AWARDS[2010年]

PUBLIC IMAGE REPUBLIC AWARDS 2010 <第一部>

明けましておめでとうございます。2011年最初の投稿になります。本年もどうぞよろしくお願いします!


さて、2010年の音楽シーンを振り返ると、良作が豊富な年ではあったけど、リスナーの趣向やムーブメントも細分化され過ぎて、大きなうねりがなかった、言うなれば特大のアンセムや普遍的な名盤が少なかったのも事実。チルウェイブやシューゲイザーやダブステップが2、3年後、ムーブメントとして衰退しているか進化しているかはわかりませんが、その頃も名盤として存在しうる作品であってほしいものです。ただいずれにしても、2010年という年がこれまでの人生で最もエキサイティングで、音楽の素晴らしさをあらためて実感した年として記憶されることは間違いないと思います。

そんな2010年を、当ブログ「PUBLIC IMAGE REPUBLIC」のAUTHORであるわたくしDavid Garleがランキング形式で、全四回に分けて振り返りたいと思います。

まずはランキング項目を紹介しておきます。

第一部・・・割とオーソドックスなランキング。
<Best Artist>
(最優秀アーティスト)

<Best Music Video>
(最優秀ミュージック・ビデオ)

<Worst Music Video>
(最悪だったミュージック・ビデオ)

<Best Artwork>
(最優秀ジャケット・アートワーク)

<Best Player>
(最も評価すべきプレイヤー)

<Best Live Event>
(最優秀ライブイベント/フェス)

<Best Live Performance>
(最優秀ライブ・パフォーマンス)

<Best Japanese Artist>
(最優秀日本人アーティスト)


第二部・・・ちょっと掘り下げます。
<Most Impressive Songs>
(最も印象的だった曲)

<Coolest Male Icon>
(最もカッコよかった男性)

<Coolest Female Icon>
(最もカッコよかった女性)

<Best New Comer>
(2010年の新人賞)

<10 Brightest Hopes of 2011>
(2011年デビューアルバムが期待の10組)

<Best Revivals>
(以前から知っていたけど、2010年に再評価したアーティスト)

<First Time For Me>
(アルバムは出していないけど、2010年に初聴きしたアーティスト)


第三部・・・いよいよ年間アルバムランキング。まずは21位以下から。
<Best Album of 2010 TOP21-50>
(年間ベストアルバム21位~50位)


第四部・・・そして、TOP20の発表です。
<Best Album of 2010 TOP1-20>
(年間ベストアルバム1位~20位)


それではさっそく、第一部を始めます。項目によってベスト3だったりベスト5だったりするのはご愛嬌。




<Best Artist>
(最優秀アーティスト)

best artist 2010

No.1 - Ash
26曲ものクオリティの高いシングル作品を出し続けた点を評価。
リリース形態としても画期的であり、今後の活動も大いに期待させてくれます。

No.2 - Arcade Fire
インディレーベルからのリリースでありながら英米で1位を記録し、Googleと組んだインタラクティブPVなど
常に斬新な手法を追い求める姿勢を高く評価。音楽性も、より幅を広げ、16曲収録でありながら散漫な印象にならずにまとめ上げるのはなかなかできることではありません。

No.3 - Vampire Weekend
さまざまな音楽ジャンルを取り入れつつも、どれも各ジャンルの定型ではなくしっかり彼らなりに表現している点を評価。変化を恐れず、ポップであることを忘れず、ミュージックビデオも含めて常にクリエイティブな姿勢を感じさせてくれました。




<Best Music Video>
(最優秀ミュージック・ビデオ)


No.1 - Aracade Fire / We Used To Wait
このPVは完成形の「観る」映像作品ではないので、動画は貼りつけません。いわゆるインタラクティヴPVで、観る人が自分で完成させ、体験するPV。これを初めて体験した時の衝撃は、今年の最大だったかも。
こちらのサイトでGoogle Chromeをインストールすると観ることができます。


No.2 - OK Go / This Too Shall Pass

とにかくアイデアの素晴らしさと、努力を惜しまない姿勢に脱帽。なんでも40回近く撮り直したそうで、成功テイクは7回だったそう。1回の成功テイクに満足せず、7回も成功テイクを撮るというプライドと意志の強さ!ちなみにこのPVをYoutubeで外部埋め込み禁止にしようとするレコード会社とモメた末、決裂。晴れてインディ所属となりました。今後も、こうるさいレコード会社にあーだこーだ言われずに、楽しいPVをたくさん生みだしてほしいところです。


No.3 - LCD Soundsystem / Home

このPVを観るまでは、アルバム"This Is Happening"の中で"All I Want"が一番好きだったのですが…このPVを観た瞬間、一番好きになりました。いろいろと深いメッセージが感じられる点もいいです。ミシェル・ゴンドリー的なストーリーが素敵です。


No.4 - Ok Go / End Love

2位に続いて4位も彼ら。撮影途中に休憩は入れてるだろうにしても、長時間の撮影となったことは間違いないのでメンバー本人と撮影スタッフの心意気には頭が下がります。「この動きを早回ししたら面白いだろう」という各アイデアも秀逸です。


No.5 - Vampire Weekend / Giving Up The Gun

ジョナス・ブラザーズのジョー・ジョナス、ジェイク・ギレンホール、リル・ジョン、RZAと、豪華な出演者のによるPV。日本語テロップや、火の玉ショット、牛乳ぶっかけなど見どころ満載。まさにおバカPVです。




<Worst Music Video>
(最悪だったミュージック・ビデオ)


No.1 - Hot Chip / I Feel Better

いや、このPV実は大好きなんです。でもなんか、きっとメンバーと監督が「最悪なPV作ろうぜ!」って意気込んで作った感じがするので、一番の賛辞は「最悪PV賞」を与えることかな、と思いまして(笑)。PVを観ながら聴くと、前半がほんとにアイドルユニットの曲に思えてくるから不思議。ちなみにHot Chipのメンバーはビームで全員殺されます(笑)


No.2 - Klaxons / Twin Flames
※閲覧注意

こちらが本当の「最悪だったビデオ」。これはYoutubeでも削除されたみたいですが、リアルにドン引きした人が続出したみたいです。


No.3 - M.I.A. / Born Free
※閲覧注意

強いメッセージを持ったPV。赤毛の少年が連行され、虐殺される映像はショッキングですが、これと同じ不条理な迫害があちこちで起きてるんだということを呼びかけています。平和な世の中にするには、残虐な現実を世界の人が知り、それを止めさせるための活動を起こさせなければいけないのです。内戦状態だったスリランカ出身のM.I.A.だからこそ放つことができるメッセージは確かに心に響きましたが、あまりにショッキングな描写に二度観返すことはなかったPV。「最悪だったミュージック・ビデオ」というよりは、「最悪な現実を見せ付けられたミュージック・ビデオ」というべきでしょうか。




<Best Artwork>
(最優秀ジャケット・アートワーク)


No.1 - Beach House / Teen Dream
beach house teen dream

No.2 - MGMT / Congratulations
mgmt	 conglaturations

No.3 - Best Coast / Crazy For You
best coast	crazy for you

No.4 - Scissor Sisters / Night Work
scissor sisters	nite work

No.5 - Wild Nothing / Gemini
wild nothing	gemini


Beach Houseは、1曲目の"Zebra"というタイトルと、アルバムを通してのメルヘンチックでサイケデリックな音世界と完全に一致したイメージのジャケット。同様にMGMTも、カラフルでポップでサーフなサイケデリアをうまく1枚の絵に封じ込めた、まさに音のイメージ通りのジャケットが秀逸。いずれも、ジャケット内にいっさいの文字を入れないというところも余計なイメージを与えず、効果的だったと思います。
Best Coastは音楽同様、カリフォルニアのまぶしい太陽をイメージし、デブ猫がなんともかわいらしいジャケット。60年代のアメリカのポスターみたいな雰囲気がいいです。
Scissor Sistersは、アメリカの有名な写真家ロバート・メイプルソープの写真を引用。妖しく煌びやかな世界観をうまく表しています。Wild Nothingも同様に白黒ですが、こちらはただ顔を左右反転して重ねているだけなのに、なぜか引き込まれる不思議な魅力があります。





<Best Player>
(最も評価すべきプレイヤー)

シンガーも含め、パフォーマンス中の姿がカッコよかったり、プレイが神掛っていた人たち。

best performer 2010

No.1 - Jonathan Pierce & Jacob Graham (The Drums, Vocal & Tambourine)
No.2 - Stella Mozgawa (Warpaint, Drums)
No.3 - Mattew Bellamy (Muse,Vocal & Guitar)


ドラムスは、この仲良し2人のコンビネーションの妙が素晴らしいというのもあるので、ペア受賞にしました。ライブでの2人のコミカルな動きは最高です。2位は、ライブは未見ですが、CDで素晴らしいセンスのドラミングを聴かせてくれるWarpaintのステラ。2011年はぜひとも生で観たい!フジロックでの圧巻のパフォーマンスが神掛っていたマシューも、素晴らしかったです。




<Best Live Event>
(最優秀ライブイベント/フェス)


No.1 - Fuji Rock Festival (7/30~8/1 苗場スキーリゾート)
No.2 - F1 Abu Dhabi GP After-Race Concert (Prince & Linkin Park) (11/13-14 Abu Dhabi,UAE)
No.3 - Atari Teenage Riot (8/6 恵比寿リキッドルーム)


1位のフジロックは言わずもがな。2位はUAE(アラブ首長国連邦)にF1を観に行った際のアフターレースコンサートで観たプリンス殿下とリンキン。殿下のライブの盛り上がりはハンパなかったです。ハンパないと言えば、サマソニに先駆けて恵比寿リキッドで行われたアタリ。復活後初来日ということで、まさに熱狂でした。




<Best Live Performance>
(最優秀ライブ・パフォーマンス)


No.1 - Atoms For Peace (Fuji Rock Festival)
No.2 - Muse (Fuji Rock Festival)
No.3 - The Drums (Summersonic)


2010年のフジは、他にもシザーシスターズやThe XXなど、たくさんの名ライブを観ることができました。
3位のドラムスは、実際に生で観たわけではないのですが、ライブ映像を観てかなり最高だったので入れてしまいました(笑)。




<Best Japanese Artist>
(最優秀日本人アーティスト)

best japanese artist

No.1 - 神聖かまってちゃん (写真上段左)
No.2 - The Suzan (写真下段)
No.3 - トクマルシューゴ (写真上段右)

神聖かまってちゃんは、「の子」のキャラや歌詞・曲名・パフォーマンスまですべてが刺激的で、最初は拒否反応を起こしたもののいつの間にかネットで情報を集めていました。The Suzanは海外デビューして海外メディアでも高く評価され、アルバムも素晴らしかった。トクマルシューゴもアルバムはハイクオリティで、アメリカでは2011年にアルバムデビュー。メディアからは「ポスト・コーネリアス」とも評価されていて、今後の活躍が大いに期待です。


というわけで、続きの第二部~第四部はまた後日アップします。2011年も「PUBLIC IMAGE REPUBLIC」をよろしくお願いします^^v

⇒年間ベストアルバム1位~10位へ

⇒年間ベストアルバム11位~20位へ

⇒年間ベストアルバム21位~50位へ

⇒ミュージック・アワード第二部へ
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