Traumatic』(2008)収録



#42 Fleet Foxes - "White Winter Hymnal"
『Fleet Foxes』(2008)収録



#41 Feist - "1234"
『The Reminder』(2007)収録



#40 Cajun Dance Party - "Amylase"
『The Colourful Life』(2008)収録



#39 Girls - "Lust for Life"
『Album』(2009)収録



#38 Digitalism - "Pogo"
『Idealism』(2007)収録



#37 The xx - "Islands"
『xx』(2009)収録



#36 Lily Allen - "Smile"
『Alright, Still』(2006)収録



#35 Vitalic - "My Friend Dario"
『OK Cowboy』(2005)収録



#34 The Temper Trap - "Sweet Disposition"
『Conditions』(2009)収録



#33 Caesars - "Jerk It Out"
『Paper Tigers』(2005)収録



#32 La Roux - "Bulletproof"
『La Roux』(2009)収録



#31 Passion Pit - "Sleepyhead"
『Chunk of Change』(2008)、『Manners』(2009)収録



#30 Animal Collective - "My Girls"
『Merriweather Post Pavilion』(2009)収録



#29 Late of the Pier - "Focker"
『Fantasy Black Channel』(2008)収録



#28 LCD Soundsystem - "Daft Punk Is Playing at My House"
『LCD Soundsystem』(2005)収録



#27 The Fratellis - "Flathead"
『Costello Music』(2006)収録



#26 Phoenix - "Lisztomania"
『Wolfgang Amadeus Phoenix』(2009)収録



#25 The Music - "The People"
『The Music』(2002)収録



#24 Klaxons - "Atlantis to Interzone"
『Myths of the Near Future』(2007)収録



#23 The Drums - "Let's Go Surfing"
『Summertime! EP』(2009)収録



#22 Vampire Weekend - "A-Punk"
『Vampire Weekend』(2008)収録



#21 Muse - "Plug In Baby"
『Origin of Symmetry』(2001)収録



#20 Mando Diao - "The Band"
『Bring 'Em In』(2002/2003)収録



#19 The Flaming Lips - "Do You Realize??"
『Yoshimi Battles the Pink Robots』(2002)収録



#18 Justice - "D.A.N.C.E."
『Cross』(2007)収録



#17 The Ting Tings - "Shut Up and Let Me Go"
『We Started Nothing』(2008)収録



#16 Amy Winehouse - "Rehab"
『Back to Black』(2006)収録



#15 Kings of Leon - "Use Somebody"
『Only by the Night』(2008)収録



#14 Friendly Fires - "Paris"
『Friendly Fires』(2008)収録



#13 The Libertines - "Don't Look Back Into the Sun"
『The Libertines』(2004)ボーナス・トラックとして収録



#12 Arctic Monkeys - "I Bet You Look Good on the Dancefloor"
『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』(2006)収録



#11 Gnarls Barkley - "Crazy"
『St. Elsewhere』(2006)収録



#10 The Rapture - "House of Jealous Lovers"
『Echoes』(2003)収録




#9 MIKA - "We Are Golden"
『The Boy Who Knew Too Much』(2009)収録




#8 Kasabian - "Club Foot"
『Kasabian』(2004)収録




#7 Franz Ferdinand - "Take Me Out"
『Franz Ferdinand』(2004)収録




#6 Jet - "Are You Gonna Be My Girl"
『Get Born』(2003)収録




#5 MGMT - "Kids"
『Oracular Spectacular』(2007)収録




#4 Arcade Fire - "Wake Up"
『Funeral』(2004)収録




#3 The Killers - "Mr. Brightside"
『Hot Fuss』(2004)収録




#2 The White Stripes - "Seven Nation Army"
『Elephant』(2003)




#1 The Strokes - "Last Nite"
『Is This It』(2001)収録





▼Spotifyプレイリストも作成。曲順はランク通りではなく、DJで流すときのイメージで流れを重視。Digitalismのみオリジナルがなかったのでリミックス・バージョン。






ここまで書いておいてアレだけど、インディー・ロックの定義は自分でもわかっていないし、そもそも定義なんてないに等しいと思う。なので曲によっては、メインストリームでも大ヒットしたために普通の「ロック」や「ポップス」として括られそうなものもあるけど、個人的にインディー・ロックと見做しているものは対象に入れた。例えばThe KillersやKings of LeonやMuseはギリ範囲内。だけどColdplayは違うという感じで、まあ気まぐれである。

全体を眺めて気付いたけど、90年代以前からいるアーティストの曲が非常に少ない。というか、どうもThe Strokes以前からいるアーティストは「インディー・ロック」というよりも「オルタナティヴ・ロック」というイメージが強い。もちろん90年代にも、ベルセバとかYo La Tengo、Neutral Milk Hotel、Wilcoみたいなインディー・ロックは存在していたけど、どちらかというとインディー・レーベル(MatadorとかChemical UndergroundとかSUB POPとか)の所属であることが重要なファクターだったように思う。そんな中で、80~90年代からインディー・ロック然として存在感を示していたThe Flaming Lipsが、00年代にもしっかりとアンセムを生んでいるのは単純に凄いなと思った。そしてもちろん、2000年というジャストなタイミングで「以前」と「以降」を作ってしまったThe Strokesもやはり偉大だ。

また、イギリスで90年代に活躍したバンドも少ない結果となった。RadioheadやOasisは2000年代に限ると「コレ!」といった1曲がなかったり(「Everything in Its Right Place」は00年代の「重要曲」ではあるものの、アンセムと言われると微妙)。あ、Primal Screamはインディー・ロックのイメージあるしダンス・ロック・アンセム『Swastika Eyes』があるぞ!と思ったけど、シングルとしてリリースされたのは99年だったので除外(2000年のアルバム『XTRMNTR』に収録されてはいるが)。

インディー・ロックの定義はわからないが、少なくとも「生演奏によるバンド音楽」ということはないだろうから、JusticeやDigitalismといったエレクトロ系アーティストもいくつか入っている。あの時代のエレクトロ勢はインディー・バンドの曲のリミックスを手掛けることが多くて親和性が高かったし。そもそも自分は2000年代中盤からギター・ロックへの興味を失ってしまいエレクトロ系ばかり聴いていたけど、彼らのリミックスをきっかけにインディー・ロックに興味を抱いたようなものだ。Kitsuné Maison。snoozerに掲載されていたCLUB SNOOZERオフィスチャート。WONDERKIND。HARD TO EXPLAIN。GAN-BAN NIGHT。AppleのCM。サマソニのDANCE STAGE。BRITISH ANTHEMS。ニュー・レイヴ&ニュー・エキセントリック。"トム・ヨーク絶賛!"(←笑)。ああ、懐かしい。「ついこないだ」だと思っていた00年代も、ついに懐かしむべき時代になったのだなあ(しみじみ)。

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